第四話 好きだよ。
「えっと、お話って何ですか……?」人が少ないもみの木の下に来て、数分経ったので聞いてみる。
「……。」真っ赤な顔で黙っているから大丈夫かなぁ?顔、真っ赤ですけど大丈夫ですか?と言おうとすると、森谷君が決意した顔で言った。
「話っていうのは……。」
「桜花 春乃さん……あなたのことが好きです!付き合って下さい。」
……い、今なんて言った!?わ、私のことが好きって言った!?これは夢?一人であたふたしていると暗い顔で、やっぱりだめだよね……。こんな俺じゃ……。とつぶやいていた。そんな彼が愛おしくて、大好きで、思わず
「私もずっと大好きでした!いつも思いやりがあって、皆の中心にいて……、と、とにかく大好きです!!」……言ってしまった……どうしよう……。真っ赤な顔で下を向いていると、ようやく理解したようで驚いている森谷君の様子が感じ取れる。
「じゃ、じゃあ付き合ってくれますか?」
「も、もちろんです!!」
「……!」急に抱きしめてきた。明日でもうフランス行くのに、ありがとう……。と、また呟いている。そうして今日付き合い始めた私達だった。
一日早いけれど森谷君は、私にクリスマスプレゼントをくれました。
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