前世ではできなかったことをやり遂げる

夜ご飯

なんでだろう?

「ここはどこだろうか、世界にはこんなにも明るい場所があったのか。」

これがこの場所にいたことを気づいて一番に思ったことだ。それにこの場所はとても広く障害物が全くないようだ。


「気づきましたか?」

急に世界が変わった。まるで神話のような奇跡だった。そして前には緑色の服ををきたとても美しい男の方がいらっしゃった。

「気づいたとは、どういうことですか?意識が戻ったことですか?それともあなたが話しかけていることですか?将又世界に障害物がないことですか?その他に「もう大丈夫ですよ、答えは出ているようですから」なら、答えは何ですか?」


男の方は少し引いているようだ、余りにも珍しい光景だったから少ししゃべりすぎたようだこれは失礼なことをしてしまったな。


「答えは全てです。今までここに来た人は大体最初の疑問で終わっているので、とても適応力がある方なのでしょうね」

洞察力に関してはそれを生かす機会がなかったため、人に言われ初めて気づいた自分の長所な為これは大事にしたいですね。


「ところで、ここはどこでしょうか?」

「ここは所謂、死後の空間というところです」


いきなりそんなことを言われましたが、この発言から察するに私は死んでしまったんだろうな。それに死後の世界ではなく、死後の空間というのも気になりますね後で聞いてみましょう。


「あなたの場合気づいているかもしれませんが、あなたは死んでしまいました。」

「やはり、そうですか。しかし私はなぜここに呼ばれたのですか?それとも死んでしまった方々は皆さんここに来るのですか?」


「いいえ、あなたが特別に呼ばれました。あなたをここに呼んだ理由は、あなたが面白いモノを持っていたからです。」

「面白いモノとは?」

「先ほど話した通り、あなたのその適応力です。」


たしかに、面白いかもしれませんね。何故なら自分ですらいまここで気づきましたし


「なので、呼んだんですか?」

「はい、そうですね。あなたは折角その才能があったのに前の世界では生かせませていなかったため、特別に来世ではその才能を十分に生かすために今世での記憶を引継ぎ、記憶と才能を組み合わせやり遂げられなかったことをできるように頑張ってください。この条件をあなたは飲み、転生しますか?飲まない場合はこのまま天国ですよ。」


「転生させていただきます。」

「わかりました。では頑張ってください」

「さようなら」




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