光る海
A氏は、毎日仕事で多忙である。
彼は、ある日考えた。
「そうだ!旅行へ行こう!」
そう実行しようと考えたA氏は、最寄り駅近くにある旅行代理店に行った。
夏が近づく今は、夏の特別プランといった広告やチラシを掲げているのが殆どであった。
ふと、A氏はあるチラシを見つけた。それは、『夜に光る海』と書いてあり、夜に光る海の写真が記載されていた。
A氏は、チラシを貰うと早速帰宅し、旅行の計画を経てた。
1ヶ月後、A氏は会社から有給休暇を貰い、2泊3日で光る海の近くのホテルへ泊まった。
1日目、A氏は早速光る海を見に行き、写真を撮った。
「綺麗だ〜。これはもしかしてホタルイカだろうか」
A氏は数日前テレビで見たホタルイカの話を思い出した。よく見ようと海に近いたが、ホタルイカはいなかった。
2日目の夜、もう一度真相を確かめるべくA氏は海へ行った。
昨日同様海に近づき、今度は手で触れてみた。
次の瞬間停電のように海は一斉に暗くなった。
そんな様子を見たA氏は座り込んでしまった。
この時から海に触れた事をA氏はずっと後悔するのであった。
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