陰キャのわたしが陽キャな彼女のオーバーパンツを脱がす物語

黒巻雷鳴

陰キャのわたしが陽キャな彼女のオーバーパンツを脱がす物語

 放課後の教室には、わたしと彼女のふたりだけが残っていた。

 百瀬ももせゆかり、愛称は『もっさん』。スクールカースト上位に位置する彼女と、最下層の陰キャなわたしに共通点なんて特にない。会話もなければ、挨拶すらしたこともない。

 それでもわたしは、彼女のことが好きだ。性的な意味でも興味がある。

 どうしても彼女と〝お近づき〟になりたいわたしは、ある計画を考えた。

 そして、きょうこの時、それを実行に移す。


「あっ……あの……百瀬さん……百瀬さん……」


 自分の席でスマホゲームに熱中している彼女は、いくら話しかけても気づく素振りを見せない。わたしは立ち上がり、そばまで近づいてもう一度声をかけた。


「えっ? なに? あ、ごめん……ちょっと待ってて……よし!」


 軽快に画面に触れてゲームを終了させた彼女が、わたしを見上げる。間近で見ると、つぶらな瞳がよりいっそう可愛い。


「どうしたの?」

「う、うん。あのね……わたしって根暗でしょ? それでね、そのう……」

「は? 根暗? んー、おとなしいとは思うけど……えーっと、ごめん! 〝なにさん〟だっけ?」

山田やまだです……」

「オッケー。で、やまちゃん・・・・・は、どうしたいのかな?」


 さすがは陽キャ。速攻でわたしは『名無しの誰か』から『やまちゃん』へと格上げされた。お笑い芸人みたいなネーミングだけど、正直うれしかった。


「あっ、あのね……わたしも百瀬さんみたく、明るい女の子になりたいな……って」

「え? わたし? わたしって、言われるほど明るいかなぁ?」


 うん、めっちゃ明るいって。姿勢を正しつつ髪をき上げるその仕種しぐさも、あたりに花びらや小鳥が舞い踊って見えちゃうくらいに。


「それでね、まずはカタチから入ろうかなって思ったんだけど……」

「カタチ? カタチって、服装のこと? 髪型とか?」

「髪型もそうなんだけどね、スカートの丈を短くしたいなって……」

「あー! はいはい! いいじゃん、やれば。わたしも限界まで攻めてるし」

「うん……でね、スカートの丈が短くなると……その、見えちゃう・・・・・でしょ?」

「うん。だからオーバーパンツ穿いてるよ」


 オーバーパンツ。

 わたしは、この時・この瞬間を狙っていた。


「よかったぁ! わたし、オーバーパンツ1枚も持ってないんだ。だからね、穿き心地とか全然わからなくって……その……おかしく聞こえるかもしれないけれど……百瀬さん、ちょっと貸してくれないかな?」


 わたしの無茶なお願いに、彼女は何度もまぶたを瞬かせる。

 大丈夫、これも計算のうちだ。


「貸すって…………あっ、うん…………じ、じゃあさ、あした持ってく──」

「いま穿き心地を知りたいから、いま貸してくれないかな!? だってほら、わたし一度もオーバーパンツ穿いたことないからさッ! スカートの丈、短くしたことないからぁぁぁぁッッッ!!」


 彼女の両肩を掴んで絶叫するわたしのテンションの異常な高さに恐怖したのか、彼女は──もっさんの顔色は青ざめ、涙目にもなっていた。


「う……うん。わかったから、落ち着いて話そうよ。ちょっと待っててください……」


 もっさんは小刻みに震えながら立ち上がると、両手をスカートの中に入れる。そして、黒いオーバーパンツをずり下ろした。


「ど、どうぞ……」


 目の前に差し出される、脱ぎたてホヤホヤの財宝トレジャー

 においを嗅ぎたい欲求を堪えつつ、平静を装って受け取った。

 ああ、遂にこの時が──もっさんとひとつになれる喜びで、わたしの心のチ○コはフル勃起した。


「では、いただきます(?)」


 ゆっくりと足ぐりに太股をとおす。

 もっさんのぬくもりと残り香に包まれる喜びで、わたしの心のチ○コはより硬くフル勃起した。


「あたたかい……」


 これも運命なのだろう。オーバーパンツは奇跡的にジャストフイットし、股間に食い込んで快感をもたらしてくれた。

 言わずもがな、わたしの心のチ○コは最上級にフル勃起した。






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