百聞は一見に如かず
「皆さん、待ってもらえますか?」別室へ移動しようとしていた韋駄天達を真白が呼び止める。「どうしました真白さ…!真白さん、その目!」瞳は、真白の青く光る目を見て思わず声を上げる。「それって「哀しみ」の情力じゃないの!?」続けて韋駄天が驚嘆する。「ええ。先程わたしの中の青さんが教えてくれた力、それを今から使います。」「力…?」皆の視線を集め、真白は説明を始めた。
「その力の名は「
「
”Ms.Charlotte, please tell me all what you know about “Green Bar”, it’s enough for me.”
(シャーロットさん、「グリーン・バール」についてあなたが知っていることを全て教えてください、それだけで十分です。)
真白が英語でシャーロットに告げる。シャーロットは戸惑った様子で瞳を見たが、大丈夫、と頷く彼女を見て話し始めた。
”O.K. Ms.Mashiro. “Green bar” consists of three girls, but no one knows the face of them. Honestly I don’t know them well, but all of them are expert of robbery, they hardly failed...Oh! There are some strange facts.
(分かりました、真白さん。「グリーン・バール」は三人で構成されています、しかし顔は知られていない。正直私もよくは知らないのですが、その全員が強盗の専門家です、彼らはほとんどミスを犯しません…あぁ!それといくつか奇妙なことがありますね。)
They break buildings, it’s natural. However, they seldom hurt civil. On the contrary, they sometimes scatter notes from the sky, they behave like Robin hood. Because of their Eccentricity, they are popular in particular people. This is the list of their all crime.”
(彼女達は建物を壊す、それはまぁ当たり前です。しかしながら彼女達は滅多に人を傷つけない。それどころか、たまに空から紙幣をばらまくなんてこともする、まるで義賊のように。そのような奇行のせいで一部の人々には人気があるようで…これが彼女達の犯行リストです。)
シャーロットから説明を受けている間も真白の視線は館内をせわしなく動き回り、そしてシャーロットの話している途中でぎゅっと目を
”Thank you Ms.Charlotte.”「お待たせしました皆さん、作戦を練り終わりましたのでご説明します…勿論、この建物の構造や、例の窃盗団の予測される動きなどを踏まえた作戦を。」その場がどよめくなか、真白の表情からは自分の立てた作戦への自信がありありと見て取れた。
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