輝劇、第一幕(後編)
「何!?」光が放ったその矢は、何と
(黄、あの木まで行ったら代わってくれ、てめぇの速さであいつに奇襲を仕掛けるんだ!)心の中でそう言った彼女は水を操作して移動し、追撃で放たれた矢を間一髪で
「お任せっす!」目と髪が黄色になった
「やっぱダメっすか…うわっ!?」光の身体を中心に小さな光の軌跡が円状に回転し、慌てて後ろに回避する
「隙がないねぇ…」感情が入れ替わり、髪と目を緑色に染めた
「さて黒……そろそろいけそうかい?」心の中へ問い掛ける緑の少女。「?何の話かな?」少し微笑みながら首を傾げる光に、黒い髪と目…そして黒い模様が体表に浮かび上がった少女が憎々しげに彼女を睨みつけ、低い声で
「…お前を
「激情紋様、そして黒色の君…やっと本気を出してきたって感じかな?」余裕を崩さない光を前に、
「お前は言ったな、闇は光に敗北すると…気付いてないようだから教えておいてやる…」その影がゆらゆらと立ち昇り、
「
木々が薙ぎ倒され、空気が振動する…黒刀と白剣は何度もぶつかり合い、蛇のように這い寄る影を、鳥のように自由自在な
「
「
影の棘と光の剣が無数に交差し激突する。攻撃の余波によってそこかしこで土煙が上がり、川の
「あははは、楽しいねぇ!「虚光」を演じている状態での僕と渡り合えるやつなんて今までいなかったよ、強い強い!!」情力で宙に浮きながら、光は壊れたおもちゃのように笑い転げる。一方の
光の過去を知り…それでも
少女達が
「やれやれ…楽しいのはいいけど、これじゃ
「
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます