第2話
前回、ババアの修道院長を食ってしまうと、処女を無くして白魔法を使えなくなるどころか、タップリパワーを流し込んでやると大聖女になってしまったので、他のババアも魔法力を上げて欲しいと続々とやって来てしまった。
綺麗事ばかり言う偉そうなのは好みじゃないので帰って貰ったが、ノーメイクでも可愛いのはついヤってしまう。
「ダリーシュ卿、どうかお情けを。法力を上げて沢山の方を救いたいのです」
「はあ……」
修道女会での地位が欲しいとか、聖女の階級を上げたいとか、その手の黒い野望はいらんけど、この手の純粋系の希望ってのに弱いのよね。
「うん、まあちょっと部屋まで行こうか」
「はい(////)」
それも聖女の法衣で法服を着せたまま、ババアレイププレイに嵌ってしまい、クランの神殿内を逃げ回らせて「それだけはお許しを」と言わせながらベッドに寝かせたり、ヘンタイの顔で追い詰めた所を、ロザリオ握らせたまま「ああ、神よ、許し給え」と言わせて泣いている所で致すのが良かったので、結構な人数を毒牙にかけてしまった。
それも50~60年近く処女を保って、そのまま天に召されたら妖精に生まれ変われるって寸前で乙女を奪う。
聖女の法衣をオスの汁で汚したまま、塩素臭いニオイをプンプンさせて修道女会に帰すのも良くて、貞淑で清貧を絵に描いたような、痩せた聖女の腹の中にタップリ汁を溜めて、帰り道で踝や踵までオス汁を垂れ流させて、足の間に何か挟まってるみたいにヒョコヒョコ歩かせるのも実に良い。
クランの若いのは、せいぜい未亡人下宿モノか母ちゃんモノまでが限度で、60歳聖女処女デビューを食える上級者はいなかった模様。
もう閉経してるので妊娠の心配は無いのだが、若くて聖女じゃない下っ端修道女の大半は、本当は聖女になりたかったらしい。
「お願いします、私達にも法力をお与え下さい、聖女になりたいのです」
「う~ん? ちょっと魔の森までイってみる?」
こっちは聖女になって、市民からも修道女からも、ちやほやされたい系統なのか余りお勧めしないが、吟遊詩人(アイドル)になって歌って踊って暮らすだけで大金稼ぎたいとか、予言者で予知能力者になりたい、読者モデルからギャルの神になりたい、よりは純粋なので夢を叶えてやってもいい。
何人にも頼まれたので、危ないけど竜に分乗して魔の森に連れていって、成長補助具も付けてレベル上げの旅にでて聖女に転職させて、せめてエクスヒール唱えられるまでレベル上げ、お駄賃で迷惑料として身体で払って貰って、女にしてから帰らせた。
「あ、ありがとうございます、グスッ、これで私達も聖女になれたんですね?」
「うん、母ちゃんになってるかもしれないけどね」
本当に何人か妊娠させてしまったのでとても怒られたが、還俗させて店借りて治療院を開くと、教会の治療所に並びたくない金持ちとかが客に来て、乳母も雇って子ども育てながら行けるそうなので任せた。
養育費も増えたが、そちらは微々たるものなので困らない。
結構な数の修道女を聖女にしてから、女にして母にして還俗させたので、下働きの子が減ってしまい怒られたが、街の人数に比べて聖女の数が増えたので治療が捗って、褒められはしなかったが「聖女(が多い)の街」と言われて街の連中には喜ばれた。
クランの建物の屋上で、パズーみたいに日課のスズメとハトの餌やりを終え、街周辺のスラムと孤児院でも、クソガキにも餌やりをする。
物理で魔物や獣の肉を置いて行くのもあるが、余った小銭も撒いておく。
銅貨と鉄貨は特に使い道も無いので、溜まったら撒く。
「暗黒竜だっ!」
「ダリーシュの兄ちゃん」
クソガキが集まって来て、小樽一個分撒く前にもポケットに手突っ込んで盗んでいく。
最初はスリに来た奴を捕まえたが、金も飯も無いそうなんで小銭やって、食い物も数メートルおきに置いて行く。
狼とか熊はマズくて食えたもんじゃないが、ゴブリンなんぞも雑魚だからと魔の森で見逃したり放置すると数が増えて、城壁が無い所の住人が食われる被害が出るので退治しておき、討伐証明も取らずに肉にして撒く。
小銭が欲しい者は耳とか取って、役所かギルドに持って行く。
オークなんかも食うと、塩味だけで猪並みに美味いんだが、二本足で立って道具を使ったり、言葉を喋る知能がある生き物を食うのは憚れるそうで、スラムか貧民街の奴しか口にしない。
最初はハラワタも毛皮も捨ててたけど、毛皮は着るか売って、ワタも食えるそうなんでそのまま。
「ああ、いつもすまないねえ、これで餓えないで済むよ。あんたに神のお恵みがありますように」
「いいってことよ、おっ母さん、たまには良い肉も食うか?」
もう金も稼げない元売春婦のババアなんぞは、美味い肉とか小銭の袋も塩の袋もやっておく。
クソガキ共もある程度成長して動けるようになったら、クランでレベル上げして何か定職に就けるようにするけど、それ以前のは働けないから俺が食わせて治療もしておく。
偽善と言うよりは、クランの年寄りに教えて貰った話だが、若い頃からずっと病気続きで苦しむだけの人生を送って来たのが、途中からあの世の渡し賃としてスズメとかハトとか猫に餌撒いてると、この世の苦痛で支払う勘定が無くなったらしく、病気まで治って良い事だけが起こるようになったそうだ。
今は俺のクランにも入って給料も出て、何かの修繕とか武具の修理とか、簡単な鍛冶仕事をやって貰ってる。
俺も今までは殴り合って殺し合うだけの人生で、俺を間引いて捨てたクソ親父を殺すためだけにレベル上げして来たのが、鳥と野良猫野良犬にエサやるだけで勘定の支払いが終わったらしい。
それからは冒険者として魔の森で狩りでもして魔獣売って、人の害になる食える雑魚も狩っておいて肉は撒いてしまい、小銭も撒いてると良い事しか起こらなくなった。
一日に屋上のエサ台に来る鳥だけでも数百から数千羽。それだけの奴らにベーシックインカムとして、真冬でも最低限の食料やって水飲み場も設置、虫とかタンパク質は別口で狩って貰う。
そいつらが全員「今日も来い明日も来いエサくれ」と思ってると事故も起こらねえし絶対死なねえし、スズメがピーチクパーチク鳴いてるのは、何か祝福を祈ったり安全祈願でもしてくれてるそうだ。
街の周りにいる人間も千人近くいるから、全員で「神のお恵みがありますように」と祈ってくれると、レベル低いバフでもちょっとずつ重なると、とんでもない祝福(バフ)が掛かってしまうから、タンスの角で小指引っかけたり、どっかに脛ぶつけて悪態つくような小さな不幸が全部なくなる。
最初は石投げて来るガキばっかりだったが、田舎の村の連中より何が起ってるか分かってて、誰が助けてくれるのか、誰が金と食いもん出して、何を目的にしてるのか、権利関係も理解できるのが多い。
まさに田舎の学問より都会の昼寝、レベル上がった時の幸運値の上がり方もハンパ無い。
「兄ちゃん、助けてくれっ、娘が病気なんだ、薬買う金をくれ」
んん? 新手の詐欺か? 治療なら俺がしてるぞ?
「おっちゃん、新入りか? 治療なら全部この兄ちゃんがやってくれるぞ」
「そ、そうなのか」
本当に知らなかった新入りみたいで、クソガキが教えてやったら娘連れて来た。
「エクスキュア、エクスヒール」
「ああ、ありがてえ、ありがてえ」
クソ親父食い殺したから竜魔術も使えるが、今の所「人間として」白魔法で治している。
まさか竜の世界では、親父ぶっ殺して食うのが一番の親孝行になるとは知らなかったが、まあクソ親父もあの世で喜んでるんだろう。
人間世界ではそんな親孝行は必要無いが、親父に金貨でも持って行ったり、珍しくてうまい酒とか持って帰ってる。
「あっ、キザ兄ちゃんだっ」
孤児院ではやっぱり「伊達直人」と名乗って寄付、渾名はキザ兄ちゃんと呼ばれて、「とらのあな」から来た覆面レスラーとして、経営者の妹でルリ子さんと結ばれたりするのが普通の孤児院支援者だ。
「ああ、直人君(偽名芸名)、いつも済まないねえ」
「いえ、ガキ共にはいつも遊んでもらってますんで」
クソガキ共に甘い菓子やオモチャをやる、メスガキには手芸セットとか人形とか、フェルトで作る動物セットなんかが喜ばれる。
「お兄ちゃん、私が作ったの、これあげる(////)」
「ああ」
フェルト製の棒人形か、バルーンアートみたいな、変な形した犬だか猫を貰った。
変わり果てた姿で、やせたかなしい姿だが、失敗作の方をくれた。
よくあるやくざ者とか土地の持ち主の貴族から、借金と老朽化で孤児院閉鎖と立ち退きで取り壊しと解散と補助金打ち切りを言われて、嫌がらせの連続で見習い聖女のルリ子さんが泣いてるのを見て、そいつらを全滅させるクエストを孤児のクソガキから鉄貨三枚とネジ釘一個で請け負い、本当に手下全員倒して領主を首にしてやった。
もう正義回路(ジャッジメンター)燃えまくりの唸りまくりで、蒸着瞬着しまくって変身バンクもアリアリ。
拳は相変わらずビカビカ光るしマフラーなびきまくり。ライダーキックもファイナルベントもギャバンダイナミックも決まりまくり。
弟も一人連れて来て正義回路二個で爆裂するから、弾着と攻撃魔法だけで悪党がいた島の形変わるぐらい大爆発。
仮面ライダーV3かコマンドーかって言うぐらい爆発爆裂、ルリ子さんがコードネームコマンドーでカービー将軍(誰?)に通報すると、「何が起るんですか?」「第三次世界大戦だ」と言って貰えるぐらい超盛り上がった。
解決してからも自活できるように土竜の舎弟連れて来て、クランの土地に孤児院の建物新築して、おっさん冒険者みたいに畑やら薬草農場やら温泉施設やら作って、どっかの熊みたいに魔物の解体工場やらコッコの養鶏場も作って、山向こうの隣町でイカの化け物でも倒して山の中掘っては冷やし、魔法ではなく物理の大賢者みたいにパンチで山に穴開けて、スコップ無双の鉱夫みたいに土竜が「掘れ」と言うだけでトンネルまで開通。
働き口にアイテム工場からキャラクター商品のピザレストランやら、和食の定食屋やパン工場まで用意してやったけど、それすら経理から見ると、善意の寄付金で税金対策で、孤児の育成事業とか採用に少年犯罪者の雇用にできて補助金まで出るそうだ。
クランの稼ぎを税金に取られる分は、孤児院事業に全部設備投資して、それは孤児院に譲渡で寄付になって、国がやるべき事業をやったから無税。
マイナスだけの孤児院経営すると、赤字全部乗っけて積算が節税になって、孤児院の宗教法人を乗っ取って、孤児関連事業でクランそのものを慈善事業にして、ついに「非課税」にしやがった。どっちが悪党よ?
今は魔の森の魔獣とかより、俺のクランの経理関係者が一番恐れられていて、全員アタマオカシイレベルで何でも金に換えてしまう。
雇い主の俺が、手にした物は全部金(きん)に変えてしまう、ミダス王とか呼ばれてるらしい。
クランでも売れ残りのパン食べ放題だから、ヤマサキのパン工場みたいで、若くて金無くて大食いには喜ばれて、魔の森に狩りに出る時はみんな持って行く。
引き取り先考えないで、赤字前提の慈善事業で作るから、孤児院でもスラムでもパンと食材支給。
食材やら材木や綿花は周辺の村から高く買ってやって、建物出来ても中身の寝床とかカーテンとか服がいるから、布仕事とか針仕事も増えまくりで、おかみさん方の内職が大量に出来た。
定食屋も建設ラッシュの街の労働者が飲み食いできる金額で売るから、宗教法人超赤字経営でも慈善事業だから余った食材も撒く。
「ああ、なんて感謝すれば良いのか…… 周辺の村まで潤って、パンや食事もとても安く売られて余りはスラムでも配られている。建設続きで労働者の子供まで食いっぱぐれが無くなった。貴方は神の御使いだ、できれば妹も貰ってやって欲しい」
事件と孤児院経営と周辺の村の現金収入と、労働者の低賃金問題と貧困児童の食糧問題まで、全部経理の奴らが悪魔のような手法で解決してしまい、孤児院も別の場所で再建すると「俺の家で妹をファックして善し」と言う許可を得たので、ルリ子さんとファックして子づくりもした。
「いやあ、実は俺暗黒竜でさあ、一応貴族でダリーシュ卿とか呼ばれてんのよ」
「やっぱりそうだったのね、あ、あの、実は赤ちゃんができたみたいで……」
「おお、ここだったら兄弟姉妹一杯だなあ、まあ金のことは心配スンナ。子供出来てもドラゴニュートだから冒険者でも何やっても無敵だ」
「ああっ、産んでいいのね」
「当たり前だろ」
「嬉しいっ」
孤児院で飯も食わせて貰ってからクランに戻る。
「お前ら、魔国の間者だろ? そんな優秀な奴らが30歳無職童貞で過ごしてるはずがねえ」
「おや、今さら何を仰るかと思えば? 私達も政庁に入ったり両替屋に勤めたり、冒険者ギルドや商業ギルドでも、修道士会でも出世しようと頑張ったんですよ? どこでも改革とか修正とか無駄遣いの解消を始めると、既得権益を持つ者が頑強に抵抗して、ここにいる全員前職を追われたのです」
まあそれは聞いてる。韓信の股くぐりとか、蘇秦張儀の合従連衡みたいなことやらかして、ボコボコにされて舌一枚残った状態で放り出されたり、小便の便器の下に放り込まれて小便漬けだったらしいが、人肉の塩漬けにされる前にどうにか逃げて来た奴らだ。
「頭領に拾われて、自由に予算を使わせて貰い、樽に入った金貨を全部任されたのですよ? 仕事が面白過ぎて休日にも出勤してきて、走り回って成果を上げております」
孤児院事業関連の経営トップ固めるのにも、修道女会と修道士会からも天下り人事導入。
俺の女でもある、修道院長のババアを還俗させて会長名義。書記長で監査役が元修道士長。
番屋の警察消防救急、両替屋からも天下りさせて「優秀な人材?」を確保。
商業ギルドのババアまで巻き込みやがって、「だー君がすることだから(////)」と言って賛同させて役員に。
新領主の嫁がボランティアとか寄付に感心があって、孤児育成事業とスラムの少年少女育成の学校建設にも出資して役員に名義貸ししたから、役人ども忖度しまくり。
土竜の舎弟に「平面世界設計の学校四号」作らせて、他の寮とか収容施設も土竜が建てたから無料なのに、寄付金とか国家予算どっさり分捕って来やがって赤字まで解消。
ヤクザを引退したい年寄りも雇用して、用務員とか施設の管理人にして、老人雇用だから補助金まで出て、裏社会の住人まで取り込みやがった。
暗殺ギルドのジジイまで教師に採用したから、どこからも苦情が出ないようにまとめやがって、逆に歯向かったり盗みに入ったら街総出でボコられる案件になった。
「小役人にしか採用してもらえなかった者も、ここに来れば仲間や優秀な者を呼び出し、今も続々とこのクランの門を叩いて増えている所です。ここはまるで梁山泊のように、文人武人魔法師錬金術師問わす、綺羅星の如く英傑が集って来る場所となったのです」
「はあ? 一体どんな理屈だ?」
確か俺が街に来た頃には、孤児院もスラムも毎日食うに困っていて、周辺の村も税金払えないぐらい貧乏過ぎて、街中でも誰も設備投資しねえし税金も払えないほど貧乏。
コネか金で役人公務員の地位を買うか、職にあぶれたクズは盗賊団に入るかヤクザに就職。
それか冒険者とか言う、いつ死ぬか分からん「名ばかり管理職」の職業で「一人親方制度」で、サービス残業出張し放題の完全ブラック企業だったのが、何でか分からんけど経済が回り始めた。
「まず頭領が出資者として、稼いだ金は全部「今日は俺の奢りだ」で、酒場とか宿屋とかギルドの金が回り始め、頭領がギルドに魔獣の数々を売って、ギルドから販売する魔獣の素材や魔石を求めて商人が殺到しました」
まあ、金遣いが荒かったから、飲みで全部金使ったな。女が帰してくんないから宿代いらず飯いらず。
毎日何件か渡り歩いて、孕んだら次に移動と言う鬼畜ムーブしてたのに、「亭主元気で留守がいい」で養育費とか金払いが良かったからか何故か怒られない。
「街中では荷馬車や馬や携行食料が飛ぶように売れ、冒険者には護衛の仕事が入り、宿屋は儲かり情報収集に酒場も人が集まって儲かり「売ってない素材でも何でもあのクランに頼めばどうにかなる」と評判になって、エリクサーや魔獣の肉や素材を求める者がうちに行列を作り、教会でも治せない患者でも、クランに来れば頭領が治せるので、貴族や大商人にでも伝手ができました」
うん、コイツらに言われた通り動いて、そんな事もしたような気がする。
「国宝級の魔獣も王家に献上して貴族位を得て、余ったものは商人が買い取りに来て青天井。ドロップアイテムなども、鑑定してから売れば青天井。一品売れば土地や家が買える物も多く、我がクランの資金は尽きることが無く、不当なみかじめ料を要求する所はこちらから出兵して粉砕。販売ルートでも人材でも全部総取りと言う結果で、この街の全部が私達の物になりました」
「おいおい、オマエラ阿片とか奴隷も売ってんのか?」
「いえ、そちらの需要は犯罪奴隷や医療用に限定して、その他はアウトソーシングで暗殺ギルドが経営しております」
「そうか……」
何か知らないけど、俺が外で暴れただけで全部解決しやがったようで、経理担当にお伺いを立てる。
「さて、今日の仕事は?」
「近隣都市で、スラムから子供達が消えてしまうのを、原因を突き止めて救う仕事です。どうです? 正義回路が熱く滾りそうな仕事でしょう?」
いつもの経理主任が、クソ程儲かりそうにない仕事を持って来た。
「そんなもんに金出す奴いるのか?」
「ええ、悪徳会社桔梗屋グループから、企業イメージ戦略を請け負いまして、孤児院関連事業に付いてくれた各種スポンサー企業から資金が出ております。各事業所の雇用場所に看板を設置して善行を宣伝、今は桔梗屋グループが全ての赤字を請け負ってくれています」
あの孤児院からまだ金を絞り出すか? コイツらは悪魔か?
「今回も成功して、もし美談なら絵物語や舞台劇へとタイアップして、メディアミックスして期間限定カフェも開設、レジュメをエクセルとパワーポイントでプレゼンして、DXをアブソリュート開拓してクロンカイト値をウロボロスでコンセンサスして企業イメージアップを図ろうと言うモノです」
こいつらの言うビジネス言語はさっぱり分からんが、桔梗屋って言えば、バックに月極グループとかギルドが付いてる、反社のフロント企業じゃねえのか?
「そんなとこが何で、スラムのクソガキ救い出す仕事出してくるんだよ?」
「ええ、前回のご兄弟での大立ち回りも大好評でして、映像記録が出回って、視聴回数もうなぎのぼり、次回作を熱望する方が多くいらっしゃるそうで」
魔道具でもあんな爆発映像出回ってねえぞ? 撮影に来てたのも下級天使だけだから、長老が言ってた地面の裏側の連中がお楽しみって訳だ。
そいつら全員下級天使じゃねえのか? まあ奴らとギルドなら腐るほど金持ってるだろうな。好きにしやがれ。
なんか悪どい事考えてるんじゃねえだろうな? 正義回路がチリチリしてきやがる。
「下準備で事前調査は終わっていますので、後は殴り込んでカチコミして頂くだけになっております。どうぞご存分に」
よく分からんが、今回も力技で暴れたら解決するらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます