第4話 いじめ
学校では必ずある。それがいじめだ。いじめっていうのはとても楽しい。なぜなら弱い相手が何も言わず俺の言うことを聞くからだ。だから楽しい。いじめほど楽しいものはこの世にない道楽といっても過言ではない。
え?いじめてるやつが悪い?違うないじめられるやつが一番悪いと思ってる。
俺はいつものようにそいつの席の後ろからまずは消しゴムのカスを投げてやる。
みろ奴は黙って泣きべそかきはじめてやがる。とても見てて楽しいね。
先生はそれに気づかないのかって?知ってても言わないのが先生。だって自分の学校がいじめにあってます。なんて言えないだろ?そう先生も所詮そんなもの。自分の立場がかわいいだけだよ。
正直者で俺は良いなとはおもってるけどね。正義のヒーローのようなドラマで見るような立派な先生なんていないとは言わないが、案外少ないもんだよ。
さて、そろそろ行こうか。俺はそいつをターゲットに毎日いじめていた。
そしてトイレをに連れ込んだ。
「ねぇ、いつもなんでこんなことばかりするの?」
「決まってんだろ!憂さ晴らしだよお前をいじめていると俺が楽しいからに決まっているからじゃねぇか!」
「ひどい・・・」
「ひどい?どの口が言ってんだオラ!」
俺はこいつを転ばせ倒れたところを顔以外の場所をひたすら蹴った。なんで顔じゃないかって?顔だと腫れて問題になるだろ?だからさ。とても痛がっており、やめてと騒いでいるが関係ない。
「う・・・うぐっ・・・」
途中で蹴り辞めこいつを逃がした。だって殺したらまた遊べなくなってしまうから生かしておいてやるのだ。優しいだろ俺。
そしてその一件あってからか、しばらくするとそいつは死んだ。自殺だったそうだ。
ところがあのやろう遺書を書いてやがったんだ。学校でそう言われてからは必死で先生たちを振り払い逃げた。何とか逃げ切って3日後俺がどこかの公園でふらついていたそして・・・・。
◆◆◆
突然後ろから何者かに目隠しをされ、連れていかれた。
「うわっ! 誰だ!」
そう言ったが、いきなり電流のようなものが流れ、俺は気を失った。
気づいたら目隠しを外され地下室のようなところに連れていかれた。
「おい、ガキ」
なんだこいつは・・・身長180cm?瘦せ型で不気味な殺気を放つこいつは何者だ?しかも妙に落ち着いている。でも俺は強気な態度を見せた。
「なんだよお前!」
「ガキ!口の利き方には気をつけろよ?」
「だからなんだよおっさんコラこの手足鎖で繋がれているやつ外せよ!」
「聞きたいことある。お前この子を知ってるな」
そう言われ写真を出された。それは俺が自殺に追い詰めたあいつの写真だった。
「本来なら警察に引き渡すはずだったんだけどな。どうしても許せないとの事でなこちらで処理することになった」
「犯罪だろこんなの!ふざけんなよ!」
「だから口の利き方には気をつけろよガキが!」
そう言われ金属バットを俺の歯をめがけてフルスイングしてきた。バキィっと音と共に歯が全部抜け落ちた。
「がぱぁぱぁぱぁぁぁぁ・・・」
「これからさ”いじめ”を始めようと思うんだよ」
「え?」
「お前がこの子にしたことだよ!まずは指を10本くれよ」
そう言い、俺の指を刀のようなもので1本ずつ切り落とされた。
「うわぁぁぁぁぁ!やめてくれやめてくれ!」
「何を言ってるんだねボク。いじめは楽しいし、悪いのは今いじめられているやつが悪いんだろ?全くその通りじゃないか」
「いえ、違います!」
「何が違うの?」
そう言われ10本全部切り落とされた。
「うわぁぁぁぁぁ!指がぁ・・・」
「さぁいじめ続きを始めようか私は相手が未成年でも容赦はしない覚悟しろ!!」
そう言われ次は大ハンマーのようなもので俺のアバラをめがけて当ててきた。グギャっと折れる音がし、腕も鈍い音とともに折られた。
「どうだいじめれた側の気分は?」
「痛いです‥すみません。もう二度といじめはしません!」
俺はそう命乞いを始めた。
「良いねえ、その声もっといじめたくなったよ。当然気持ちわかるよな?」
「あ、いや‥」
「嘘つくんじゃねぇよガキ!」
「うわぁーーーぁぁぁぁぉぁぁ!!!」
「あれ?確か顔以外のところは蹴っても良いんだよね?」
「蹴っちゃだめです‥‥‥」
「何都合のこと良い事言ってんだよコラァ!」
と、グギャ!っとともに音がなり蹴られてしまい、俺の足が変な方向に曲がっしまった。
「さて、最期だ次は首をいくぞ何か言い遺すことはないのか」
そう言われ、背後に回られ俺の首を軽く締め上げられ少し傾かせた。
「やめてくれー!」
「彼はそのセリフを何度も言ったはず。だが何1つ聞かなかったそうじゃないか」
「はぁぁ・・ああああ・・・」
と、俺は声を震わせながらそう言い、首の骨を折られ俺は絶命した。
あのおっさんは一体何者なんだ・・・
−続く−
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