第3話 レンタル彼女

「お誕生日おめでとう!」

「ありがとう」


俺はこの上なく嬉しかった。でも彼女はレンタル彼女。レンタル彼女とは基本的には身体の関係はない。しかも料金でいえばまぁまぁの値段にもなる。恋愛体験という遊びなら問題ない。だけれどもこれだけお金を使っては収拾もつかなくなってくる。どうやっても本当の彼女にはなれない。分かっているでも俺は‥どうしてもモノにしたい。近づきたい。抱きたい!その感情が時が経つに連れ抑えられなくなってきている。


「付き合ってほしい!」

「えっとそれは別途そういうシチュエーションでってことかな?だったら一回お店に相談するね」

「お店とかじゃなくて本気で真奈まなが好きなんだよ!指名だってこれで何回目だと思ってるんだいいだろ!」

「怖い‥‥!お店に電話します!」

「ふざけるな!付き合え!」


勢いよくとはいえ、俺は彼女を裏路地に連れて行き服を脱がした。


「や!やめて!」

「ふざけるな!いくら・・・いくらかけていると思ってるんだ!オラパンツぬげよ!」


そうしてパンツを脱がし俺も真奈のところに無理矢理押し倒し挿入した。


「やめてやめて!妊娠したくない!」

「うるせーな黙ってろよ!」


◆◆◆


と、そこへ突然俺の顔面に強烈な蹴りが入った。


「ウォぉぉぉぉぉ!アガガガガ!」

「お嬢さん、今すぐ逃げなさい」


男がそういうと、真奈は逃げた。


「ちょっと来てもらおうか?」


一体何だよこいつは!どっから湧いて来たんだよ。ふざけやがって!と思い、そいつに言うと何か鈍器のようなもので殴られ俺は静かになってしまった。


「今回は偶然通りかかってな悲鳴が聞こえたので彼女を助けたまでだよ」

「ちくしょー邪魔しやがって!」


俺はなにかに両足を大きく広げ吊るし上げられている状態だ。何やら地下室のようなところへと連れていかれたらしい。


「さぁ始めようか外道」

「何をする気だ!」


そういうと男は大根を持ち出した。そしてその大根を俺の肛門に浅く突き刺して刺さったところを今度はハンマーでその大根を叩き俺の肛門により深く突き刺した。そして肛門から血が流れてきた。


「おぎゃぁぁぁァァァ!!!」

「いいんだろ?無理矢理穴に挿入しても?彼女と同じ事してやっただけだろ?何も問題ないと思うが?」


「やめてくれ俺が悪かった謝るよ」


「俺に謝ってどうするんだよ馬鹿が!」

そう言われ、俺はハンマーで頭を叩かれた。フラフラになって目の前がぼやけ出してしまった。


「さてと外道にはこれをしてあげよう」


そう言われ、ナイフで俺の腹を裂き腸を引き抜かれ、その他の臓器も徐々に引き抜かれ俺は絶命した。


その後の話ではレンタル彼女をしていた真奈は辞めており妊娠はしなかったらしい。

でもあいつは一体何者だ?!

恐ろしいやつだ‥‥‥‥。


−続く−

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