第8話 佐伯の語りー4 将軍警護・大阪へ

 4月22日、将軍家茂が東帰するために大坂へ下るのを道中警護するべく、壬生浪士組も警護に呼ばれた。道中、警備のものと大阪先乗りに分かれて、拙者は船で下る先乗りの方に任命された。

淀川。この川は京都の伏見の京橋から、大阪の八軒家に出る。道中歩くと、12~20時間かかるのだが、船で行くと5~6時間でついてしまう。

だから大体の旅人は船で登り降りする人が多く、船はいつも満員状態になる。

「どうも船は嫌だ。何も出来ない」

「永倉さん何がしたいですか?」

「べつになにも・・・・」

「船の中では何もやらなくていいんだよ」

 近藤さんにたしなめられる。

「ただ座らせられているというのが性に合わない」

 船は川を下り、大阪では八軒家浜の警護に当たるため、途中の船着き場で降りる。

「どうします?」

「大阪は佐伯が詳しい。そうだよな佐伯」

 局長の芹沢さんに頭ごなしに言われたら『はい』としか言えない。

「大丈夫ですよ。大阪には会津の藩邸もありますから」

 会津藩の将軍警護に行く本多さんが同乗してくれて、ある程度は教えてくれるようだ。

「こういう時は船宿で宿泊したほうが、帰りも便利なのでいいですよ」

 それを聞き、すぐに『船宿 京屋』を手配する。とにかく豪華や名の知れた所が好きな芹沢の好みがわかってきたからだ。

 宿屋に入り、宿書きを頼む。店の前にだす『壬生浪士組 御一行様』という書き物だ。

こういう細かい自己顕示欲も持っているので、『名前』を出すのは欠かせない。

「こんばんは、ご厄介になります、大阪では将軍家茂の下坂に従い、道中警護にあたる壬生浪士組と申します。よろしゅうお頼い申します」、

「へー、こちらこそ、よろしゅうに。あれ、あんさん大阪の方ですか?」

「会津さんのご厄介ものですけんど、わいは長く大阪におりますよってこうなってしまいましてん」

「ええがな、ええがな。そのまま大阪がよろしおますがな」


 大阪は人を馬鹿にする。異常に馬鹿にする。プライドが高く、同じ言葉を話さない人間は信用しない。都会の者が田舎の者を一段下に見るのと同じものだが、大阪はそれが特に強い。

 とにかく大阪弁を話すだけで、仲間と認めるし、たとえ出来なくても、自分を下げて、人に笑いを与えない人間は毛嫌いして排除することもする。


 機嫌を損ねないように素早く隊士の人たちを宿屋にいれるが、もう芹沢たちは早くも遊びたがり、宿屋から出て町に行きたがる。

「佐伯、見回りに行くぞ。案内せい」

 芹沢が呼んだ。つまりは酒を飲みに行くこと。道案内を頼まれるということは、飲もうということだ。


 比較的に助かったのは、八軒家のこの辺は数度訪れたことがあるので目星がついた。

 そこそこの格の飲み屋で、他に町の人に迷惑のかからないようにと、橋むこうの中之島で店を借りきることにした。

「へー、こちらですよ。早う、おあがりくださいませ」

 店でも大阪弁をつかっていると、仲居さんたちにも

「大阪の人ですか?」

「違いますが、長くいるので」

「有難い。東の方はすぐ怒る。判って貰える人が居ると助かりますわ」

「こちらこそ、あんじょう頼みますわ」

 と気に入られた。

そして太鼓持ち、芸妓さんが来ると、一気に座敷が華やいだ。

「なんか皆さん、派手でんな」

「揃いで、姿がよろしいでんね」

「赤穂浪士の心と同じや、みんなよく見いやこれが壬生浪士組や」

 煽ってやると、派手好きの大阪芸者は、喜んで歓声をあげる。

「派手はいい。大阪好みや」

「佐伯いいぞ。もっと言ってくれ」

「はい、承知。よく見てや。こちらが局長・芹沢さんや、おべっか使って、あんじょう頼むで。みんなを生かすも殺すも、芹沢さん次第や」

 芸者たちが芹沢に群がる。喜んでいる芹沢。

「佐伯はあそこまで弁が立つか」

「ええ、初めて見ました。大阪弁ですが、あそこまでうまいとは知りませんでした」

 土方さんに言われて、斎藤が答えている。

そう京都で騒ぐと馬鹿にされる。だから今まで黙ってきた。長州を脱藩してから大阪に2年も住んだ。一通り大阪弁でやってきた。大阪ではノリが一番。乗れないやつは馬鹿にされる。ここ大阪では、楽しくさせた者が喜ばれる。

「ささ。近藤さんもこちらに。・・・・・・みんなよくお聞き。局長は一人では、ないよ。こちら近藤さん。あちらの新見さん。どちらも局長やで。取りこぼすでないで。盛り立ててや。おひねり弾んでくれるかもしまへんで。・・・・・・こら、こら、新見さんは隣や。いい男のほうや間違わんといや。後でうちの首が飛んでしまうやないか。頼むで」

 笑っているみんな。

よし、これなら拙者はやっていける。これなら大丈夫やろ。




 翌日から隊は警護に着く。壬生浪士組の警護地は八軒家浜。

ここでも大阪弁の通りがいい。警護場所で水や食料は各隊や部署が各自で調達する。その時もやはり大阪弁ですると、返しが早い。

 向こうが気に留めてくれるので何処よりも早く回してくれるのだ。

大阪人は露骨だ。自分のやりたいようにやる。そんな事をしていると周りからひがまれたりするのだが、それを判ると、もっと贔屓にしてくれる。それが大阪のやり方だ。

 一度気にいるとお節介なくらい施してくれる。それが大阪人だったりする。

何度となく便宜を図ってもらうと、自ずと頼まれ事が増えた。

そして色々とあれしろ、これしろと注文を押し付けてくるワガママな男、芹沢に呼ばれる事が増えた。確かに愚痴ばっかりで閉口するが、一緒に居て悪いことばかりではない。

 まず芹沢は金がある。

どうしてあるかは問わないが、浪士組の中でも金の払いがいい。どこでも言い値で払うため周りの人が余計ひきいにする。

そして芹沢は高級好き豪華好きなので、いい女を買い、高級な酒を飲み、派手に遊ぶので、平間、平山、野口と一緒に着いて行きさえすれば、おこぼれに預かる。いい場所で美味しいものを食べて、綺麗な女を抱けるのだ。

「いいぞ。大阪時代には行きたくても行けなかった店に、いまこうして来れている。夢のようだ。なんて素晴らしい。最高だな」

 だがしかし、そんなとこしていれば金が続くはずはない。数日が過ぎると、どうやら会津からの金が尽きたようだ。

「どうだ、佐伯。大阪というのは金はあるのか」

 と、聞かれた。

「まあ金なら大阪です。商人の町ですから、栄えています」

「では大阪で金を持っているのはどこだ?案内せい」

 どういうことだ?まさかまた京都にように?お店の強請りをしようというのか?

どうする?行くと言ったら行くだろう。嫌な予感しかしないのだが、言われるままに案内するしかなかった。


 大阪の中心部・中之島。天満の中でも大きい両替商、加賀屋四郎兵衞のところに行く。

「あ、これは壬生浪士組のかた」

 着くとすぐさま番頭が出てきて、頭を下げる。

「ほう良くわかったな」

「花街で評判です。男っぷりがいいと」

 さすが情報が早い

「ならば話は早い。店主を呼んでもらおう」

「申し訳ございません只今、店主は外出中でございまして・・・・・・」

 と、いつものような言葉を言われ始めたら、それを芹沢が止めた。

「すぐ呼び戻してまいれ、上がるぞ」

 え?いつもと違う意外な行動に驚くみんな。

「ちょっとお待ちを。浪士組さま」

「局長・芹澤鴨。名前ぐらいみしっておけ」

 奥の座敷に入り座る。当然付き添っている新見、平山、平間、野口も拙者同様、続いて入るしかない。

 なんだろう?これは京都ではなかった雰囲気。なんとなく落ち着かない。

しばらくすると当主、加賀屋四郎兵衞が来る。

「よくぞ参られました。芹沢様。なにかご用件があるとお聞きしたのですが」

 うなずき芹沢がすっくと立ちあがると、声を大きく言い放つ。

「京都守護職・会津藩松平容保預かり、将軍警備職、壬生浪士組より通達する。これより加賀屋四郎兵衞に浪士組活動費として、15万両(約80億円)の貸付を申し付ける」

「・・・・・・」

 途方もない金額を言いつけた芹沢に、しばらく誰もが・・・・・・絶句した。

「いやあまりにも法外な金額・・・・・・手前どもに工面出来ません」

「法外?何をいう。銃一丁十両、100丁で千両だ。大砲五百両。軍艦作れば50万両。これぐらいの貸付どうにかなるだろ」

「軍艦を買うのでございますか?」

「まあ攘夷とならば、後々必要になるだろう」

「後々ですか、しばしお待ちを」

 なるほど。戦となればそれのなりの金が必要となる。それを引き合い出しカネを貪る。しかし15万両いう金額はどこから出たのだろう。とにかく途方もなさ過ぎて、どうにもならない。

「うちとしては参加させていただいたいのですが、軍艦は無理です。精々頑張って銃100丁、大砲三門ぐらいの貸付でお願いしたいところです」

「なるほど、まあ攘夷で夷狄を倒すのは、後々のこと。加賀屋殿の貸付、ありがたく頂戴する」

 結局三千五百両(約2億円)言う大金の貸付の約束をさせられた加賀屋だった。


 凄い。これが本領発揮か。

水戸藩士時代、天狗党というのを結成して、あらゆる所から金を徴収して捕まったと聞いていた、これがそのやり口か。

それにしても額が違いすぎる。多分、現在、将軍警護という役職を利用して強気に出ているのだろう。

「次は?次の大きな店だ」

「それなら・・・・・・鴻池でしょうか」

「そうか。あないせい」

 芹沢の前を歩かされて進む道案内。

まずいな。このまま続けると、これはどえらいことになるぞ。大阪の町中から金を借りまくりそうだ。こんな事がまかり通ると思えん、何とかせねば。

 そう思っていたら案の定、近藤や土方さん達、試衛館の人間が慌てて鴻池の店の前にやってきた。新見が隠れて平隊士を使い伝令飛ばし、早急に止める算段をしていた。

 いくら新見でもこれは法外過ぎると感じたのだろう。

「何をしている佐伯!」

 山南さん、土方さんの両副長に詰問される。

「自分は何も・・・」

「これはこれはみなさんお揃いでどうなされたかな?」

 芹沢、平然と笑っている。

「どう言う事だ芹沢さん。警備で大阪に来ている最中に何をなさっているのですか。大事な勤務中に慎んでください。それに私用の賃金の借りは禁止していたはず。お忘れか」

 しかし芹沢、一向に怯まず、

「隊は大きくなった。これはどうにかしなくてはならない。まず先立つものは金だ。会津様から頂く禄があるなら、こちらも流通させる金が必要。ならばその管理と運営において、勘定方としてこの佐伯に勤めさせることにした」

 え、ええ〜。そんないきなり。

芹沢は自分の金の借りつけを誤魔化すため、隊費用にしようとしている。

「今、加賀屋より三千五百両の貸付を約束させ、これより順次貸付の算段を推し進めることになった」

「三千五百両・・・・・・」

 この金額に試衛館の人達も金額の多さに驚いた。

「なるほど、それは必要かもしれませんな」

「地理に詳しいし、外商に長けている。うってつけかも」

 と、いきなり納得したふりを始める両副長。

「ここ大阪は商売の町、京都では集まらぬ借用金の調達を、この活気ある大阪でやろうと考えたのだ。間違いなかろう」

 明らかに、借りを正当化しようとしている。

「現在は平間一人にお任せきりだ。これからは平間と共に頼むぞ」

 拙者は仕方なく平間に近寄り頭を下げた

「勘定方になりました。よろしくお願いいたします」

「それは災難」

 平間が小声でいった。確かにその通り。

これで加賀屋は個人での借金では無いと言う形になり隊の借財にされる。しかし芹沢が借りる金だ。借りきることが出来たら、うやむやにする気でいるだろう。

「ならば次に参りましょう」

 芹沢、今度は近藤、土方の試衛館の人間も同伴し、前に立たせて鴻池に入って行く。


 中に入ると店内はざわついていた。そしてこちらを見た途端、番頭が素早く寄って来て挨拶をしてくる。

「これはお揃いで。どうぞ奥へお上がり下さい」

 何も言わずに座敷に上げられた。

これはもう、加賀屋の話が、この中之島全体に話が回り出しているのではないか?

そうでなきゃ、こんな対応有り得ない。これは大変な事になり出しているかも知れない。

 会津藩か、将軍かが来て捕まるか?

そんなことも少しも考えてないようで、出された茶を飲み干している芹沢。

「遠路はるばるお越しいただき有難うございます。いかがなされまいしたか」

 とても恰幅にいい落ち着き払った鴻池の主人がやって来た。貫禄がある。

「我ら京都守護職・会津藩松平容保預かり、将軍警備職、壬生浪士組より通達する。これより鴻池四郎兵衞に壬生浪士組活動費として、10万両の貸付を申し付ける」

 先程、居た人間はヤッパリと思ったが、後からきた試衛館の人間は絶句した。

「・・・・・・」

15万が三千五百両に下がった事を知らなかったからだ。

「これはまた法外な金額。それをこの鴻池に出せと?」

「そうだ我々は攘夷をしている。攘夷は戦さになる。そのためには10万両は必要になる」

「確かにそうかもそれませんな。しかしそれは鴻池としても身代かけての借金になります。それは承知なさっていますよね」

 今まで黙って聞いていた近藤に話を振る鴻池。こういわれて反論は出来ない。

「壬生浪士組、局長・近藤勇、全て承知しております」

「金10万両。これは鴻池を全部潰しても出ない数字、なんとか5万両くらいになりませんか?」

 鴻池は近藤に詰問する。

「5万・・・・」

 10万とか、5万とかいう数字に驚いて、何かを口に出して言いそうになったが、すかさず芹沢は、「8万だな。8万で頼む」と引きさがらない。

「7万で、お願いします」

「もう少し色をつけてもらえぬか、京都からここに来るのは大変なのだ」

「いえ、それじゃ困ります。大阪にいてもらわないと貸す意味がありません。そうですよね、近藤さん」

 なおも近藤に畳み掛ける。

「はい、ならば大阪は要所なので、大阪にも浪士組を置きます」

「それなら、もう2千乗せましょう。これでいかがですか?」

 ここで芹沢を見る鴻池。

「よろしかろう」

「でしたら、この契約、近藤さんでお願いします」

 驚く近藤。どうやら、もう鴻池は芹沢の噂も掴んでいるようだ。だからここは近藤に金をつけるように図ったようだ。

「そしてお願いが、7万2千両(約40億円)という金額が貸し出される訳ですから、もう他では借用なさいませんよね?他と重なるようなら、そちらに借財を頼むように願います。こちらは身代が潰れてしまうますので」

「無論だ。他には行かん」

 頷く鴻池。こちらが他の所に行かないように念を押した。鴻池が貸すといったのも周りの中之島の店々に被害が行かないように守るためなのだろう。

「ではこちらにご署名を」

 進む法外な借りの相談で、驚いている近藤の前に、証文が置かれた。

さすがに7万2千両と聞いただけで驚く。しかし今さら、断れない。証文を書いた。

 証文を書いていた近藤さん、震えていた。

そりゃそうだ。借りるのだもの。返さなきゃならない。

「一括では無理なので、月々のお渡しになります。返済は大阪に作ってもらう支部へとお払いしてもらい、借りと返済の金額はその月々の相談で決めていくという事で」

 なんだかよくわからないが、金を借りて返すということが決まってしまった。

個人で借金ではなく、隊の借財なのだが、保証人として近藤さんが署名したので、近藤さんが七万二千両借りたということになった。

「大事な店々に攘夷を語る輩が来ないように見張るのも、立派な役目だ」

 借りることになった鴻池を見守ることになる。それも立派な仕事になった。

「でもこれで用心棒を雇ったと考えたら鴻池も出しがいがある」

 新見がボソッと喋る。

どっちも上手くやれば互いに利益になるという事だ。

「また借金だ。借金ばかりで、どうなるんだこれ?」

 成り行きを見て平間が怯えて口にした。芹沢なら踏み倒す。近藤なら返すだろう。今は、微妙な所で金が漂っている。


 鴻池の店を出ると、みんな疲れ果てていた。

芹沢は過去に水戸の天狗党で経験をしているので、慣れているかも知れないが、他のみんな初めてだ。隊務と言いながら借金頼みに立ち会わされて、うんざりしている。

船宿に戻る道すがら、芹沢達は金が入ると喜び、飲みに繰り出したが、試衛館の人間達は疲れと怒りで悶々としていた。

「嫌な仕事だったな」

「命をかけてやるのはいくらでもやる」

 永倉さんも原田さんも吐き捨てるように呟く。

「こんなことで頭を下げてやる仕事は金輪際御免だ」

 沖田や藤堂も、みんな武士の仕事ではないと口々にいう。

しかし一人、土方さんが漏らす。

「ここが正念場なんだよ。・・・・・・世の中、食えねえと誰もついてこねえ。何かするためには飯を食わせる。どんな手を使っても金を掴むんだ」

 素晴らしい。拙者が大阪で学んだことをこの人は実践している。やはりこの人は実質的な事を重視して考える人だ。

「お前が、勘定方に行ったんで喜んでんだぜ。平間一人じゃ芹沢の言いなりだ。よく見はってくれよ」


 14代将軍、徳川家茂は、大阪の港から船に乗って江戸に帰って行った。

こちらも警護が終わり再び京に戻る。大阪の道案内、店案内という簡単な仕事でよかったのだが、流れから勘定方に付く事になってしまった。

 しかしこれで壬生浪士組という剣術の集団において、自分がやっていける場所が出来たのかも知れない。・・・・・・それにしても金の勘定だなんて。

みんな芹沢が絶えず新調している豪華な着物の代金や酒代、置屋の金、全てツケにして踏み倒しているのを知っている。そんな勘定方を拙者がやる?

 あのうるさい芹沢相手に?

これから起きる事を考えただけでウンザリする。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る