まとめ
結局の所、今後自分がどんな風に生きていきたいとかっていうのはわからない。やっぱり今もあんまり長生きしたいとは思わないし、まあきっとなるようになるさって感じ。でも、今回初めてのお葬式を経験して、遺族として本当に最初から最後まで経験して、いろんなことを考えた。今後いつかは必ず来る両親の死や、自分の死のこと。それから、もし今付き合っている彼と結婚したとして、その彼が死ぬときのことも。
そういうのを考えると、やっぱり長生きはしたくないなって思うんだよね。大事な人の死をこれからもっと経験していかなきゃいけないかもしれないって考えると、あんまり残されたくないなって。今の彼氏と付き合ってから時々考えるけど、もし彼氏が自分より先に死んでしまったら?って。そしたら私はきっと辛くて辛くて生きていくのが苦痛で仕方ないだろうなって。もしおじいちゃんおばあちゃんになるまで生きていたとして、多少なりとも覚悟が出来ていたとしても、きっと立ち直るのには時間がかかると思う。そう考えた時にやっぱり置いて行かれたくないなって思うんだよね。いくら彼氏が年下と言っても、1個しか変わらないんだからどっちが先かわからないし。まあこれは今の彼氏で考えた時の話だけど。でも、相手が誰であれ大切な人の死って考えた時に、やっぱり残された方が辛いと私は思う。そしてメンタルが弱い私は、今後もっと親しい母方のおばあちゃんや、両親が亡くなった時大丈夫かなって心配になった。でもきっとなんだかんだでいろんな人に支えられて、これからも生きていくんだろうな。そして自分の最期は一体どんな風に看取られるんだろうか。どんな死に方をして、誰がお葬式に来てくれるのかな。なんて、まだまだ先かもしれないことを考える。
本当に人間いつ死ぬかわからない。若いからと言って、明日死なない保証はどこにもないし、年を取っているからと言ってもうすぐ死ぬとも限らない。本当にいつ何が起こるかわからないこの世界で私たちは生きている。だから、明日死んでも後悔しないように今日を生きていきたい。…と、そう強く思った。
生きることと死ぬこと。 神崎 紗奈 @kanzaki_03s
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