美少女と面接

 理央ちゃんと猫ごっこでイチャイチャした。

 

「良夜くんいつのまに猫じゃらし家用に買っ

 てたのー⁉︎」

「ふふっ、理央ちゃん、油断大敵だよ」

「なにをおっしゃいます。良夜くん」

 

 シュタッ

 パタパタパタ

 

 ⁉︎   ⁉︎   ⁉︎

 

「エーッ、理央ちゃんも買ってたのー⁉︎」

「うん。あんまりお店で良夜くんが猫じゃら

 しにじゃれてるのキュンキュンだったから

 つい。」

 

 ははは‼︎

 

 こうして猫もいない家に色違いの猫じゃら

 しがふたつ飾られるのであった。

 

 数日後

 本日の休日は、雨。

 

「理央ちゃん、暇だし面接ごっこしよ〜」

「面接ごっこ?」

「うん。オレ面接官やるから理央ちゃん面接

 に来た人ね」

「うんっ。楽しそう!」

 

「じゃあ、次の方どうぞー。」

 ガラガラ

 

 うわっ、

 失礼しますって言いながら理央ちゃんが髪

 を耳にかけた。

 セクシー…だ。

 

「どうぞおかけください」

「はい。失礼します」

「では、なぜこの会社を希望されたのですか

 ?」

「はい。以前から気になっておりましたが、

 こちらの会社の方針がとても素晴らしいと

 思いまして。」

「そうですか。あなたは、この会社に入った

 らぜひ挑戦してみたいことなどございます

 か?」

「そうですね〜。例えばなんですが、社長に

 こーんなことしたいです」

 

 えーっ、理央ちゃん大胆‼︎

 セクシー風だと思ったら、そんな事…。

 

 何をされたって…

 首にチュ〜ってされた。

 ゾクってなったぞ。

 

「あと〜、例えば」

 ムチュ〜

 今度は、反対の首にチュ〜ってされた。

 

「あのっ、挑戦してみたい事伝わりました」

「はい!ならよかったです」

「では、こちらの勤務内容ですがいつからこ

 ちらで働けますか?」

「い、今からでも大丈夫です…」

 ガバッ

 オレは理央ちゃんを抱きしめながら

「採用ですっ‼︎」

 と耳元で言った、

 

 フキュ〜

 そしてイチャイチャするのでした。

 

 ごっこ遊びは、とにかくいろんなアレンジ

 がきくから楽しい。

 

 あー、次はどんなごっこ遊びしようかなぁ。

 

 休日

 今日は、理央ちゃんとお出かけ。

 理央ちゃんは、かわいいワンピース。

 そして、バッチリメイクにゆらゆら揺れる

 イヤリング。

 うーん。か、かわいい。

 

 だけど最近不思議に思うことがある。

 理央ちゃん、仕事に行く時なんだかナチュ

 ラルメイクにラフな格好なのだ。

 

「理央ちゃん、最近仕事に行く時の服装変わ

 ったよね?着ていく服なかったら、新しい

 洋服買ったら?オレ選ぼうか」

「あー…わざとラフな格好にしてるの」

「えっ、なんで?」

「オシャレするのは、良夜くんの前だけで充

 分かなって」

「えっ、理央ちゃん。そんなこと考えてくれ

 てたんだ」

「うん」

「ありがとう。でも、いつでもオシャレして

 いいんだからね」

「うんっ、ありがと」

 

 あー、知らなかった。

 理央ちゃん…ありがとう。

 

 理央ちゃんは、美少女なうえに気遣いもで

 きて優しい。

 なんて素晴らしいんだ。

 オレも理央ちゃんと釣り合うような素晴ら

 しい旦那さんにならないとな。

 

「ねー、理央ちゃん」

「ん?」

「今夜は、なんか美味しいもの食べて帰ろっ

 か」

「うんっ」

 

 にっこりする理央ちゃん。

 あー、理央ちゃんが可愛すぎー。

 

 家に帰ると、すぐさま理央ちゃんにぎゅー

 をしようと心に決めた良夜なのでありまし

 た。

 

 早く帰りてー‼︎

 

 

 続く。

 

 

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