美少女と犬猫

 日曜日

 

 家の都合もありオレの家から行くことにな

 った。

 

「ただいまー…」


 ええエええエぇ.

 

 にゃ〜ん

 猫がお出迎えしてきた。

 

「あ〜、いらっしゃい」

「母さん…猫…」

「そうなのよー。迷い猫だったんだけどかわ

 いいしここペット飼っても大丈夫だから、

 うちの家族に迎えいれたの。かわいいでし

 ょー」

「かわいいです。すごく」

 理央ちゃん犬派だけど猫ほんとに大丈夫な

 のかな。

 母さんがお茶をいれてる間にちょっと聞い

 てみた。

 

「理央ちゃん、猫無理なら言ってね」

「うん。この子かわいいし、懐いてるから全

 然大丈夫。ありがとう、良夜くん」

「ならよかった」

 

 しばらく猫と戯れたり、ハワイの写真をみ

 たりしておいとました。

 なんか微妙に疲れたー。

 

 次は、理央ちゃん家だ。

 一緒に住んでたとはいえ、緊張するな。

 

 ピンポーン

 ワンワンワン

 ん?

 二人で顔を見合わせた。

 

 だって理央ちゃん家から犬の声がしたから。

 どういう事だろう。

 

 ガチャ

 

「あ〜、いらっしゃーい」

 犬を抱っこしているお母さん。

「ねぇ、お母さん。そのワンちゃんは一体」

「ああ、いとこから譲ってもらったの」

 あー、確か理央ちゃんのいとこドックカフ

 ェしてるんだよな。

「かわいいねぇ。イケメンくん」

「ちょっと。イケメンって。女の子。もうお

 母さん毎日散歩大変だけど、楽しいのよ」

「そうなんだぁ。女の子か。ワンちゃんって

 みんなオスに見えちゃうんだよね。猫ちゃ

 んは、メスに見える。なぜだろう…でも、

 ワンちゃんいると運動もできるからいいか

 もね」

「そうそう」

 なんて話をしてまた写真をみたりしておい

 とました。

 

 はぁ〜。

 疲れたー…

 

 どっちもの両親がペットを飼い出すなんて

 やっぱり寂しいのかな。

 できるだけ帰れる時は、実家に顔を出すよ

 うにしようと決めた。

 二人一緒じゃなくても行ける時に休みの日

 に実家でのんびりもありだねってなった。

 

 一週間また頑張り金曜日ー‼︎

 帰りに理央ちゃんの好きないちご大福を買

 って帰った。

「ただいま。理央ちゃ〜ん」

「おかえり〜。」

 チュ〜。

 

「はい、お土産」

「わー、ありがとう」

 嬉しそうな理央ちゃんの顔。

 

 オレは理央ちゃんの嬉しそうな顔がなんと

 も大好きだ。

 それに、その笑顔をみるために頑張ろうっ

 て思う。

 

「良夜くん」

「なに?理央ちゃん」

「あのね、明日行きたいところがあるの」

「うん、いいよ。どこ」

「それはね、ペットグッズがたくさん売って

 るお店なんだけど、いい?」

「あー、実家のワンちゃんに」

「ううん…ま、それもあるんだけど良夜くん

 ちの猫ちゃんになんか買いたいなって」

「えっ、ありがとう!ならオレは理央ちゃん

 ちのワンちゃんになんか買おっかな。楽し

 みだね」

「うんっ」

 

 そしてオレたちは、掃除してお出かけする

 事になった。

 

 お店に入るとかわいいグッズがたくさんだ

 った。

 

 首輪がとにかくオシャレでかわいい。

 動物にしてみたらン?って感じなんだろう

 けど、飼い主にしてみたら楽しくて仕方な

 いかもなーぁ。

 おやつもたくさん種類がある。

 どれが好みかなんてわからないけど、とに

 かく売れ筋ナンバーワンを買っておけば正

 解かな?

 

「良夜く〜ん」

 猫じゃらしをオレに向かってフリフリする

 理央ちゃん。

 軽くじゃれてみた。

「うはぁ〜、良夜くんかわいい‼︎」

 試しにオレも理央ちゃんに猫じゃらしをフ

 リフリ

「にゃニ〜ャン」

 か、かわいい。

 

 そして無事いいお買い物ができた。

 

 それぞれ実家にプレゼント。

 

 

 で、数日後

 理央ちゃんが猫の服を着た。

 チャ〜ンス‼︎

 何がチャンスってそれは、

 

 

 オレは猫じゃらしを理央ちゃんにパサパサ

 した。

 すると

「ニャーん」

 ってのってくれる理央ちゃん。

 

 オレの布団まで誘導した。

 そして布団まで来ると

「つっかまえたー」っていい理央ちゃんを捕

 獲。

 

 うきゃ〜

 ムギュ〜

 

 猫の理央ちゃんを捕獲してイチャイチャが

 始まるのでありました。

 

 続く。

 

 

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