美少女と新婚旅行

 オレたちは、有給を使い新婚旅行に行くこ

 とにした。

 

「う〜ん。迷うね」

「そうだねー。でもオレ理央ちゃんが行きた

 いところならどこでもいいよ。」

「ありがとう。良夜くん」

 チュ

 うはぁ。

 理央ちゃんからのキス。

 最高!

 

 結局イチャイチャしながら迷った結果

 ハワイに決まった。


 いざハワイへ


 結構現地には、日本語が話せる人が多い。

 でも、たまに英語で話しかけられる。

 あ〜、英語勉強しといてよかったわー。

 

「良夜くん英語上手だねっ」

「あー…適当だよ」

「ふふ、素敵」

 ピト。

 理央ちゃんがぺったりと腕を組んできた。

 あ〜、密着〜。

 

 理央ちゃんは、とにかくスタイルがいいか

 ら、水着がバエルー‼︎

 写真におさめたいところだけど理央ちゃん

 に変態って嫌われてたら嫌だからしっかり

 と、脳裏に焼き付けといた。

 

 夕方ビーチをお散歩。

 オレンジに輝く海は、なんとも幻想的だ。

 

 あ〜、オレ今理央ちゃんと新婚旅行してん

 だなー。

 不思議だ。

 入学当初なんてすれ違うだけでうわーっ。

 美少女ーなんてドキドキするだけだったの

 になー。

 それが今じゃオレの奥さん。

 奥さんって。

 

「あの…良夜くん。」

「ん?」

「ハワイまできてこんなお願い恥ずかしいん

 だけど、あの…」

 なんだろう?ってか久々のお願いだ。

 はっ。

 まさか花火の罰ゲームみたいに大声で理央

 ちゃんが好きだーって叫んでほしいってお

 願いか?

「あのね…」

「うん」

「新婚の思い出にここで…」

 ここで…?

 なんだろうって思ってたら、落ちてる木の

 棒を持って来た理央ちゃん。

 ん?

 木の棒で何するんだろう。

 しかも二本。

 なかなか太くて大きいぞ。

 決闘⁈

 なわけないよな…。

 

「えーと、この棒使ってなんかやるの?」

「うん。実は…」

「実は?」

「二人で協力してこの砂浜に大っきいハート

 がかきたいの」

 だった。

 

 ホッ。

 ほんとに決闘じゃなくてよかったー。

「いいよ!じゃあ、でーっかいハートかこう

 ぜ」

「うんっ」

 

 そして二人で砂浜に大っきいハートをかい

 た。

「ふふ、共同作業疲れるけど楽しい」

「うん。意外と疲れるけど楽しいな」

 ハァハァ

 意外と思ったより重労働だったけどなかな

 かいい思い出となった。

 

 部屋にもどりシャワーを浴びて夕食。

 日本食もいいけど現地ならではの豪快なお

 肉なんかもまた最高だった。

 

 部屋に戻ると理央ちゃんが

「楽しかったし、美味しかったね」

 って言った。

「うん。でもさ、これからも〜っと二人で楽

 しむ時間じゃん」

「うんっ」

 そう言いながらじゃれ合いイチャイチャ。

 

 

 朝、窓辺で携帯をかざす理央ちゃん。

「おはよう。理央ちゃん。海とってるの?」

「あ、良夜くんおはよう。見て」

 浜辺を指差す理央ちゃん。

「うわー、すげ〜、あれって昨日二人でかい

 たやつじゃん!」

「うん!意外と上手くできたね」

「うん。すげー。オレも写真撮ろっと」

 カシャカシャ

 カシャカシャカシャ

「ねー、良夜くん今海の方じゃなくて私撮っ

 てたー」

「うん。あんまりかわいいからつい」

「んも〜っ」

 チュ〜。

 ぎゅーっ。

 

 朝から幸せいっぱいの二人なのでありまし

 た。

 

 それから朝ごはんをいただきまた海へ。

 透明で綺麗な海。

 しばらく遊んだらお土産コーナー。

 家族や会社、友達なんかに買った。

 もちろん二人で来たんだから部屋に飾る用

 のものや、食べ物なんかも購入。

 

 楽しい新婚旅行は、あっという間に過ぎて

 いった。

 

 家に帰ると、やっぱり落ち着く。

「我が家は、いいね〜」

「ほんとっ」

 おまんじゅうを前に二人でお茶をすすった。

 

 そしてゴロンと転がりイチャイチャしなが

 ら、お昼寝。

 

 こんなのんびりもありだな。

 

 昼寝から起きると理央ちゃんは、既に先に

 起きてストレッチをしていた。

「理央ちゃん起きてたんだ。」

「うん。ハワイでたくさんおいしいの食べた

 から少し絞らないとっ」

「そのままでも全然かわいいよ。むしろあん

 まりかわいいと心配ってかさ…」

「ふふっ、そこは心配ご無用だよ。でも私こ

 そぶくぶく太って良夜くんに捨てられない

 ようにしなきゃだから」

「理央ちゃんを捨てるなんてありえないよ」

「ならよかった」

「うん。じゃ晩御飯買いに行こっか。」

「うん」

 

 そして仲良くお買い物に行くのでありまし

 た。

 

 続く。

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