(6)
...。まるで悪夢だ。
自分の嫌いな動物が家にずっと居座っているなんて。
だって...考えても見てくれ。もし嫌いな動物がでっかいカエルだとして
それが家の床にべったり張り付いていたら気持ち悪いだろ?
倒れてから猫に気づいてから猫は微動だにせず、まるで俺の家だぞ!!と言わんばかりに場所を占領している。しかもこちらをジーッと見つめている。
目の奥に獲物をいるかのような瞳。茶色と白が混ざった毛並み。
動物なんて小学生以来見たことない。
なんで嫌いかといえば、まあ昔噛まれた。あとはあの瞳が本当に苦手だった。
なにか見透かされているような感じが自分が心で思っている感情を見られているような気がして気持ち悪かった。
とりあえず、動かないからそのままにして俺はそーっと部屋を出てお風呂に向かった。気分をスカっとさせたかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます