創作活動と第六感

信仙夜祭

創作活動と第六感

 今俺の前には、白紙のテキストファイルがある。

 とりあえず、頭を空っぽにして文字を打ち込んで行く……。


「カクヨムコン7終わってから、書けない日が多いよな……」


 燃え尽き症候群ではないのだけど、最近は一日に書く文字数が減っている。

 気を抜くと、一日100文字程度の日もある。

 それでも、毎日何かしらの文章は作り続けていた。


「カクヨムだと、お題と期限があるのが、ありがたいかな……。コンテストが続くのは、モチベーション維持に繋がっていると思う」


 今は、KAC2022に挑戦中だ。

 でも、なかなか出て来ない。

 適当な、題目を書いて、書き出してみるけど、オチが出て来ない。

 応募作品を読んでみたりするけど、余計に混乱してしまう。


「今日は寝よう……」


 灯りを消す。

 でも、眠れない……。


「48時間ってきついよな。去年も苦労したし……」


 愚痴しか出ない。私は何時も、こんな感じだ。


「……」


 再度、灯りを点して、パソコンの電源を入れる。

 指が動くままにテキストに打ち込んで行く……。


「今回は、これでいいかな?」


 なんとなくで、出て来たオチで物語を一つ〆る。

 短編なんだし、時間をかけるのではなく、思考の瞬発力で勝負だ!


 ………

 ……

 …


 これが私の第六感だと思う。

 文章を創作する……。

 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のどれでもないはずだ。

 そして、カクヨム作家は、皆持っている感覚センスになると思う。

 超能力的な才能でなくてもいい。

 未来を見通せなくてもいい。


「画面越しだけど、他人を楽しませる才能……、センス?

 そんな文字が閃く感覚。天から文字が降って来る?

 それが、第六感じゃないのかな?」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

創作活動と第六感 信仙夜祭 @tomi1070

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説