第六感

影神

欠けた愛



視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚。




それ以外の感覚。




そんな感覚の事を、まとめて。



第六感



と、人は呼ぶのだそうだ。




ジャー、、



「冷たい、、」




中からは絶対に開かない扉。



上から垂らされるホース。




第六感と呼ばれるモノが、私にはある様だ。



まあ。あくまで、"自称"なのだが、、




同級生1「ははは!!」



同級生2「くせーんだよ。」



同級生3「可哀想笑」




幼少期から。



きちんと、親の愛を貰えなかった子供達は、、




母親「あの子と違って。



お前は、いい子だね、、」




父親「いい子だから。



何か買ってあげよう。」




親からの虐待や、性的暴行を受けていた子供達は、、




母親「お前!



ムカつくんだよ!!」




ジュー、、



子供「熱い!!!」




ドカッ、。



子供「うへっ、、」




男「良いのか?



ほおって置いて?」




ギィー、、




子供「お腹、、減った、、」



ブーン。




子供「やめて、、



嫌だ、、」



ギシッ、ギシッ、、



子供「嫌だ、、」




何かしらの欠陥や。精神疾患を患う場合があると。



何処かの研究で発表されている様に。




私も。



それに、該当するのであった。




「お弁当、、濡れちゃった、、」




誰かに認めて貰いたい承認欲求は。



時として、、残酷な程にも。




誰かを追い詰める事で、充たされるのであった。




某陰謀論では、そういった能力者を作る為に。



あえて、その様な環境を作り。



秘密裏に育成していた過去が、



あったり。無かったり。とか、、




同級生4「まだ。居るよ、、」



同級生5「早く帰って欲しい、、」



同級生6「何で濡れてるの笑」




めんどくさい事に巻き込まれたくはないので、



あくまでも"都市伝説"と言っておこう。




私には"居場所"が無い。




帰れる場所も。



頼れる人達も。




私には、、何も無い。




あのフレーズは、



何かしらの権利に引っ掛かるかもしれないので。



割愛させて貰うとしよう。




自分が信じたいモノを。



自由にすると、いいよ。




私にあるのは、この第六感だけ。




「ただいま、、」



「お帰りなさい。。




、、どうしたの??」



「ちょっと。



友達と、水遊びして、、」



「遊ぶのは構わないのだけれども。



水遊びするのには、まだ。



寒いじゃない?




ねえ、



タオル持ってきて?」



同級生1「はーい。。




もお。



程々にしなさいよ??」



ギュッ、、。




リーンリンリン、、




すれ違う人から感じる。



鈴虫の様な音と。




カナカナカナカナカナカナ、、




ひぐらしの様な音。




共通しているのは、どちらも。




『死』




違うのは、音と、状況。




ガチャッ、、。




私は施設を転々とし。



今はこのお家で御世話になっている、、




さっきのは、お義母さんと。



私と同い年のお義母さんの娘。




動物は、親の愛が無いと。



子供は死ぬらしい。




例え、そこに棘があっても。



子供は、親の愛情を求める。




愛の貰えなかった子供は、



衰弱して、死ぬらしい。




コンコンコン、、



「はいっ、、」



娘「入るね?」



「うん、、」




ガチャ、、。




ベシッ、



ドカッ、、




ギュッ、、、




娘「何で。



私が、、アンタに。




タオルを。




持って、行かなきゃ。




いけ、ない。の、よ。」




学校でも家でも。



私は愛される。




それは、歪んだ愛。



情、、




娘「私のお母さんなの。




アンタのお母さんじゃないのっ。」




見えない様に。



上手に。




向けられない愛は、



歪な形として、




私の身体へと残された。




お義母さん「ご飯よ??」




娘「はーいっ!!」



「、、はーい。」




お義母さん「お父さん今日も遅いから。



先に食べましょう?




沢山。食べてね?」




ギュゥ、、。




「、、はいっ。」



娘「頂きます!」



「頂きます、、」




お義母さん「召し上がれ。」




それで、、



第六感の能力の話しに戻ると。




自殺は、鈴虫の音で。



他殺は、ひぐらしの音がするというモノ。




鈴虫の音がすると。



その人は近いうちに何かしらの方法で。



死んでゆく。




ひぐらしの音がすると。



その人は近いうちに何かしらの方法で。



殺される。




いつか。



私からも。。




鈴虫の音がするのだろうか、、。




ギュッ、、。
















































  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

第六感 影神 @kagegami

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ