第6話 選択肢2ー2クライヴと面会した(2話選択肢より)

ダメ息子のクライヴと面会した。


「僕のカナリヤに会ったそうだね」


「はい」


「だったら、あの子の素晴らしさがわかっただろう? 僕は、あの子がいなければ生きていけない」


お前、今、息をして喋って、生きているだろうが。

私は馬鹿息子を罵倒したい気持ちを必死で抑える。


「あの子の歌を聞いている時だけ、太っていて、美しくない婚約者との結婚が待っていることを忘れられるんだ」


なんという失礼なことを言う男だろうか。

私から見れば、結婚が許される年齢になっても親のすねをかじる男を押しつけられた令嬢が気の毒だ。


私は思わず……。


選択肢3

1「自分が令嬢と縁を結びたいです」と言う(次へ/鳥籠の鳥【男主人公編】6話→ 鳥籠の鳥【男主人公編】7話へ)


2「親のすねかじりが何を言っているんだ」と言う(鳥籠の鳥【男主人公編】6話→ 鳥籠の鳥【男主人公編】10話へ)

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