今、目の前にある危機【魔の正体①】

魔の真の目的それは、仏の座を奪うこと。


全てを転覆させ、略奪したい。

人類を魔の思考に染め、神社仏閣を闇堕ちさせ、人類の滅亡を招来する。


人類の父母となる仏の存在意義すらも、覆す世界の破滅。


経文には「三世十方の諸仏」と説かれる様に、仏は無数に存在し、地球以外でも知的生命体のいる星があれば、仏は出現して教えを説きます。


では地球の人類を滅ぼせば、なぜ仏の存在理由がなくなるのか?


それはこの地球に、諸仏如来成仏の根源の大法たる南無妙法蓮華経が存在するからです。


つまり釈迦牟尼仏はじめ全ての仏如来は、過去に南無妙法蓮華経を唱える修行をして仏に成る事ができたのです。


この大法を諸仏に教えた根源の御本仏を「久遠元初の自受用報身如来(くおんがんじょのじじゅゆうほうしんにょらい)」、またの名を「南無妙法蓮華経如来」と申し上げます。


この南無妙法蓮華経を信じ唱える地球人類を滅ぼし、根源の御本仏の面目を失わせ、ひいては全ての仏の存在を虚しくしようとしているのです。


このように私が神託されて感じる道理を、裏付けとして桜井は経典をもって解いてくれます。

すなわち感覚として感じることが正しいと、何度も答え合わせをしてこれまできました


だからこそ身を正せと言われるのですが、その正義は時には相手をも切り裂く刃になります。


人である故に、そう考えると言いたくない場面も、どうしても出てきてしまいます。


なぜなら、変わる気のない人にとっては、余計なお世話になることが多い。

そしてそれ故に、これまでの関係性も破綻しかねない。


それまでの関係性と吐いて捨ててしまえばいいのかもしれませんが、人である故に私は葛藤するのです。


しかし、最近は歩み寄り理解しようとしてくれる方が増えてきました。


おそらく追い詰められている状況を感じているからこそ、変わらなければならない現実を思い、その現実の壁にぶつかっているのだと思います。


そんな相手の背景まで知る由もない為、悩む私に桜井は言います。


言わずは慈悲なきに同じであると、日蓮大聖人の言葉にあると道理を持って説かれます。

その道理に納得するからこそ、動く私がいます。


結果何が起きるのか?

予測外の返答が返ってくることで、役に立てている事を実感するのです。


その繰り返しは、何が正しいのか学習する結果になります。


手探りであった人に対しての関わり方、神託の伝え方が変わってきます。そしてその神託を聞こうとしてくれる方の輪が、少しづつ広がっているのです。


その中で感じることは、人を動かしたいのであれば、その方の心を動かすしかないのです。

真剣に相手を思う心からの言葉は、きちんと伝わるのです。


私は今コレを学習しています。


正直、相談をいただいた能力者のグループは、これまで魔の絡む神託を信じてきたわけです。

疑いながらも信じる行動を繋いできた、その根本を覆さなければならない。


信じているものをひっくり返す未来ほど残酷なことはないのではないかと、私は思います。


たとえ魔であっても陶酔していれば、自身に味方をしてくれるかけがえのない存在と思い込んでしまうのです。

そこまで深い部分に巣食ってしまうのです。


しかしそれが魔の存在だと証明するように、相談者の周りでトラブルが起きます。

多発する怪我や事故は直接関係者に起きるのではなく、その関係者の大切な方に起きていました。


さらにおそらく寿命だったと思うのですが、時を同じくして能力者の親族がお亡くなりになりました。


それらが重なるのです。

流石にヤバいと気づくには、充分な現象。それでもなおかつ、狡猾に狙う魔がおります。


これが今目の前で起きている不幸の本質であったら、あなたは受け入れられるでしょうか?

恐らく葛藤し苦しむのではないでしょうか?


それでも気づけと突きつけられる現実。


ある意味狂気すら垣間見える状況の中、果たして何人が自分の中の正義を奮い立たせ、魔に立ち向かえるでしょうか?


そんな中、相談者のグループは、私の言葉に耳を傾けてくれました。

そして何をもって魔であると確定できるのか、その魔に対してどうする事で身を守ることができるのか、真摯に向き合ってくださいました。


そこにあるのは己の正義。

最後の砦こそ、自分の中にあるのです。


これまで歴史を超えた長い時間、魔との戦いは続いてきました。

今、急に出てきた問題ではありません。


ではなぜ、急激に理解し難い犯罪やニュースが溢れているのか?

先人達と私たちの違いは何かと突きつけられます。


それは正しい理としての道理を教えてこなかったから、魔の蔓延る現代があります。


人としての道理とは。

誰かを傷つけることとは。

そして罪を犯すとどうなるのか。


経典では地獄に堕ちると説かれています。


法華経譬喩品(ひゆほん)に曰く。


「若し人信ぜずして此の経を毀謗(きぼう)せば、則ち一切世間の仏種(ぶっしゅ)を断ぜん。乃至、其の人命終(みょうじゅう)して阿鼻獄に入らん。一劫を具足して劫尽きなば更(また)生れん。是の如く展転(てんでん)して無数劫(むしゅこう)に至らん」


もし人が仏の言う事を信じずに法華経を誹謗すれば、それは仏が一切衆生に植えた成仏の種を断絶させるに等しい大罪である。

乃至、その人は臨終の後、阿鼻地獄に堕ちるであろう。

三億二千万年の刑期を与えられ、その刑期が終わればまた阿鼻地獄に生まれる。

この様に三億二千万年の大苦悩を、無数に繰り返し受け続けるに至るのだ、と。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る