きっかけから、終焉のシナリオ【前編】
これはある夫婦の日常を変えたお話になります。
そしてその物語は10年越しの因縁となり、巡り巡って私に降り注ぐ事になりました。
そんなお話から、世界の終焉の危機を感じるまでの物語です。
その日まで、ごく普通の夫婦だったんだと思います。
しかし夫婦に通力を与え、夫婦をいつしか神になり変わったと思わせ、狂わせた存在がありました。
我々は夫婦が書いた書物から、【月来しょう王】と名乗る神の存在を知ります。
※しょう=月+生
桜井はその夫婦の書物の誤りや矛盾を、経文等に照らして一々に論破した上で、「月来しょう王なる神の名は経文には一切なく、聞いた事がない」と言います。
そしてこの存在は、「【月来=月から来た】、【しょう】は月に生まれると書き、中国語簡体字の【勝】と同じで、これは【月から来た勝れた王】との名乗りであり、【しょう=月+生】なので、自ら月の生まれである事を明かしている」と桜井は紐解きました。
そしてこれは、おそらく大月天から追放され闇落ちした存在であり、【太陽=日】に対して、強い恐嫉の心が見えていると解きました。
この【月の魔物の力】が背景にあったと考えられます。
その夫婦は特別な力で人を救うと謳って寺を建て、広く門戸を開きました。
15年以上前の私は、まだ実家との交流があり、多くのことを抱えていたが故に、実家から誘われるままその夫婦と出逢います。
その中で多くの事柄を、藁をも掴む思いで信じておりました。
しかし明るくなる未来はより苦しいものとなり、苦しめば苦しむほど、その夫婦に会いに行く頻度が増えた様に思います。
その辺りでしょうか?
巡り巡って弱みにつけ込み、神を語る宗教ビジネスの様な気がして、その夫婦から離れました。
むしろ窮地に追い込まれるため、誘導されていた様な気がします。
今ならこうして分析できる事でも、愚かで純粋すぎた当時の私は、人のモノではない通力にひれ伏してしまった面があったと思います。
しかし桜井は、日蓮大聖人は「通力には寄るべからず」、つまり「神通力を持っているだけで、その者を正しいと信じてはならない」と説かれているとした上で、こう続けました。
宗教を批判するのに大事な事は、
①世間の道理に反していないかどうか
②文献に書かれた証拠があるかどうか
③行じた時にその文献通りの現象が起きるかどうか
この3つが重要ですと。
そんな桜井と共にいる日常は、常に法華経の経文と照らし合わせ、慎重に分析する中で得た知識として私に説いてくれます。
それはあまりに体験した事の意味を言い表すことが多すぎて、だからこそ否定できない非日常も受け入れてきた様にも感じます。
過去の私は明らかに間違った道に、傾倒していたのです。
ある意味【黒歴史】ですが、しかし、そこから紐解いてゆく答えがあったのです。
この黒歴史の因縁は、その夫婦から離れた事で解決されたものではないと、今なら分かります。
もちろんその夫婦とは、もう何年も会っておりません。
しかし、月の魔物は私たちの動きを知ってしまったのです。
いつか私がこの夫婦の闇を暴露するであろう事を、月の魔物が認識していたのだとすれば、なぜ私がこの夫婦にかつて傾倒していたのか、理由がわかる気がするのです。
つまり、闇を暴露させないために取り込もうとしたのだと…。
2022.6.2要子が聞いた『西から攻めてくる』という言葉。
一体誰が発した言葉なのか、誰に向けての言葉なのか、わからないままでした。
その後
2022.6.7桜井が聞いたのです。
『エンリル』が来る!
エンリルはシュメール神話の最高神にして破壊神であり、聖書に記された「ノアの大洪水」を起こしたのも、シュメール神話ではこの神だと。
そんな話を聞いた途端、昼休み車で休憩していた私は体験するのです。
エンリルの名前が出た途端、空は一気に曇り、大雨になりました。
そして桜井から、とんでもない事を言われます。
恐らくこれが「西から攻めてくる」「第二のリャクリョ」…
無理なんですけどーと叫んだ私。
そんな私にたたみかける様な、情報が告げられます。
エンリルには月の神・ナンナと言う子がおり、メソポタミア神話では、別名をシンと言うのだと。
私につきまとっていたのは、月の魔物=月来しょう王=ナンナ=シン…
父であるエンリルがシンを助けに来るのは至極当然。
しかもナンナの子は太陽神シャマシュであり、「太陽が主ではない、我こそが太陽の親なのだ!」と主張し、太陽を憎んでいるのだとしたら…
シャマシュ=シャーマン主であり、シャーマン主=日の巫女だとしたら…!
とLINEがきたかと思えば、
ナンナの娘には金星神イナンナがおり、これはアフロディーテと同一神と言われていると、文献を探してきた桜井が説く。
私はアフロディーテと名乗る神を、降ろしたことがありました。
その後アフロディーテ=月詠様だと、天照様より告げられています。
イナンナ=アフロディーテ=ツクヨミ=ウカノミタマ…
ウカノミタマ=稲荷=イナリ=イナンナ‼︎
稲荷はイナンナの漢字表記だったのか⁉︎
ウカノミタマを味方につけて仲裁をしてもらえとの事でしょうか?
と桜井がパズルのピースを当てはめていく。
場所が変われば、神々の名前も認識も変わる、神々の名前は人間達が付けたものに過ぎない…。
その教えが脳裏に蘇りました。
謎は謎を呼び、ちょうど昼休みが終わり車から出ようとした時には、土砂降りの雨も止んでいる様な、不思議な天気でした。
そしてその日の夕方、不気味に天をふたつに分ける様な分断雲を見ています。
この雲こそ、これから起きるかも知れない地震を予知しているのではないかと。
20数年前に同じ様な雲を見たのちに十勝沖地震が起きたと、桜井に教えられたのでした。
更に私は以前、縁のある宮司様より
豊受大神=月詠様=宇迦之御魂神であると伺っていました。
その方が宮司を勤める神社の姫様のお姿こそ、実は私が作品として制作し、奉納されるのを待っている状態にありました。
奉納する予定の作品が、これからの運命を左右するかも知れない作品だったと知った瞬間でした。
私はその姫様のお姿こそ、第二のリャクリョ【エンリル】との和解。
しいてはこれから起きるかも知れない災難を大難から小難にしてくれる可能性を願い、急遽6月10日に奉納する予定を組みました。
2022.6.10
自宅より2時間ほどのドライブをしながら、奉納に向かおうとしました。
すると、どうしてもナビがおかしな道を示す。
しかし、その通りに行くとあちこちの神社に結果寄っていく事になるのです。
道中参拝しかなら目的にへと向かいます。
その日は朝から快晴で、とても良いドライブ日和でした。
神社に着くと、ポツンと雨に濡れた気がして、雨が降るかと…私は呟きました。
しかし、空は快晴。
雨など降る気配はありません。
宮司様にご挨拶をし、奉納のための【大祓と奉納報告祭】をしていただけることになりました。
その時です。
祝詞を唱え始めると、雨が急に降り始め、そして私の名前を読み上げるタイミングで雷鳴が轟き、最後に宮司様が柏手を打った後に、大きな落雷がありました。
私は自然を統べる神の存在を、知識としてではなく、感覚で今まで以上に明確に感じた瞬間でした。
そして再び帰るとなった時には、空は先ほどの土砂降りと雷鳴が嘘の様に、快晴になっておりました。
私は願います。
御祭神である豊受大神様に、大難を小難に。
そして体験した事柄こそ、神の存在を証明し、これから起こるかも知れない地震の防災への備えの必要性を広く伝えるために、大きな役割を担うのではないかと。
多くの命を守る行動につながるのであれば、自分のことを明かしてでも伝えなければならない程の衝撃を受けたのでした。
これまで何度も言われてきた、ガツンと案件は地震なのかもしれない…。
同じように皆に平等に、試練がやってくるのではないかと…危惧せずにはいらなかったのです。
しかしながらそれを公開する事は、いたずらに不安を煽る行為となりかねない。
自分の正義は、本当に正義であるのか?
誰かを不安にさせるだけであったり、傷つけかねないのではないかと悩みながらも、その時の動画を編集しました。
一番見て欲しかった存在。
圧倒的な物証を示して、全てを露呈させ、説得させたかった田辺に見せた。
いつかこの文章を目にし、仲間の想いが届いてほしいと願っていた。
しかし圧倒的な神様の力を目の前で示されて、田辺のガツンと案件が迫っているのを知っている私は、放置はできなかった。
目の前で起きるかも知れない大難を回避したかった。
田辺から始まり、通力を得た夫婦、
そして私の実家まで巻き込んだガツンと作戦というシナリオ。
失う代償を大きく危惧する私を駆り立てていた。
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