願いを託す神様【k神社】

k神社の願い


氏子の幸せを願う神様がいる。昔その地区の住民に農具でもある【ミノ】の作り方を伝え、繁栄させた神様。

その地区の人以外が作ると、具合が悪くなるという言い伝えがあったらしい。

ミノを作る材料は地元の山で素材が取れる。

そしてその地区のミノは高値で流通したそうだ。


その神様がどのように伝えたのか…私は少しづつ、その地区の住民や資料などで知りたいと思っている。


力を失い、闇落ちする神社があると同時に、人を救いたいと願う神様が確実に存在する。


自分の力を復活させたいと願う神社に、是宮は呼ばれる。

そして少しばかりの塩と、お神酒を奉納する。

浄化と言っても何も難しいことはない。

信仰する思いが、必要なだけなのである。


そんな神様の中にk神社との出会いがあった。

私が移動したい先として、その職場に移動届を出したその日に、移動が決まった。


実は職場への通勤路を確認するために、行った際あった神社がk神社であった。

その時、神託が降りた。

『縁はつないだぞ!』と。


その後移動願いを伝え、実現した。



私はその職場に移動になった事をきっかけに、途中のM総本山神社とk神社を参拝していた。


そして天照様のシナリオとして、私の仮想の死が起きた。※アメブロ【訳あってシャーマンはじめました】にて詳細は記載しています。



去年の12月。その神様にお願いをされた。

その地区で土砂崩れが起きるので、

氏子を守るために、とある場所を浄化して欲しいと、託されたのである。


その場所には、沢山の石像があった。 

石像は御霊入れをしていなければ、器となり違う力のものが集まりやすい状況が発生する。

ありがたいものであればあるほど、祀るには、それなりの覚悟が必要となる。


私たちはこれまで、何度となくそれを感じてきた。

信仰を集めやすいものほど、狙われるのである。


包丁も正しく使えば、役に立つ道具。しかし間違えれば、人を殺めかねない。

道具をつなうなら、それなりの覚悟が必要なのである。

使い勝手が、重要視されればされる程、紙一重となる。


それは、信仰も同じであると思う。

子孫繁栄と敷地内に祀られた神様。

果たして代替わりしてもきちんと祀ってくれる、保証はどこにあるだろうか?

ヘタをすると、その敷地すら売りに出す世の中。

そのために祀られていた場所を変えられたり、御霊抜きをされた神社やお社を見てきた。


それを面白くないと思う神様がいないと誰が補償できるだろうか?


荒御魂にならないと、言い切れるだろうか?

魔に魅入られる思考にならないと、言い切れるだろうか?

魔はいつでも狡猾に、狙っている。


その一方で、氏子の幸せを願う神も存在するのである。


託された私たちは、実行する。

浄化のために水晶と、塩を撒いた。


正しく、機能する事を願って。



何度か言われた言葉がある。

未来はある程度変わらない。

しかし、大きな災いを小さくそらすことはできると。


それこそ命を狙われかけていた時、車の事故に巻き込まれる、予知をしていた。


実際は最小限にとどめることが出来たが、事故という未来は大きく変わらなかった。

それを知っているからこそ、神託を軽く捉えられないのである。


なぜなら、見過ごしたら大きな災害となる可能性が、ゼロではないから。

自分達が動かなければ、何かが起きるかもしれないということを、2021年の夏。十和田湖を巻き込んだ、課題で、嫌というほど味わった。

その【十和田編】を私たちは小説にしようとしている。


大体の神託は3ヶ月から半年のタイムラグで発生する。


そして3ヶ月後の先日。

k神社に浄化を頼まれ、浄化した建物の屋根瓦が、突風の被害に遭いかなりの量が、落下していた。

その突風は二日ほど前から続いていた。あまりに嫌な空気と、風に何かの気配として感じていた。


その間何度となく、その場所に呼ばれるように気になっていた。

しかし、なかなか行けずにいた時、瓦屋根の落下が起きた。

玄関先に落ちた瓦は、もしかすると私や誰か被害者を産んでいたかもしれない。


それを見て、土砂崩れが瓦の落下に変わったのではないかと、予測した。

次の日地震が起きた。


時々聞こえてくる、本人にとっては、悪意のない話でも、私には洒落にならない時もある。


それほど人間である以上、愚かでそして罪深き存在なんだと、ここ数日の出来事で考えさせられる。


だからこそ、気づかなければならない。

お互いに気遣い、大切に共存する方法を知らなければならない。


光も闇も全て、紙一重。

人間である以上、向き合うであろう問題の山積みは、決して見逃すことが出来ない大切な事が隠れている。




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