幼馴染彼女に浮気疑惑を着せられた俺→素っ気なかった筈なのにおまえ、ヤンデレになっちまいましたね。

雲川はるさめ

第1話


俺が浮気したことになってんだが、

おまえ(美少女幼馴染)の第六感は狂ってんじゃないかとキレた→彼女のヤンデレ具合がおかしい件


「俺、浮気なんかしてないけど...」


「は?嘘つくんじゃないのよ!シンジ、

学園のマドンナに声かけてたでしょ!?

私、知ってんの。噂で聞いたの...!」


帰り道。

俺はこいつ、もとい、幼馴染であり、

一応の彼女と口論になってた。

俺にかけられた不名誉な疑惑、「浮気」


「噂だろ?そんなの。インキャの俺が浮気なんかできるわけがねぇだろ。しかも、学園のマドンナ、と、なんて」


「は?バカね。私の第六感が言ってんの。

シンジがマドンナの色気にメロメロにされたってね!」


「誤解だろ...。完全な、よ。

俺がマドンナにメロメロ...まさか」


実を言うと、マドンナのプロポーションは

幼馴染のこいつより良かった。

でも、メロメロまではなってない。


「よし、シンジ。これから

カラオケ行こう。二人きりになれるとこ行こう」


「ええー。俺、家に帰ってゲームしたい」


「ゲームか...。私とイチャイチャするより

ゲームがいいわけ?」


「うん、まぁ...」


「おまえさ。ちょっとおかしいぞ。

最近、俺に対しての拘束が強くなったんじゃないのか?」


「マドンナに声かけたでしょ?シンジのせいよ」


「そんなことしたかな、、?」


「したした!ハンカチ渡したらしいじゃない!

プレゼントしたんでしょ!」


「いや、してないし。

プレゼントなんか!」


「嘘!目撃者がいんのよ!私の友達が

ばっちり見てんの。ピンクのハンカチだったって」


「それな。彼女のやつだよ。もともと、

彼女のやつ」


「は?」


「落としたのを拾っただけなの。

ったく、そんなんでプレゼントとか!

そんなんで、メロメロになって、浮気とか!やめてくれよ」


「.....マジ?」


「マジマジ。オオマジ。もしかして、おまえ。。

俺のこと、思った以上に好きだったとか!?

ちょっとマドンナに声かけただけで、

浮気呼ばわりとか!好きなんだ!俺のこと??うひゃひゃ」


「.....っっあ!!バカぁ!」




幼馴染がヤンデレかわいくなった瞬間だった。恥ずかしさのあまり、その場にいられなくなったのか、幼馴染の真島マヒロは逃げるように俺の前からいなくなったのだった。


俺の拘束は解かれた。


カラオケに行くことはなくなり、

俺はフォトナのレベル上げに勤しむことになる。マヒロと過ごせなくなったことがちょっと寂しくもあり、それと同時に

開放感もちょっとあったのでした。






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