うつ病患者の個人的感想

第1話 疲労とは

疲労とは何か？

日本疲労学会では、「過度の肉体および精神活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態」と定義されている。

疲労とは、これ以上、負荷がかかった状態が続くと体に害が及ぶというサイン。

心身に負荷がかかると、

・副交感神経機能の低下

・酸化ストレスの増加

・修復エネルギー産生の低下

・サイトカインによる炎症と神経伝達機能の抑制

という反応がおき、これらが疲労を起こす。

疲労は、末梢性疲労と中枢性疲労に分類できる。

末梢性疲労:体の疲れ

中枢性疲労:脳の疲れ

疲労回復の方法

・睡眠:脳や体の休息時間であり、一番重要。

・食生活:糖質、脂質、たんぱく質、ミネラルビタミンをバランスよく。

・生活リズムを整える

疲れているときは、ビタミンBやカルシウム、鉄分といったミネラルを意識してとるとよい。

厚生労働省の調査では、日本で疲労を自覚している人の割合は、就労人口の6割と報告されている。

慢性的な疲労は、思考力や注意力の低下、さまざまな症状を引き起こす。

感想

疲労のメカニズムは、現代医学によって徐々に解明されつつある。

身体疲労、脳疲労が続くことによりメンタルヘルスを引き起こす。

やはり、疲労を感じたら早期に解消することが重要。

理想は、疲労を感じる前に休むこと。

しかし、現代人は仕事や家事など様々な事情で休むことができない。

疲労とは、現代病といっても過言ではない。

今後、医学の進歩により疲労を解消するような薬が登場するのだろうか？

それとも人類にとって、疲労はうまく付き合っていかなければならない永遠のテーマなのだろうか？