世の中間違っているなんてありきたりの考え
ニュースにも新聞にもかわらない思いがある。
それは世の中には間違ったことが溢れているいうこと
誰かが誰かを騙して捕まった。
それを阻止して表彰された。
政治の紙面だって、なにか異常な時代に備えるために法令なり議論なりが紙面に踊る。
それは誰が異常なことだと決めたのだろう。
私は誰かに、これが異常だと教えてくれと頼んだろうか?
そんなことは望んでいない。
私の望みは何が正しいことか
教えてほしいということだったはずなのに
いつからかその願いは湾曲した。
何が正しいことを知るために
間違っていることを一つ一つ数えていくのだろうか?
そして残ったもが正しいとでも言うのだろうか?
あまり迂遠なことに、これまで時間を割いてきたのか?
いやそうではない。
残念ながら初めの思いを見失ってしまったのだ。
いつからか
ニュースが面白くなってきた。
子供のころは、そんなものおもしろくもなかった。
誰かが異常なんてなんの興味もなかった。
そもそも、そんな誰かの言った意見なんて、なんの意味もない空虚なたわ言に過ぎなかった。
私は何が異常で、どうして異常なのかなんてなんの興味がなかったのに
いつからか面白くなってきた。
それも初めは義務感だったかもしれない。
世の中の話題についていかないといけない
話の流れのについていかないと…
「異常者」と思われるかもしれない。
その恐怖感からニュースを見るようになったのかもしれない。
その義務感はあるときルーチンとなり、気が付くとニュースを見ていた。
井の中の正義感は汚い声上げた。
「こんなことは間違っている」
「世の中おかしい」
その蛙の声はスマホを持つことで、ほかの人にも聞こえるようになった。
それはより強く汚く響きあい、夜寝ることもままならない雑音になった。
その汚い合唱は昼も夜も響きあい、今や静かな日々を送ることもできない。
ああ 懐かしい静かな日々
正しいことを見ていた、あの日には、もう戻れないのだろうか?
サッカーのワールドカップ
試合には勝敗がつきもの
負けたのは何か異常なことがおこったとだと騒ぎ立てる
それは、相手がより正しいことをしたに過ぎないのに。
だまれ私の蛙
誰が決めたこと?
誰がおかしいときめたのか?
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