第2話 初任務

「で、初任務ってなんにゃん?」

「それはな...」

「先月盗まれた、『光の輝きシャイニーダイアモンド』はしってるかい?」

「俺の話を邪魔すんな!帰れ!ルビスケ、じじい!」

ルビスケ、ひいおじいちゃんはしぶしぶ帰っていった。

「あんな邪魔者いなくてけっこう!」

なんかひどくない?さすがに。

「まあいい。それで、その光の輝きシャイニーダイアモンドを取り返して持ち主に返し、盗んだやつを警察に引き渡すんだ!やれるか?」

「もちろんにゃん!」

「よし!行ってこい!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「ここが盗んだであろう家にゃんか。」

見るからに高そうな家。表札には、田中の文字。

「この家どっからはいるにゃん?」

え~と...

ここか!なんかかけてかる!

ルパスケはかけてあるものをはずしてみた。

「あ!扉だ!」

ガチャ!

やった!あいたにゃん!

で、どこにあるにゃん?

お父さんの話だと、本物っぽいのは、偽物で、偽物っぽいのが本物らしいにゃん。

まあいいにゃん!全部持って帰るにゃん!

「うん!これで最後にゃん!」

最後のダイアを取ったとき、警報が鳴り出した。

『ジリリリリリリリリ!!!』

「わっ!」

「誰だ!?」

ひっ!あいつヤバイやつにゃん!

父ちゃんが言ってたにゃん。

田中家の飼い猫、ペン太郎(ペンたろう)。

またの名を、ボス猫 ジャイ・ニャーン・2世。

「あいつは危険だから、近寄らないほうがいい」ってお父さんに言われたにゃん。

すぐににげなきゃにゃん!

抜き足、差し足、忍び足...

コトッ。

あっ!

コトッと言う音と共に花瓶が倒れる。

「そこか!」

ジャイ・ニャーン・2世が、ゆっくり近づいてくる。

まずい!見つかったにゃん!

「お前は誰だ!?」

「ハッハッー!僕は、怪盗ルパニャンだにゃん!」



なにっ?あいつが、あの有名な怪盗ルパニャン?まさか!

手には、たくさんのダイアがある。

「くそっ!ダイアを返せ!」

「返せって言われて返すやつがどこにいるにゃん?返さないにゃん!」

「なんだとぅ?やんのか?」

「おう!バトルするにゃん!」

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