第4話
それから部活初日が来た。部長らしき3年生が前に出た。というかこないだ部活動体験のときに付いてくれた先輩だった。
「どうも。弓道部部長の
そこからそれぞれ学年とクラス、名前、好きなものやこと、始めようと思った理由を答えていった。それから、2年の番になると1人が言った。
「2年A組の
すると、周りが少しざわついた。近くの人の声を聞くとどうやら噂のイケメン先輩らしい。そのまま2年、3年と自己紹介が続き部員全員の自己紹介が終わるとさっきの部長さんが前にでて今後の動きを説明した。
「じゃあしばらくの間のスケジュールを話します。1年は7月に新人戦があるから取り敢えずはそこで上位入賞目指して頑張って。部活は基本月・水・金・土の週4回。これからしばらくは弓とか触らずにトレーニングメインだろうけど頑張ってね。それからこの後で1年は基本的なルールとか教えるからあっちの方で集まっといて。」
そして指示を受けた場所で話が始まるまでの間私は同じクラスの弓道部のヒトと話していた。
「えっと。さっきも自己紹介で言ったけど
私は、自己紹介を聞き流していたので、もう一度名前を言うという行動の面倒くささを名前を間違え無いで良かったという感情が上回った。そのあと、続けて私も自己紹介する。
「私は、
すると彼女は少し恥じらいながら。
「ごめんね。にいって言われるとお兄ちゃんんみたいな意味に感じる人いたら嫌だし。にいねって呼んで。由来は詳しく話すと長くなるから大体なるけど。中学のときに、『にい、ねー。』って話しかけられてて、そのままあだ名がにいねになったって感じ。自分でもにいって呼ばれるよりもにいねって呼ばれる方が好きだから。」
「そういうことか!」
と、私は驚きながらにいねよろしくねー。っと言った。すると、顧問の先生が集合場所に来てルールの説明を始めてくれた。説明が終わると解散らしく、それぞれ解散だった。私は、にいねと学校の最寄りのバス停まで話しながら帰った。バスは残念ながら逆方向でそこで別れた。バス停の椅子でバスが来るのを待っていると声をかけられた。
「ねぇ。1年の藍野でしょ。俺に恋して見ない?」
私はとにかく戸惑った。その戸惑いを隠せないままに私は言った。
「え?」
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