41
さなぎはみらいとのはらと一緒に森を抜けて木原家までやってきた。
(途中のお花畑を見て、みらいは「すごい!!」と言って、とても感動していた)
のはらとみらいはその道中でずっとお話をしていた。
(二人はずっと昔からの親友のように仲が良かった)
さなぎはそんな二人のお話をみらいお姉ちゃんの隣を歩きながら、(いつものように)ずっと、じっと聞いていた。
「こんにちは。いらっしゃい。みらいちゃん。さなぎちゃん」
木原家にやってきた二人を見て、とても嬉しそうな顔をしてのぞみさんがそう言った。
のぞみさんはゆったりとした白い洋服の上に、料理用のエプロンをつけている。
(どうやらお昼ご飯を作っていた途中だったようだ)
さなぎとみらいは「おじゃまします」と言って、木原家に上がると、そのまま家の中を歩いてのはらの部屋まで移動をした。
そこで二人はのぞみさんが作ってくれたお昼ご飯をのはらと一緒に三人で食べた。
のぞみさんが作ってくれたお昼ご飯は、白いご飯にお味噌汁。卵焼きと唐揚げだった。
飲み物は麦茶で、それはどれもとてもおいしかった。(麦茶を飲んでみらいもさなぎと同じように、美味しい、と言って驚いていた)
その間も、ずっとお話をしているのはみらいとのはらの二人で、さなぎはほとんど口を閉じて、ただずっと黙っていた。(話しかけられれば答えるけど、自分からはお話をしなかった)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます