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 さなぎはみらいとのはらと一緒に森を抜けて木原家までやってきた。

(途中のお花畑を見て、みらいは「すごい!!」と言って、とても感動していた)

 のはらとみらいはその道中でずっとお話をしていた。

(二人はずっと昔からの親友のように仲が良かった)

 さなぎはそんな二人のお話をみらいお姉ちゃんの隣を歩きながら、(いつものように)ずっと、じっと聞いていた。

「こんにちは。いらっしゃい。みらいちゃん。さなぎちゃん」

 木原家にやってきた二人を見て、とても嬉しそうな顔をしてのぞみさんがそう言った。

 のぞみさんはゆったりとした白い洋服の上に、料理用のエプロンをつけている。

(どうやらお昼ご飯を作っていた途中だったようだ)

 さなぎとみらいは「おじゃまします」と言って、木原家に上がると、そのまま家の中を歩いてのはらの部屋まで移動をした。

 そこで二人はのぞみさんが作ってくれたお昼ご飯をのはらと一緒に三人で食べた。

 のぞみさんが作ってくれたお昼ご飯は、白いご飯にお味噌汁。卵焼きと唐揚げだった。

 飲み物は麦茶で、それはどれもとてもおいしかった。(麦茶を飲んでみらいもさなぎと同じように、美味しい、と言って驚いていた)

 その間も、ずっとお話をしているのはみらいとのはらの二人で、さなぎはほとんど口を閉じて、ただずっと黙っていた。(話しかけられれば答えるけど、自分からはお話をしなかった)

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