第7話 ひきこもり

ここは虫達の王国 バグズティアー


そこの虫達の歴史上には1人の転生者が蟻(アリ)から人へ進化を遂げ、虫達のスキルを駆使した事でバグズティアーに平和をもたらした。とゆう伝説があった。


そして、今、猫族のキャトラー軍が再びバグズティアーを破壊しようと目論み、バグズティアーは壊滅寸前であった。

バグズティアーの王 カブト3世は昔話しの転生者を再び、この地に呼ぼうと考え、虫達の総力を結集した。


来たれ、転生者!


その転生者の子孫に当たる、外出 竹刀(そとで たけのり)28歳は現在、ひきこもりであった。

が、バグズティアーの救世主だと信じられて、バグズティアーに呼ばれた。


それは竹刀が、オンラインゲーム中の事だった。


よし、もう少しで全クリだ!ランキングトップも夢じゃない!


そんな時、PCの画面が真っ暗になり、画面からは1匹の蜂が手を伸ばし現れた!


子孫様!大変なのです!もう一度、世界をお救いください!


蜂は竹刀を両手で摑むと無理矢理に画面の中へ吸い込もうとした。


うわ~!嫌だ!嫌だ!部屋からは出ないのだ~!

竹刀は力いっぱいにPCをつかみ、自分の身体を自分の部屋へと戻そうともがいた!


蜂 子孫様!子孫様!どうか。どうか~!


竹刀 嫌だ!嫌だ!部屋から出るのは嫌なのだ!


竹刀が足をバタバタさせ、蜂を蹴っ飛ばした!


蜂の頭はグネーと曲がり、思わず手を離してしまった。


しまっ!


そして、異世界は壊滅した。




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