沼っているスマホゲームーまほやく
高山小石
繊細な表情にメロメロ
子どもから「流行ってるみたいだからやってみたら?」と言われてダウンロードしたのが、まほやく『魔法使いの約束』でした。
まず
そして縦使い!
プロセカもツイステも横使いだったので、縦使いは新鮮でした。
縦の良いところは、キャラの美しい立ち絵(Live2Dという、3DCGみたいな絵)が膝くらいまで、細かい衣装の装飾までもハッキリ見えるところ。
この立ち絵の繊細な表情がスゴい!
かすかな動きやまばたきはもちろん、瞳が左右にも動くし、眉、顔色、口元と、性格や機嫌がなんとなくわかるくらい動きが細かい!
ホームに好みの衣装を着た推しを置いて、ずーっと見ていたくなる。
(その推しが時間にそった内容を声付きで話してくれるのにも癒されます)
物語は序盤からクライマックスの盛り上がりで、私が初めてのシステムにあわあわするタイミングでゲーム解説がはさまり、ざっくり理解できました(詳しい解説もちゃんとヘルプに書いてある)。
いつも通り物語をどんどこ読みたかったものの、レベルが足りなくて読めなくなったので、レベル上げすることに。
レベル上げ自体は大まかに2種類あって、5つの国のどこかにひとつある魔法使いキャラゆかりの地でカード自体のレベルを上げつつミニキャラ(覚醒キャラ)を作ること。
もうひとつが、その作ったミニキャラで訓練か戦闘を行うこと。
タイトルが『魔法使いの約束』というだけあって、個性豊かな21人の魔法使いがいる。それぞれゆかりの地で細かいキャラエピソードを読み、そのキャラの過去や、土地について、他の魔法使いとの関係性を知りつつ、カードのレベルを上げるのですが。
その魔法使いゆかりの土地エピソードがいちいちエモい!
メインストーリーはなかなか読み進められないし、読めても物語の中で一日も経っていないゆっくり進行。でも、レベル上げ中に知る魔法使いのエピソードで、どんどんキャラを理解できる。レベル上げしてるだけなのに、本編の魔法使いの言動に「そりゃあんな過去があったらそうなるよね」と自然と納得できるようになっていた。
そんなエモい話があるゆかりの地ですることは「カードのレベルを上げつつミニキャラ作り」ながら、土地それぞれで、ちょっとずつミニゲームが違うのにもびっくり。
基本は、カードのレベル上げ時に、メインカードと一緒に5枚のカードをおともに選べて、おともカードが持っている特性を、ミニキャラにしたいメインキャラにランダム付加していく。
得られた特性と、上げた属性のバランスと運?でメインミニキャラの覚醒姿が決まる、のだけど。
最初、覚醒ルールがわかっておらず、毎回違う属性を上げているのに、なんで連続3回同じ覚醒姿になっちゃうんだろう? と不思議だった。
調べたところ、作ることができるミニキャラは基本1人につき10体いて、さらにイベントでちょこちょこ増えてるっぽい。
つまり、21人×10+イベントで随時追加数のミニキャラが存在していて、各キャラの覚醒姿1体いったい属性バランスと付加特性が違う(共通している特性もある)。
なにが言いたいかというと、運や勢いだけでフルコンプは厳しいってことで。
全種類のミニキャラを作りたいなら、レベル上げにかなり気をつかわないといけない。
「あ、これ、ガッツリ系だ」と思いました。
そもそも、なんでミニキャラを作る必要が? っていったら、強いミニキャラの方が衣装が可愛い(重要)かつ強いので、戦闘で有利だから。なんで有利な方がいいかというと、戦闘で手に入れたポイントで報酬カードやアイテムと交換できるから。
私がダウンロードした時は、すでにイベント『銀宿る卵屋のファンタジア』が始まっている状態だった。
「開催イベントは乗っかるが吉」と、途中からでも参戦し、イベントを読んでいたところ、
え、好きvvv
銀卵イベ中のキャラ立ち絵に一目惚れしました。
銀卵イベ衣装は、銀細工で飾られたドレッシーな執事風、しかもSSR3人は鎖メガネつき!!!
(正装×眼鏡、大好物です!)
なんのご褒美ですか! ありがとうございます!!
私はイベントを走り出した。
もったいなくて使えなかったガチャチケットやマナ石(ストーリーを読んだりログインしたりでゲットできるガチャや買い物に使える石)で、銀卵ガチャを引ける限り引きまくりました。
RとSRが気前よく出てくれて、どうやら合体させたらレベル上限解放してカードレベルも上がるっぽいので、かぶったカードはとにかく合体。
しかし目当ての鎖眼鏡が出ない、とできる範囲でマナ石をためて引いたら、なんとSSR(鎖眼鏡)が一枚出ました!!
さっそくホームに設定。
最高です! ありがとうございます!!
しかしもう無課金ではガチャができない。
銀卵イベのガチャカードは5枚あるけど、うち3枚がSSRだから、1枚出た今は、たとえガチャしてもすぐには出なさそう。むしろ1枚出ただけでもありがたい。
(銀卵イベが終わってから気づいたのですが、ガチャしたらもらえるプレミアム石をためれば、そのイベント中ならイベカードを選んで交換できたもよう←いわゆる天井より優しい気がする。プレミアム石はトレード石になって他アイテムとも交換できて、過去エピソードを読める鍵とも交換できるっぽい。でも、気づいた時には消えてたから、次のイベントが始まるまでだったのかも。あぁしまったぁ><)
交換できることに気づかなかった私はガチャをあきらめ、イベント報酬(300〜1195万ポイントまで順番に報酬が決まっている)をよくよく見ていたら、報酬カードだけでも4枚あるのを発見。
(ちゃんとイベント詳細に書かれてあるんだけど、読まずにやっちゃう派なので知らなかった)
よし。報酬ゲットを目指そう!
そんなわけで、ちまちまミニキャラを作る合間にはさまる戦闘を続けて、できる限りポイントをためていたんだけど、このペースだと、どう頑張っても報酬2枚目が限界ぽい。私は途中参加だから仕方ないにしても、ここまで頑張らないとダメなの? みんなどうやって攻略してるんだろう?
ここらへんでようやくイベント詳細や攻略サイトを熟読し、どうやら今回イベカードをおともかメインで育成したミニキャラには特効ポイントがつき(しかも合体させたカード数が多いほど特効ポイントは上がる)、その特効ポイントが付いたミニキャラで戦闘すれば、得られるポイントが増加されるらしい。
確かに、プロセカでもツイステでもイベント中はお得カード設定があったわ。
まほやくは、お得カードをゲットし、さらに、そのカードを使ってお得ミニキャラを作らねばならないのか!
理解してからは、攻略サイトとゲーム画面を見比べながら、ひたすら育成&戦闘に明け暮れました。
開始直後なのでポコポコレベルが上がるため、MP(ミニキャラで戦う時に使うポイント)が切れることなく戦えたので、報酬カードも3枚目までは無事ゲットできました(4枚目はさすがに無理だった)。
走りきった……。
銀卵イベの物語もいい感じにエモくて大満足でした。
「さっきからエモいってなんだよ?」って感じですよね。
私の勝手な解釈ですが、まほやくでの『魔法使い』は、私の個人的既存のイメージでは吸血鬼に近い(魔法使いは血を吸いませんが)。
強い力を持っていて、寿命が長くて、人間からおそれられている。
古い魔法使いたちは諦観というか「人間に対して自分はこうしよう」って決めている感じだけど、まだ若い魔法使いたちは人間の反応に普通に傷つくし、我関せずな中堅たちはむしろ人間を虫くらいにしか思ってない感じ。
それぞれの考えがあって、魔法使い同士の仲がすごく良いわけではないんだけど、仲間意識みたいなのはある。なにしろ、人間はどんどん死んでいくけど魔法使いだけは残ってしまうから。
このなんと言えば正しいのかわからない、切ない感じがエモい。
人間と魔法使いの絶対的な差を感じられるエピソードに心を揺さぶられます。
余談ですが、主人公は男女どちらでも選べて、普段は出てきませんが、ゲーム内のどこかにちゃんと男女主人公絵がありました。
レベルを上げるのが大変で、本文をどんどこ読みたいのに読めない焦らされ感はあるものの、切ない物語と、美しい立ち絵に惹かれて続行します!
ガチャは、10連分ためれば11連できるというお得っぷり。
Rガチャチケットをまれにもらえたり、ガチャポイントでできるガチャもあるんだけど、肝心の通常ガチャ用のマナ石をゲットできる場が少ないような?
いや、きっと私がまだわかっていないだけだろうから、あちこち探ってみます!
まずは今イベを走って報酬カードを今度こそ全種類ゲットしたい!
あ、私は余裕がなくてほぼノータッチですが、魔法使いたちが暮らす兵舎みたいなのがあって、そこで魔法使いと交流すると表情や衣装が増え、料理をふるまえば仲良しポイントもためられます。
『賢者の書』という魔法使い辞典みたいなのもあって、カードエピソード読破や交流や料理を一定回数こなすと、それぞれの魔法使いについての詳細が開くというやりこみ要素っぷり。
うん。ガッツリ系だ(2回目)。
基本、物語を読めれば満足の私は、それより、過去イベントがいつでも読めず、読むには鍵が必要で、その鍵はマナ石、もしくはトレード石と交換で、しかも鍵1本でイベント全話解放かと思ったら、1話のみって(涙)。
(すでに2周年過ぎているから、過去イベが大量にある)
いや、過去イベを読める機会があるだけ嬉しいです!
これからは、もらさずイベントを読んでいきますよ〜!
(今イベを全話読むだけなら12万ポイントためればいい。報酬カードを全種類狙うなら最低190万いり、報酬と交換できる最大ポイントは1195万。うん、ガッツリ系←3回目)
沼っているスマホゲームーまほやく 高山小石 @takayama_koishi
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