偶然が重なった結果か、それとも必然か……主人公・無神聖也は自分の部屋に魔王を召喚してしまう。命の危機に陥る聖也の抵抗により魔王はハムスターの中に憑依することに……。
それから聖也は魔王との奇妙な共生関係を結ぶも次々に奇妙な事件に巻き込まれることとなる。
コミカルな流れのファンタジーでありながら悪魔絡みの作品ならではの不気味さも伴うこの作品。ハムスター魔王ルークや巫女の血筋の卯月といった魅力あるキャラが物語を引き立てています。
そして様々な悪魔や魔物が現実世界に登場という流れは人間では抗いがたい事態が起きているシビアさも含まれていて、得も言われぬ不気味さが世界観を引き締めています。
この先、世界はどうなって行くのか……皆さんにも是非堪能して頂きたいですね。
空手の経験がある会社員・聖也と、武闘派巫女属性・卯月。
二人はなりゆきで、あるいは強引に、悪魔のルークとチームを組むことになります。
本当は恐ろしい大魔王なはずのルークは、ハムスターに憑依?しちゃったため、まるでマスコット的なポジションに。
聖也がルークから引きちぎった「悪魔のシッポ」は、不思議な(邪悪な)力を秘めた希少アイテム。このシッポを、どう使うかがストーリーの肝になりそうです。
摩訶不思議な個性派キャラが揃ったこのチーム、どうやら警察が太刀打ちできない怪異事件の解決に乗り出したようですが…
姿が可愛くても、一応ルークは「悪魔」なので、ストーリーがどんな方向へ向かうのかまだまだ先が読めません。
ダークな要素を含みながらも、コメディたっぷりの賑やかな作品です。
この先どんな作品になるのか楽しみです♬
合わせ鏡によりうっかり悪魔の封印を解いてしまった主人公。
しかし、現れた悪魔もおっちょこょいなもので、主人公の飼っているハムスターの檻の上に落ちて、ハムスターと同化してしまいます。
こんな悪魔と主人公、そして古武道の達人のヒロイン三人がチームを組んで、怪異な事件、女子高生連続不審死事件に挑みます。
ハムスターの姿となったとはいえ、ルークは悪魔。
果たして魔力は事件解決に生かされるのか。
読みやすくてテンポよく話が進み、謎と笑いがミックスされていて、なかなか興味深い作品となっています。
面白いミステリーをお探しの方は是非一度お読みください。