63.駅弁大好き!!

旅行に出かけて移動手段が長時間の列車移動だった場合、駅弁持って乗車するって言う事が多いんではないでしょうか。私の場合、プラスしてビールか日本酒が付いてくるんですけどね。車窓をぼんやり眺めながらお弁当食べつつお酒飲むのって至福です。でも最近は新幹線で移動することが多いから、乗ってる時間がそんなに長くなくて、降りてから適当になんか食べようって思う事が多くて少し寂しさを感じます。寝台列車で小さな窓から見えた電柱のライトに照らされながら花びらを散らす真夜中の桜の木を見て涙した若かりし頃が懐かしいです。


さて、駅弁。これまた日本文化特有の食べ物ですね。多くの国では移動中の食事は軽食で済ませる事が多いので『幕の内弁当』みたいにおかずも主食もガッツリって言う事はあまりないみたいですね。列車の場合は長丁場の移動だと食堂車なんかも有ったりしますから、お弁当って言う方向に思考が向く事って無いのかも知れませんね。


で、ご存じの方も多いのかなぁ、日本初の駅弁は1885年7月16日に日本鉄道が大宮-宇都宮間の開通と同時に宇都宮の旅館・白木屋が駅で弁当を売り始めたとされています。この弁当は、梅干し入りのおにぎり2個にごま塩を振りかけ、タクアン2切れと一緒に竹の皮に包んで販売され、当時のお金で5銭でした。この頃、5銭新聞が買えたそうなんで令和現在の価格に換算すると130円位になるんでしょうか。内容的に見てもリーズナブルだし、当時のおにぎり弁当食べてみたいなぁなんて思ったりします。


私が一番最初に駅弁食べたのは多分、中学の修学旅行鵜の時じゃないかなぁ。父親が自営業だった関係で長旅の経験が無くて、日付をまたいで列車に乗った初めての経験が修学旅行だったんですよね。その時に食べたのがプラスチック製の『達磨』の形をした容器に入った物なんですが、う~~~んどっかの名物なのかなぁ。ネットで検索してみると高崎駅で売られてる物が近そうなんですよね。高崎市郊外の少林山達磨寺で1月に開かれる『だるま市』にあやかり、縁起物のダルマを容器にした弁当を作った物なんだそうです。ただ、中学の修学旅行は東京で奥羽本線を使った筈なので高崎駅は通ってないんですよね・・・まぁ、いろんなところから手配が出来るんでしょうからこれも有ったのかも知れませんね。


たま~~~に大宮駅まで行って、構内にある駅弁専門店で駅弁買って帰って自宅で酒の肴にしつつ旅の雰囲気なんかを味わうと言う事をしてみたりなんかするなんかさびしんぼの私です。そこまでするなら旅に出ろと言われてしまいそうですが、最近腰が重くて埼玉からすら出ていないのが現状です。まぁ、例の流行り病も有りましたからそれの関係でお尻に根が生えた状態になってるんですが、そろそろどこかに出かけないと気が滅入ってしまいそうです。駅弁持って列車旅、出切れば日帰りじゃなくてどこかに泊まって本格的にってしてみたいところでは有りますが、脳内旅行で終わりそうな気がするなぁ。


好奇心が創作の糧なはずなのにね、これは齢をとった証拠なのでしょうか・・・って言って老け込んではいけませんね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る