27.素麺・冷や麦・棊子麺・饂飩の違いとは?

『冷や麦』と『素麺そうめん』と『饂飩うどん』と『棊子麺きしめん』の違いって、知ってます?


私も実は知らなくて、なんとなく調べてみたんですよ。したらばこれらはJIS企画(日本産業規格(JIS=Japanese Industrial Standardsの略))とJAS企画(日本農林規格JAS=Japanese Agricultural Standard)で明確に定義されてるんですね。その企画で、下記のように定義されてるんですって。


■素麺(JIS企画)

『乾めん類品質表示基準』において直径1.3mm未満


■冷や麦(JIS企画)

『乾めん類品質表示基準』において直径1.3mm以上1.7mm未満


■饂飩(JAS規格)

『乾めん類品質表示基準』において1.7mmより太い物


■棊子麺(JAS企画)

『乾めん類品質表示基準』にて「幅を4.5mm以上とし、かつ、厚さを2.0mm未満の帯状に成形したも。


※上記はすべて乾麺の場合の企画です。生麺の場合はきっちり決まった企画は存在しないようです。


これら全て、小麦粉を練って細くしたものであるにも拘らず、それぞれの味と食感が有って夏向きだったり冬場に美味しかったり、それぞれ個性が有って日本の食文化は豊かだなぁって改めて感じました。


棊子麺と書いて『きしめん』と読むのは実はつい最近知りました。『棊』は将棋や囲碁など、駒を使って競うものを表すんだそうで、その子の麺。原型は麺でなく碁石型だったということに由来してるらしいんですが、実は諸説あってはっきりしたことは分かっていないのが実情なんだそうです。平たい物ではなくて碁石型の物、なんか食べてみたいです。とこ化で販売してないんでしょうか。


12月も中盤を過ぎて寒さが増してくると個人的にはやっぱり饂飩、鍋焼きうどんなんかしょっちゅう食べてたりします。でも、最近『味噌煮込み饂飩』にもハマってて濃くてこくのある味噌風味で食べる事に目覚めてたりします。白菜とか豚バラ肉とかを大量に投入して食べるのが好きです。ついでにビールなんかが有ったりするともう、とろけてしまいそうになりますよ。熱々をハフハフしながら頬張ほおばって、冷たいビールで流し込む。冬の醍醐味だいごみですね。具材がとってもおつまみになります。


ただ、あったかい素麵や冷や麦、所謂『にゅう麵』と言う奴も捨てがたいですね。またまた飲む話で恐縮ですが、さんざんっぱら飲んだ後、〆で食べるあったかいにゅう麺って染みるものが有りますね。ラーメンとか雑炊なんかも悪くはないんですが。それまで結構飲み食いしてるのでお腹は意外と満杯で、〆る必要なんかないのではと言う状態でも心がそれを望むのですよ。そこでがっつり食べちゃうと次の日なんか気持ち悪かったりするんですよね。心が満たせればそれで良しと言う事で、にゅう麺に走りる事、私の場合結構多いですよ。


麺類は日本の文化ですね。和麺にしても中華麺にしてもパスタにしても、日本独特のアレンジが加わって特徴的な料理に昇華されてると思います。日本に生まれたありがたさを、こういうところで感じてしまうのは、私だけなんでしょうか?


いいなぁ、日本人のアレンジ力!!

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