推し、という言葉が普遍的になって久しいけれど、その推し度合いや費やした時間、お金でマウントを取られることもあるとかで世知辛いものでもある。この作品では、そんな陳腐な物差しではなく、文字通り命をかけて推しを守り、自らの幸せを掴み取る姿が痛快に描かれている…それすらも、誰かの推し活としてヒトは誰でも、誰かの推しとして生きられるそんな希望の満ちたメッセージにも、受け取れるのではないでしょうか