第4話 日本人の衰退問題2
オンラインゲームの開発には時間もお金も非常にかかるものであり、オンラインゲームでそれをすぐに取ろうとした運営会社が一番のミスであった。
例えば、サッカーの外国人を入れるなら幾らとか一試合幾らなど、何かにつけて課金を促した。当時、海外のオンラインゲームもしていた私は、日本と比べて圧倒的なスケールであり、定額制のみで1300円程度だった。
オンラインゲームというものに慣れていない人たちでも、皆離れていった。
そこで海外ではすでに開始されていたグリーに目を付けた。
無料をキャッチコピーにして多くの人が、知らない世界であるアプリゲームに飛び込んだ。
アプリゲームは開発費も安く、当時はまだ日本では新規であった為、爆発的な利益を生んだ。ここから現在の日本のゲームプレイヤーレベルの、アベレージが下がる事になる。酷いものではひとりで、開発したようなものまであった。オンラインゲームでは数十人規模で海外などでは運営をしている。実に面白いゲームばかりだが、このグリーから日本は敬遠されて行く時代に突入した。
ゲーム? かと今でもそう感じているプレイヤーは多くいるが、問題はアプリゲームをしている人が多い為、据え置き機やPCの日本のオンラインゲームプレイヤーが激減してしまった事も問題である。
実際、知り合いが黒い砂漠をアプリゲーム大ハマりして、最初はPCゲームだと知って、高額なグラフィックボードを搭載した高いPCを購入したが、フリーバトルに慣れすぎてしまっていて、操作ができない状態で、すぐに辞めてしまってPCを買った事を後悔していた。
アプリゲームはPCゲーム等の劣化版であり、当然携帯で操作できるように、色々変えている。日本人ゲーマーは元々多くは無かった。しかし、更に減りつつある。
日本の開発会社も賭けをせずに、安全なアプリゲームしか出さない。
最近はバイオハザードが世界的に大ヒットしたが、安全にいっている事はよく分かる。このもう15年くらいかになる、アプリゲームでプレイヤーレベルも下がってしまい、ユーザー人口も減ってしまった。その為、steamというダウンロード販売専門の格安でゲームが買える世界中のソフトが揃っている所でも、日本は何故だ?と言えるほど強きに値段が高い。そしてやりたいゲームを探して、見つけても日本語翻訳していないのが目立つ。
17か国対応とかで出るソフトですら、日本語字幕も無しという状況にまでなっている。非常にsteamはよく安売りなどのイベントをする。日本のようになんちゃってでは無い。本気の激安イベントが度々ある。一年前に爆発的なヒットをした海外ゲーム等は70~90%OFFとかが本当にある。
日本はそんな中でも10%OFFとかで出ていて恥ずかしくなる。
安く売りに出せるようにsteamが殆ど仲介料など取ってないから、世界中の2,3人で運営している会社なども売りに出せるメリットもあり、グラフィックは微妙でも
ゲーム性は面白いとヒットしているソフトも多い。
元々は私もやっていたロード・オブ・ザ・リングオンラインの運営が酷すぎて、世界との唯一の架け橋であった海外オンラインゲームを配信していた会社があったのだが、恐ろしいほど手抜きで半年とかメンテナンス無し、バージョンアップ無しなどで
社長は辞任し、会社は潰れた。
それからもう7年くらいになるのか。DMMが参入してくれた。これは非常に助かった。海外のオンラインゲームは本当に面白い。だからもう日本語版は諦めて英語版をやっている人ばかりであったが、日本語翻訳のエルダースクロールオンラインが出た。私は英語版をやっていたが、当時3人ボイチャしながらやっていた3人ともがDMMに移った。現在のオンラインゲームは基本的にレベル上げは、簡単な仕様になっている。やり込み要素に重点を置いている。月額も1500円以下でただし、大きなバージョンアップ、マップの追加や大幅なストーリーの追加などの場合は3000円ほどのバージョンアップ料金が必要になる。
それ以外は乗り物や見た目のグラフィック、悪の騎士みたいなのとか色々ある。
エルダースクロールオンラインはYouTubeのPVにも力を入れているので見てみたらすぐにご理解いただけると思います。非常に楽しいゲームです。
もう日本から新規のオンラインゲームは出ない空気なのが現状で、
というよりは冒険心はもう無く、私的にはもうさすがに皆、気づくだろうと思っていても、全く気付かず課金ゲームが蔓延していて、この流れでは面白いゲームが出る期待値は低いと思われます。
私は昔、スクエアとエニックスが合併した時に、もう無理なんだと思いました。
しかし、私が運営会社の人間に聞いた所、合併はしているが、開発は全く別だとのことで、生き残るために合併しただけのようです。
これがゲーム業界の衰退に繋がった理由です。
やはりしっかりと海外ゲームをやってから開発しないと、何とかなるだろう精神では、
何事も失敗を招くというお話でした。
最期を締めくくるに当たり、その時はハッピーエンドだった話をします。
現在では共倒れの勢いもあります。
昔、パチンコ業界の大手サミーの社長と、セガの社長は友人であり、
お互いに危機的状況になったら助け合おうと固く約束しました。
実はセガは一度、口外はされませんでしたが、本当に明日にも潰れる状況になった事がありました。業界関係者の間では、いつ倒産の発表があるかという状況でした。
その時に、サミーは大々的に支援し、セガの倒産を救いました。
実際、世の中では口約束だけで、約束というものを破る人が多い世の中で
約束通り、助けました。
しかし、今現在、パチンコ業界は危機的状況にあり、セガもゲームセンターから撤退し、日本のゲームセンターからセガの看板は消えました。
どちらの業界も危機的状況であり、コロナは今年も終息する事は無いでしょう。来年には終息するかも分からない状況であり、日本はコロナを終息に導ける状況にありながら、政府も国民も近い将来しか見ていない為、終息出来ない状況にあります。そして恐れていた状況に現在はなりました。
感染者0に出来る状況に一時はなりましたが、国民の反発に対して、政府は厳しく対応せず、国民に屈しました。これは戦争と同じで政府や国民の理解度が低い為に起きた事であり、日本国民は島国であるが故に、本当の危機を知りません。ここまで蔓延してしまっても、終息に向ける心を持って行動する事が大事なのです。
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