第3話 日本人の衰退問題

 第二話でゲーム業界に触れてしまった為、キャラクターではないが、ゲーム業界の実態について、話して行こうと思う。


まず最初に皆が思うのは、何故知っているのか? という疑問は浮かぶはずだ。

私は経験や体験から知識として、書き込む。全く知らない私の中で70%以下の事に触れる時には、知識を上げてから、そこから自分の意見をまとめて、矛盾や問題が特になければ書くことにしているが、実際は80%程度知っている事しか、基本的に書かない。


私は昔、PS2の時代、オンラインゲームからスカウトを受けて、地元で私がゲームが上手い事や頭も賢い事は、自分ではまだまだだと思っていても、人からは良く言われていた。私はそう言われる時、よく相手に聞いていた。

「色々知ろうとするような事をしているのか?」と誰一人としてそういう事を実践していなかった。私は昔から実践している事がある。「一日最低ひとつは、新しい事を知る」これを実践している。ひとつとは言っているが、結局は何故?などと考えてしまうため、最低でも5個以上の新たな知識として吸収している。


そのスカウトを受けた当時、東京で働いている年上の人がいた。私はスカウトの事を相談した。「東京に出て、通用したら本物だ」と言われ、受ける事にした。

私は皆が敬遠するシュミュレーションゲームが得意であった。なので光栄担当になった。雑誌業界の人間が、ゲーム開発会社に修正や意見を言っても取り上げられない中、私の意見は取り上げられ、相方に普段は無い事だと言われたが、私はそれほどまでにしっかりと間違いを指摘する。それはいつものことであったが、評価は高まった。


それから7年近くがたち、グリー等の携帯アプリゲームが日本もどうするか話し合う会議に出た。私は東京に出て私に近しい知識や知恵と英断を持ち合わせた人間は二人いた。これはオンラインゲームなどでチャットでも分かるのだが、同じくらいの賢さがある人間同士というものは、お互いに不思議とわかる。


私は今の所、無敗ではあるが、近しい人たち、皆それぞれやり方は違うが、知識を取り入れていた。ある人は週刊雑誌を8冊読んでいる人や、自己啓発の心を強く持つ人など様々いた。


当時、グリーなどが参入する前か後かは忘れたが、時期的には同じくらいの時に、ゲーム開発会社の多くがオンラインゲームに参入した。日本はかなり遅れてからの参入であった為、オンラインゲーム自体をあまり知らない人もいた為、入門者向けのドラクエとオンラインゲームの面白みのひとつであるゲームの中で結婚式や家を持つなど斬新では全くないが、キャラクター性でFFが生き残った。そして光栄は信長の野望、大航海時代が最終的に残った。三国志などもあったが、今でもよく覚えているがユーザーさんは知らなかったが、実際に想定していた三国志とはかけ離れて酷い出来のゲームになった。一番の売りであるものも無かった事にして、一応私も仕事としてやったが酷いの一言だった。その割には長く生き残ったが、7年近く運営したのか終了した。



定額制のオンラインゲームの平均値段は一月1500円以下くらいが多かった。その頃はそれ以外の課金などのシステムは海外のオンラインゲームではあったが、基本的にオンラインゲームとは、課金をして強くなれる物では無かった。海外のオンラインゲームは今でもその法則で大型オンラインゲームは、月額無料で課金システム物もあるが、一般的に課金する意味は、家の家具であったり、乗り物のグラフィックであったりとか強さに直結するものはない。


月額制の大型オンラインゲームでも1500円程度だ。これは昔からそれほどの変化はない。


7年前の日本に戻る。完全に出遅れた日本のオンラインゲームに対して、各社は多数のオンラインゲームを出した。その惨劇は恐ろしいものであった。先ほど言ったスクエニと光栄は生き残った会社である。それ以外のオンラインゲームは出たが全てすぐに運営停止になった。



据え置き機では誰もが知る。バイオハザードやサカつく、フロントミッションなど有名なゲームはほとんどが出た。しかしすぐに運営停止になった一番の理由は定額+課金システムで、課金システムが極悪であった為、ファンでもやってられないと一気に運営停止していった。



最後に覚えているのは、ハドソンが出したボンバーマンオンラインは見るに堪えなかった。当時のハドソンの開発者とも話したが、人材がいないと嘆いていたが、ボンバーマンオンラインの悲劇は、まず事前に発表があった。運営開始に当たり、豪華賞品を揃えて大会が開かれたのだが、本当に豪華賞品であったにも関わらず、参加人数が全国で100人を切る事態だった。


当然ながらすぐに運営も打ち切られた。


この黒い歴史があるからこそ、グリーや現在のスマホゲームが台頭してきた。

続きは第四話で話すとする。


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