第41話 終わり

少年が持ってるナイフをすぐに弾き飛ばし俺も剣を突き刺す。

シズク「無駄だよ」

防御魔法を発動しようとしているようだがそれこそ無駄だ。

俺の剣が防御魔法に刺さり貫通するそれを間一髪少年は避ける

シズク「なんで‼」

アキラ「俺が今まで一番使ってる魔法だぞ?干渉の方法くらい知ってる」

というか俺が作った魔法だ。俺のコピーなんて俺が破れないわけがない。

シズク「そっか、そっか。でも、私もそれは理解できたよ」

頬から血を垂らしながら笑っている。俺の防御魔法を破ることができるようになったというが、俺は防御魔法を作り直すことができるんだが。

にっこりと笑った少年はまたどこからか次は曲刀を取り出す。

トシヤ「あの武器は少し面倒だな」

トシヤが前に出て剣を抜こうとしている

アキラ「一撃でやれるか?」

トシヤ「あぁ、大丈夫だ」

一撃であいつをやれなければトシヤの剣術をコピーされて面倒くさい事になってしまう。

アキラ「俺が防御魔法を無効化するからその時にすべて叩き込むぞ」

シズク「作戦タイムは終わった?」

少年は首を傾げじわじわこちらに近づいてくる

俺は駆け出し少年に攻撃をする。

俺の攻撃が防御魔法を貫通することが分かってることから少年は曲刀で防御してくるがそれをトシヤが剣をへし折り攻撃する。

アキラ「これでどうだ?」

少年はお腹から血を吹き出しら飛んでいった。

ギルマス「あれなら死んでいると思うが」

そう言葉では言いつつも鉄の矢を準備する。

シズク「はっははははは」

少年は寝たままで笑っている。

ギルマスが即座に矢を放つが防御魔法で防がれる。

シズク「これじゃあ、どっちが悪役か分からないですねー」

嫌、お前のこの襲撃で何人の冒険者が死んだんだろうか、そして、それを防ぐために敵を倒したらお前は悪役だなんて笑い話にもならないだろう

リリ「ふざけないで‼君は自分の私情で関係ない人達を巻き込んでるのに何が悪役よ」

リリが怒った、言葉の意味はよく分からないけどとりあえず怒っていた

シズク「君に何が分かるの?君はさ幸せそうだもんね」

少年は至って冷静に返す

シズク「おっと、そろそろやばそうだ」

自分のお腹を見て何かを溜め始めた。

トシヤ「アキラ、あいつの防御魔法を急いで無効化してくれ‼」

シズク「もう遅いよ」

すでに溜め終えている球は空中に飛んでいった

アキラ「あれはなんだ?」

あの球からは魔力の感じがするが俺はあの魔法を見たことがない

ギルマス「禁忌の魔法の一つです。あれを知っている人間は存在しないと思ったのだが、、、」

確かにそれは聞いたことのない魔法だ

ギルマス「あれは多分この辺り一帯を吹き飛ばす魔法だろう」

淡々と解説するギルマスだったが正直何を言ってるのか分からない

リリ「なんであの魔法の事が分かるんですか?」

ギルマス「あの魔法はずっと昔に作られ最近発見された魔法の一種だ。そして、それを盗もうとした輩の一人が使った魔法があいつが放った魔法なのだ」

つまり、あれは昔作られた魔法で現代の人間があの魔法を使いそれをあいつがコピーしたと

アキラ「だが、それなら俺が防御魔法で包んで爆発を防げばいいんじゃないか?」

ギルマス「あれは魔力量によって威力が変わるもの、というより、あれは自爆技なんだ」

確かに、あの少年はもうぐったりして動く様子がない。つまりはそういう事なんだろう

アキラ「確かにギルマスの言う事が本当だとしたら、俺にも防ぎようがない」

しかし、ふと俺の中に全員が助かる案が浮かんできた。

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