過去のもの

第24話 始まり

そうだな、じゃあまず学校に始めて行った時の話をしよう。

正直入れるとは思っていなかったが、何とか入れた感じだ。

桜がきれいな門を通ろうとした時、後ろから馴染みのある声が聞こえてきた

リリ「アキラおはよー」

リリだった。リリは俺の幼馴染で俺も挨拶を返した。

リリ「アキラと一緒な学校に入れてよかった」

リリは安心した顔をしていた。

アキラ「お前は実技で余裕だっただろう?」

正直リリはあの頃から普通に凄かったから勉強ができなくても大丈夫だった。

リリ「エヘヘ」

リリは照れくさそうに頭をかいた。

リリ「でも、アキラの魔法もすごかったじゃん」

リリはそう言ってくれるが

アキラ「魔法が希少な物ならな?」

そう、あの頃から魔法は別に使えてもすごくなかったというか正直いらない。だから、勉強で受かる必要があった。

リリ「私にとっては特別だよ」

リリはそう言ってくれ、俺たちは校舎に入った。

幸い、俺とリリは同じクラスに入ることができた。席が隣とまではいかなかったが。

クラスに入り席に着き教師が来るのを待った。

教師がきてまず自己紹介が行われ休みの時間となった。リリと俺はすることもないので話していると周りからの視線を感じ耳を澄ますとなんか言われている。

???「あいつが剣術で1番の成績でもう1人が学力で1番だったやつだぜ」

良い話だ、正直うれしいがそんな感情は一瞬で消え失せた。

???「でも、あいつ剣術は全然じゃん。ここは、実力主義なんだから勉強なんてできてもなー」

いつもそうだ良い話が聞こえるとすぐに悪い話が聞こえてくる、それは妬みや真実様々な物である。しかし、今日に限っては違った。

リリ「じゃあ、あんたはアキラに魔法で勝てるの?そもそも、あんた魔法使えるの?」

リリの耳にもその話が聞こえたのかそれを話てた人達のところに行っていた。

???「はっ?なんで魔法なんだよ」

そいつは、リリに文句を言われたのが気に入らないのか反論してくる。

リリ「実力主義なんでしょ?じゃあ、剣術だけじゃなくて魔法も入るはずだけど?あんたは魔法でアキラに勝てるのかって聞いてんの」

リリは少し怒りを込めて返す

???「はん、魔法なんて今じゃそんなにすごくないじゃねーか。だから、少し魔法が使えても魔銃には勝てないんだよ」

そのとうりではあるが、、、

???「だから、さっきあいつに勝てるかどうかだが余裕なんだよ」

その言葉を待っていたと言う表情になったリリが

リリ「じゃあ、勝負ね」

勝負を申し込んだ。おかしいよな俺たちは今日この学校にきたばっかりなのに初日で勝負に発展するんだから。

???「勝負といってもどうすんだよ」

しかも、相手も乗り気なんだから

リリ「受けたわね。先生今日の放課後、訓練場借りますね」

リリは教室のドアに隠れていた先生に向けて言い放つ。

おっと、先生の名前を言ってなかったな先生は 中条 岬 (なかじょう みさき)という女の先生だ。確か、ビシッとスーツを着込んで眼鏡をかけた真面目そうな先生だったな。ん?俺が勝負する相手の名前?それが覚えてないんだ。

ミサキ「許可はしますが、アキラさんが負けた場合どうしますか?」

この学校では生徒や先生との勝負を許可してるが何か代償を払わなければならない。だが、代償と言っても相手が許可すればなんでもいい。

リリ「私がこの人にさっきの言葉の謝罪をします」

ミサキ「???君それでもいいですか?」

しかし、そいつは調子に乗り

???「こいつらの退学も追加だ」

俺らの退学を要求してきた。だが、

ミサキ「退学を要求する場合あなたもその覚悟をしてください」

先生からの脅しも入る。だが、そいつは平然に

???「いいぜ、別に」

ミサキ「では、リリさん相手の方が承認を確認したので、勝負内容を教えてください」

リリ「魔法、魔銃の勝負でお願いします」

それを言うと先生は了解し教室から出て行った。


その日は授業もなくすぐに勝負の時間が訪れた。

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