第23話 稽古2
次の日、言わずもがなリリが俺の布団に入ってきてた。1つ驚く事があるならばシオンも一緒に入ってきてた事だろう。これがハーレムというやつだろうか?
顔を赤くした2人と宿の朝食を取り、平原に出た。
今日はリリと約束してた稽古の日である
アキラ「これぐらいの距離でいいか」
俺はリリから10メートルくらいの距離を置きリリに話しかけた。
リリ「うん。でも、本当に魔法を使わないの?」
アキラ「あぁ」
魔法を使ってもいいがズルしている様な気がして仕方ないんだ。それにしても、
アキラ「こうやってやりあうのは、学園にいたとき以来か?」
あの頃はリリにボコボコにされた記憶がある。
リリ「そうだね、懐かしい。あの頃からアキラは弱くふるまってたの?」
アキラ「そんな訳ないだろう?あれから、頑張って努力したんだよ」
これは嘘ではない。そして、その途中で魔法の本格的な練習を始めた。
リリ「ふーん、まぁいいや。とりあえず、始めよう」
少し疑いをもたれながらリリが木刀をかまえた。
今回はいたくないように尚且つ自分たちが使いやすいものを用意した。
アキラ「どこからでもどうぞ」
そう言ったら速攻で突っ込んできた。俺はそれを横に流しリリを狙うが俺の剣を見ずに、、、
アキラ「リリも第6感でも手に入れたのか?」
リリ「それとは違うけど、なんか音でどこに来るかならわかるわ」
それは、、、第6感ではないのか?
というか戦闘中に会話できるんだ。
リリ「確かに、アキラの剣術って凄くなってるね」
アキラ「余裕そうだからスピード上げるぞ」
しかし、スピードを上げてもついてくる。やっぱり、能力のおかげか?
いや、これ素のスピードだな。だって、顔が笑ってるもん。
アキラ「まじか、結構スピード出してるんだがな」
リリ「確かに、学生時代よりスピード上がってるね」
うわー、余裕そうだなー。
アキラ「最後の加速行くぞー」
リリ「えっ?」
これについてきたら俺の負けだ。
リリ「アキラ、それはちょっときつい、、、」
流石にリミッターが発動して、これ以上は上がらないか、でもこれは俺もきつくて長くは持たない。
アキラ「これだ終わりかな?」
段々リリのスピードが下がってきている。
そして、俺の剣が当たり稽古が終了した。
アキラ「ええーと、俺がリリに打ち込んだ回数が3000回くらいで当たったのが1回っと。しかも、リリはほとんど攻撃してきてない。手抜きかい?」
正直、手を抜かれたとしか考えれないが、、、
リリ「いやー。まさか、あそこまでアキラが成長してるとは思わなくて」
油断してたとふーん
リリ「アキラそんな顔しないでよー」
シオン「お兄ちゃんって昔そんなに弱かったんですか?」
遠くで見ていたシオンが俺たちに近づいて聞いてきた。そうだな、、、
アキラ「それは、帰りの馬車で教えてやるよ」
シオン「それって、いつですか?」
それは、
アキラ「今日の夕方だよ」
シオン「えっ?」
意外そうな顔されてもな
アキラ「正直この国に長居しても金が減るだけだし。そろそろ、仕事に戻らないと」
シオン「そうですか」
そして、俺たちはシオンの親も探さないとだし
アキラ「リリ、行くぞ」
リリ「どこに?まだ時間はあるよ?」
確かに今は昼時だが
アキラ「王さまに挨拶しとかないとな」
リリ「そっか」
そんなこんなで王宮に行き。王様がお礼をリリに聞いたがリリはいらないらしい。
王様と別れ、馬車で食べる夜ご飯を買っていたら馬車の時間になっていた。
そして、俺たちは馬車に乗り込んだ。
国での思い出に浸ろうとしていると
シオン「さて、今から学生時代のお兄ちゃん達を教えてもらいますよ」
おっと、そうだった。というか、あの国の思い出って祭りと宿のご飯がおいしかったぐらいだったな。
アキラ「そうだな、じゃあ、、、」
俺たちは揺れる馬車の中で過去を話始めた。
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