第20話 盗賊のリーダー
10分くらい経っただろうか?相手は何もしてこない、ブラフだろうか?
すると、リーダーらしき人は痺れをきらしたのか水晶片手に
???「もういい、魔法解除‼」
そして、水晶は光だし俺たちから認識阻害が消えた。
???「ふん、愚か者どもめ」
後ろで、リリがシオンを守る体制で戦闘態勢に入った。俺は、、、
アキラ「なんでわかった?」
正直戦闘そっちのけである。答えてくれるだろうか?
???「なぜそんなことを聞く?」
聞いてくれるようだ
アキラ「俺の魔法研究の一部になる」
リリがやめときなみたいな顔でこっちを見てくるが、関係ない。
???「そうか、ならば死ぬ前に教えてやる」
何その弱い奴が言いそうなセリフ
???「私はこういうもんだからな」
女は帽子を外した。
アキラ「なるほど」
女の頭には獣の耳がある、獣人族特有の第6感ってやつか。しかし、どうなってんだ?なぜ獣人の耳と人間の耳がある
???「どうだ、驚いただろう?私は通常生まれる事のない獣人と人間のハーフだ」
アキラ「ふーん」
正直、そこはどうでもいい
???「なんだ、その顔は」
というか、シオンもハーフだからそこまで驚かないというか
リリ「アキラ、長話しすぎ」
おっと、そうだったな。
リリに言われ俺も戦闘態勢に入った。
???「やれ」
女の一言でさっきまでピクリとも動かなかった盗賊達が一斉に襲い掛かってきた。何故ここまで、弱い奴がやる行動ばっかなんだ
アキラ「竜巻」
俺の言葉で俺たちの周りに風の壁が現れて盗賊を吹っ飛ばした。なんで、こっちに真っすぐ突っ込んでくるのか。すぐに、分かった。
アキラ「お前、珍しい魔法を使うな」
???「なんの事かな」
こんな雑な隠し方初めて見た
リリ「何が珍しいのアキラ?」
アキラ「あいつ死霊操作が使えるようだ」
リリ「えっ、それって、、、」
そう、あの盗賊達もうすでに死んでいる。
アキラ「というか、獣人が魔法を使えるって時点で珍しい」
シオン「そうなんですか?」
獣人は魔法が使えない代わりに身体能力がとても高い、ハーフだからだろうか?
???「あんた、今私が魔法が使える代わりに身体能力が低いって考えたでしょ?」
アキラ「いや、別に」
なんだこいつ、本当にやばいだろ。すごい、子悪党なんだが。
そんなことを考えていると女が突っ込んできた。早いなこいつ。まぁ、予想道理だが、、、
???「本当に?」
アキラ「っ?!」
女のスピードが上がり鎌で切りかかってきた。
リリ「アキラ!!」
甲高い音を立てて女の鎌は弾かれた。
???「防御魔法か」
良かった。前回の反省をいかして防御力をあげておいて
アキラ「さて、どうしたものか」
リリ「私に行かせて、アキラ」
リリは俺の前に出て、その目は輝いている。ここまで来ると誰にもリリは止められない。俺はシオンのとこまで下がり見守る事にした。
シオン「お姉ちゃんは大丈夫なの?」
シオンは少し心配そうな目で俺の方を見てくる。というか、お姉ちゃん呼びがすごいなじんでいる。
アキラ「そうだな、確かにちょっときついかもしれないが大丈夫だろう」
シオン「なんでそう言えるの?」
口での説明は難しいが
アキラ「これは秘密だぞ?」
ほかの人はこのことは知らないから
シオン「うん」
アキラ「この世界の人間には2つの種類がいて、1つは魔法が使える人間と珍しい能力を持っている人間だ」
シオン「能力?」
アキラ「リリにはな。自分を相手の能力に合わせる能力があるらしい」
過去一番いい能力だそうだ。
シオン「らしい?」
アキラ「表記的にはそうなんだが、実際は相手のレベルにまで極限まで近づけるというものだ」
そして、
アキラ「近づけるといっても自分自身の出せるレベルを引き上げるものだ」
シオン「それって強いの?」
それを、言われると難しいが
アキラ「リリが鍛え続ければ筋肉ガッチガチの人間にも勝てる」
だがしかし、今回は獣人である。だから、どうなるかわからない。
シオン「お兄ちゃんはサポートしないの?」
アキラ「筋力強化にも限界があるからな」
俺の筋力強化をリリの筋力と足しても張り合っているレベルだ。
さて、リリの戦闘を見るとしよう。
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