王都へ

第14話 長旅

どうも、アキラです。

俺たちは今、いつもより少し豪華な馬車に乗っています。何故かというとキングを倒して馬車でギルドに帰っている時に、馬車が盗賊に襲われてたのでリリが助けたんです。俺は人前では魔法だけ使うって言ったら、リリも承諾してくれた。

で、その翌日にギルドに手紙が届いて、今に至る。どこに向かっているかというと、

リリ「アキラ‼見えてきたよ。中央都市『シエスタ』が」

アキラ「正確には王都だけどな」

リリは少し興奮しているように見える。まぁ、確かに一度は行ってみたい場所だもんな。

俺たちは、国境を通りつつ。勝手にどっかに行こうとするリリを抑えた。

リリ「離してアキラ!あそこにあるものを見て見たいの」

あそこというのは料理屋の事だろうか?というか、この国自体が何故か賑わっている。でも、

アキラ「まずは、指定された場所に行かないと」

仕事からだ

リリ「ぶー、アキラのケチー」

リリは頬を膨らませた。かわいいなくそ。

アキラ「行くぞ?」

リリの頬を押しつつ指定された場所に向かった。

俺たちが付いた場所は、、、

アキラ「王宮?」

リリ「お城だね」

うん、見ればわかる。もしかして、、、

騎士「おい、お前らここに何か用か?」

うわ、なんか来た。

アキラ「手紙が届いて来たんですが、ここですよね?」

俺はいたって冷静に騎士に返した。手紙を見せると、騎士は一礼し

騎士「あなた方でしたか。お待ちしていました」

あー、やっぱりそうなのか。うん、俺たちが助けたのは王様関係か

門が開き王室?みたいなところに案内された。うわーよく見る奴だ。

王様「二人の冒険者よ。今回はわしの娘を助けてくれてありがとう」

あー、なんか玉座みたいなとこに座ってなんか言ってるよ。まぁ、とりあえず

アキラ「いえ、こちらもお招きいただき光栄であります」

なんか適当に返しとこ

王様「何か返しがしたいのだが?何か欲しいものはあるか?」

欲しいものか、、、俺はリリがいれば何もいらないからなー。すると、

リリ「この国って何かやってたりしますか?」

真面目なリリだ。でも、質問に質問で返すのってどうなんだ?

王様「あぁ、この国では明日から祭りが行われるが」

リリ「じゃあ、祭りの無料券みたいなのが欲しいです」

わお、何という変な要望、無料券ってなんだ?食べ物とか無料になるってか?

王様「別にいいが、そんなものでいいのか」

通るのか、理解力の高い人だ事

リリ「はい!あと、、、」

リリは王様の近くに行き、少し頬を赤らめ話している。ここからじゃ何言ってるのかわからないな。

王様「、、、なるほど、分かった。すぐに準備する」

何を頼んだんだろう?まぁ、いいや。

王様「今日は疲れたであろう。近くの宿で止まるがよい」

その言葉を最後に俺たちはお城を出た。

アキラ「リリ、さっき何を頼んだんだ?」

リリ「秘密」

むー、なんだよー。まぁ、いいだろう。俺もリリに秘密にしていたことがあったからな。俺たちは宿に行くことにした。


宿に着いたのはいいんだが、でかいな。俺たちが過ごしている宿の1.5倍くらいかな?

宿主「お待ちしておりました。早速、こちらへ」

俺たちは、部屋に案内されていったんだが。

アキラ「これは、凄いな」

リリ「ここ料理も作ってくれるって」

ほー、便利なもんだ。これが人を駄目にするんだろうな。

俺たちは料理を頼み、食べ、即行で寝ることにした。

今日は何もしていないが、情報量が多い。俺の意識は布団がごそごそ動いているのを感じながら落ちていった。

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