こんにちは。コメント失礼いたします。

夏の太陽の暑さがこれでもかと伝わる描写に、長袖を着ているにもかかわらず湿度のこもった熱を鮮明に思い出しました。表現力が凄すぎます。

そして着眼点と感性が素晴らしいですね。自分にはこのような作品は書けないな、と素直に項垂れました。

素晴らしい作品をありがとうございました。

作者様の観察眼、感受性、言葉選びのセンスに脱帽いたします。

「僕」は、将来の不安から虚無的になり、自身を「亡者」のように思っていたところ、熊蜂を見つけるのですね。熊蜂の遺体を埋葬することは、きっと自分自身を救う行為でもあったのでしょうね。

最後は希望の見える展開となっていて、心がポッと温まりました。夏が恋しくなりますね。

虫が好きなので翅の描写に嘆息。実はクマバチは自分も大好きなんです。ありがとうございます、ご馳走様でした。

一言でいえば、とても優しく温かいお話でした。
そして、それと同時に表現の仕方が上手く綺麗で、想像しやすかったです。