第3話 まどろみの中
――~~~♪
……誰?
~~♪
そこで、歌っているのは、誰?
『お眠りなさい。…しい…よ…』
よく聞こえない。誰?姿も見えない……。
『夜の……は怖くない。私がいるから』
だけど、何でだろう。どこか、安心する。
『…心し…さ…。…しい…よ…。』
ねぇ、あなたは誰なの?なぜ歌っているの?どうして姿が見えないの??
『怖い……が……も、私が…ってあげる』
ねぇ、私に歌ってるの?ねぇ、どうなの、何か、答えてよ。
『何も気にせず眠りなさい。今はただ、眠りなさい』
“…ねぇ、どうして歌うの?”
“そうねぇ。この歌を歌えば、何も怖くないでしょう?”
“不思議。ただの歌なのに”
“ふふ、私の魔法よ”
“え!魔法が使えるの?”
“どうかしら。でも、ほら、眠くなってきたでしょう?”
“うん……”
“ほら、守りを与えてあげたのだから。一緒に寝ましょう。
もう怖くないから。安心して眠れるわよ”
““おやすみなさい””
「お母さん……?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます