魔王に襲われ世界は破壊されました。18年前のミーロ星に転生すると魔法が使えるようになってました。滅死壊を倒すために、PSE能力者、剣士、勇者、魔術師、令嬢、師匠を仲間にし魔法でジュースにして飲みます。
30 緊急クエスト エリーゼ都に現れた滅死壊の討伐
美しきエリーゼ都での戦い。
30 緊急クエスト エリーゼ都に現れた滅死壊の討伐
ピロロロン
スマホから通知音がきこえる。
スマホを開くと、メールが一件届いていた、開けてみる。
*緊急クエスト、5月4日 ミーロ星、北西のエリーゼ都で、滅死壊が、出没します、人手が足りないので、ハート・A・ロネ 団員にも、よければ、討伐に参加頂きたい。
集合場所は、アルブルのエイレーネ団集会場です。
北西のエリーゼ都って、結構、ポムの街から離れているじゃないか―
ポムの街から、エリーゼ都までの距離をパソコンで調べる。
言い忘れていたが、ミーロ星では、申請すれば、5年に1度、自分の好きなゲーミングパソコンとノートパソコン、VRゴーグルを選んで、無料で、貰えるのだ。
進んだ仕組みだと思って感心したものだ。
6600㎞離れた所に、エリーゼの街はあるらしかった。
離れすぎだろ!!!
飛行機で、7時間半ほどかかるらしい。
ピロロン、追加で、メールが届いた。
*現在エイレーネ団は、滅死壊との戦いで、多くの団員の、手が空いておらず、E級団員や、子供の手さえ借りたい状態だ、どうか、お願いしたい。
参加を依頼している団員
・JK ロール Ja
・ミミコ
・リリ
・ハート A ロネ
・ブルー パイプ フェール
交通費は、支給します。
人手が足りてないんだなあ。
どうしたものか。
悩んでいた。
ロールさんもいるのか―、フェールって誰だろう???
今日は、5月3日 土曜日。
実力を試すのにも、行ってみたいけれど、親に心配をかけるだろうし、学校にどう説明すればいいのかも、検討が付かなかった。
プルルルル プルルルル プルルルル
電話だ。
「もしもし。」
僕は、スマホに耳を当てて、話した。
「あ、ロネくん。ミミコだけれど、エイレーネ団からの、滅死壊討伐のメールみたわよねえ?」
ミミコさんからだ。
エイレーネ団団員の連絡先は、あらかじめスマホに入っていて、新しい団員が入ると更新される仕組みらしかった。
「どうも。ロネです。みました、行きたいのですけれど、親とか学校とか、どうすればいいのやら―。」
僕は、悩みを口にした。
「ああ、大丈夫だよ。あたしの神通力で、幻想みせとけば、万事解決だよ。」
ミミコさんは、平然と言った。
便利だな、神通力、おそるべし。
少し、倫理的にアウトな気もするが、仕方ないか―。
「はは。お願いしようかな、親や学校の人を騙すような事は、気が引けるけれど―。」
僕は、苦々しい気持ちで、返した。
「騙さないよ。ちょっと、幻想をみせてやるだけさ、夢をみるのと同じだよ。人聞きが悪いなあ。もうっ。」
ミミコさんは、ムスっとした声で、言った。
「ごめん。人間、知らない方がいい事もあるよね。」
僕は、ミミコさんの気持ちを考えると、悪い事を言ったなあと思い謝った。
「いいのよ。神通力は使う人の良心が大事だからね。人を悲しませるような使い方をあたしはしないよ。」
ミミコさんは、真っすぐな声で言った。
「ですね。すべての能力者も、人にも言える事だと思います。」
僕は、はっした気持ちになった。
「ははは、じゃ、認識歪曲を掛けておくわよ。」
ミミコさんは、言った。
「認識歪曲?」
僕は、ききかえした。
「人の認識を変えてしまう神通力の一種よ、幻想をみせ、記憶を上書きできる、4月23日、君がもう一人の君に出会った日、君の家族や、学校の人たちに掛けた神通力の名前よ。」
ミミコさんは説明した。
「へえ。凄いですね。」
僕は、感心の声を上げた。
「まあね、明日、集会場だよ。」
ミミコさんは、言った。
「はい、わかりました。ありがとうございます。」
僕は、感謝の言葉を出した。
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