魔王に襲われ世界は破壊されました。18年前のミーロ星に転生すると魔法が使えるようになってました。滅死壊を倒すために、PSE能力者、剣士、勇者、魔術師、令嬢、師匠を仲間にし魔法でジュースにして飲みます。
19 ゴリライオンに襲われていた所を、颯爽と現れたパーマの掛かった緑のボブヘアの男に助けられる。
19 ゴリライオンに襲われていた所を、颯爽と現れたパーマの掛かった緑のボブヘアの男に助けられる。
「エイレーネ団ってのはね、化け物どもから、ミーロ星を守るためにできた、秘密組織の事よ。」
リリは、声を潜めて言った。
「へえ。」
僕は、返した。
ピロロロン
スマホの着信音らしき、音が、リリの方からきこえた。
「こ、この音は。来るわよ。」
リリは、身構えた。
「来るって?」
僕は、リリをみた。
「化け物どもよ。ランクは、Cランクね、少し私じゃ厳しいかも。」
リリは、制服の内ポケットからスマホを取り出すと、画面を確認して言った。
「化け物って、まさか―。」
僕は、息を呑んだ。
ギャオオオオォス!!!!
鼓膜を突き破るほど程の叫び声がきこえた。
体長5mほどのゴリラの身体に、ライオンの顔をした、化け物がいた。
「ゴリライオンよ。やるしかないわね。」
リリは、身構えた。
ゴリライオンの胸に、穴が開いた。
一体、何が起こったんだ。
ゴリライオンは、光の粒となって、宙へ消えていく。
「やあ、やあ、君たち、元気してるかい?」
男は、言った。
丈の長い、白色の下地に、黒色のハッシュタグの模様のついた、レギュラーカラーシャツに、セミワイドのデニム短パンを履いている。
足が細くて綺麗だ。
三角顏で、アーモンドのような大きな目に、筋の通ったギリシャ鼻で、薄い唇をしている。
パーマの掛かった緑のボブヘアだ。
男の周辺では、ボールと、壁が宙を浮いていた。
「す、すごい、Cランクを一撃で倒すだなんて。速すぎて見えなかった。」
リリは、驚いた様子で、目を見開いた。
「じゃ、僕は行くよ。」
男は、去っていった。
「間違いない。本当に実在していたんだわ。」
リリは言った。
「あれは、一体?」
僕はリリと顏を見合わせて言った。
「詳しい話は、エイレーネ団の集会でわかるわよ。4月12日、土曜日に開かれるわ。あなたも、勿論来るわよね。」
リリは、きいた。
「うん。行くよ。」
僕は答えた。
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