第24話 スポットクーラー到着

 今日は、私の廃校にスポットクーラーが来る日となった。

 今朝起きると、私のスマホに真希ちゃんからのラインが来ていた。

「今日も行ってもいい?」

私は「いいよ!」と返信した。

 そして、朝食を食べ終わったときに、固定電話が鳴った。

「もしもし、田口 小百合です」

「すみません、お届け物です」

「すぐ行きます」

 私は電話を切って門のところまで行った。

 すると、大きな箱を配達員さんは二人で持っていた。

「どちらまでお運びしますか?」

「そちらの部屋までお願いします」

私は保健室のところまで荷物をお願いした。

 そして、配達員さんは荷物をそこの中に置くと、トラックまで戻った。そして、同じ箱を持ってきていた。

 そして、合計4箱と小さな箱を置くと、「お荷物は以上となります」と配達員さんは言った。

私が「ありがとうございます」と言うと、配達員さんは帰っていった。

「どんな感じなんだろう?」

私は小さな箱から開けた。

 すると、中にはスポットクーラーの何かの部品とリモコンが4セット入っていた。しかも、リモコンは4個とも綺麗だった。

 私は大きな箱を一つ開けてみた。

 中のスポットクーラーは中古品なので細かい傷は入っていたが、とても良い状態だった。

 そして、ほかの3台もとても良い状態だった。

 私はとてもお買い得だと思った。

 そして、動かないと元も子もないので、一台ずつ動くか確認した。すると、4台とも良く動いてくれた。

 そして、真希ちゃんたちと勉強をしている部屋と更衣室にスポットクーラーを一台ずつ置いていった。

 そして、真希ちゃんたちはこの廃校に来ると、真っ先にスポットクーラーの存在に気付いた。

「小百合ちゃんこれ買ったの?」

「うん」

「あと、これ何なの?」

「スポットクーラーと言って、部屋の空気を冷やす道具だよ」

「でもこんなの買って高くなかったの」

「エアコン買うよりかは全然安かったよ。しかも、これなら持ち運べるし、それに中古だったからお買い得だったよ」

「小百合ちゃん良かったね」

「うん、たぶん夏になったら売り切れてたからね」

「あと、小百合ちゃんはお昼食べた?」

「私はまだ食べてないよ」

「そうなんだ、私たちは食べたよ」

「それじゃあ私昼食食べてから行くね」

 そうして私は真希ちゃんに鍵を渡した。

 そして私は、昼食をとった。

この日の昼食は冷凍パスタだった。

そして、昼食を食べ終わると、スポットクーラーが無くなっていることに気がついた。

 そして、みんなが自習しているところにに行くと、自習室の外に盗まれたスポットクーラーが置いてあった。

「スポットクーラー持って行ったの誰?」

「小百合ちゃんごめんね」

そういったのは嶺衣奈ちゃんだった。

「まあ、今日は暑いけど、持っていくときは教えてほしいな~」

「分かったそうする」

「あと、勉強用の部屋にはいつも一台ずつ置いているから」

私はみんなが自習している部屋の中に置いてあるスポットクーラーに指をさした。

「今日つけてもいい?」

「今日だけ特別ね」

私はそう言って教室内にあるスポットクーラーの電源をつけた。

そのスポットクーラーから涼しい風がでてきた。

 そして、私は嶺衣奈ちゃんが持ってきたスポットクーラーを保健室に戻してからみんな勉強を始めた。

ちなみに、スポットクーラーのおかげで部屋は涼しくなっていた。

 勉強会が終わると、私たちはスポットクーラーと写真を撮った。

そして、今日は解散となった。


 翌日も学校はなかったので、私はテスト勉強をした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る