登場人物紹介その18 カイエン
第一章の登場人物です。
名前:カイエン
年齢:43才
性別:男
種族:人間族
使命:バルモア連邦三剣士として名に恥じない戦いをする。
職業:バルモア連邦軍兵士、剣士。
趣味:鍛錬。愛娘に剣を教える。乗馬。釣り。
好きなこと:妻と娘。鍛錬、剣術、釣り、熊神の祭り。
嫌いなこと:怠惰。
略歴
バルモア連邦の島国の一つで生まれ育つ。
地元の剣術道場へ通う。
剣士としての腕を上げていき、若くして師範代に任命。
道場主の娘と見合い結婚、道場を継ぐ。
ソルジェの父、ケイン・ストラウスと模擬試合で互角に競り合う。
バルモア連邦の内戦に、兵士として参加。
強敵を多く討ち取り、バルモア連邦三剣士に数えられる。
バルモア連邦が大陸侵出を画策、政治的には賛成ではないが義務として従軍。
アーレスと共に特攻してきたソルジェと戦闘。
ソルジェの左目を斬る。
戦死する。
将来の夢:娘の婿に強い剣士を迎えたい。
・見た目
黒髪の精悍な剣士。道場主でもあり、軍人でもある。身だしなみはきちんと整えていて、周囲の模範にならなくてはいけないと考えていた。手足が長く、年齢の割りにはスレンダーだが、それは鍛錬で脂肪が削ぎ落されていて、なおかつ筋肉質であったからこそ。
バルモア連邦の刀術における最高の技巧、『太刀風』を完成させようと他のバルモア連邦三剣士と共に腕を磨いていた。
・性格
厳格な剣士であり、周囲からの尊敬も厚いマジメな男。誰からも模範的な人物として評価されるような性格をしており、バルモア連邦軍からの評価は三剣士の中で最も高い。
バルモア連邦内部の内戦で多くの同胞も手にかけており、そのことを悔やんでもいる。
剣術は好きであるが、戦は好きではない。
平和な状況であればガルーナ王国にやって来て、ソルジェの父親ケイン・ストラウスとまた試合をしてみたいとも願望していたが、再戦は叶わず、ソルジェとの戦いになった。
・武器
バルモア製の頑丈な長刀。
バルモア式剣術および刀術。
ソルジェの左目を奪った技は、ソルジェに真似られ修得、それを完成させられることになります。ソルジェは母親からバルモア連邦の血を継ぎ、カイエンたちからはその技を見て真似ることで継いでもいます。
・家族
妻と娘がいる。娘は二章で登場。
カイエンの世界観
カイエンにとって世界は道場と同一です。己を鍛錬し、技術を磨き続ける場所という認識になります。
剣士として正しく生きることが、その世界において最良の行いと認識しています。戦いの武器でしかない剣術ですが、あまり器用な性格をしていないカイエンにとっては自己表現のための唯一の方法でもありました。
より強く、より正しく剣術を行い続ける。可能な限り、長くを。
それがカイエンの生き方であり、世界がもし平和であればその生き方を全うしました。
戦乱の世の中でなければ、婚約者のいないストラウス家の四男棒にあげようとしたものがあったかもしれません。
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