登場人物紹介その19 魔王ベリウス
名前:ベリウス・ウル・ファーネ・ガルーナ
年齢:39才
性別:男
種族:人間族
使命:ガルーナ王、『国内における』全種族との共存、ガルーナに富みを。
職業:ガルーナ王。
趣味:狩り、登山、剣術訓練、外交。
好きなこと:発展、改革的な行い。
嫌いなこと:古いしきたり、限界。
略歴
ガルーナ王の子として生まれる。
ファリス王国に留学する。
ガルーナ竜騎士団、ファリス騎士団と共に前線に赴く。
騎士としても活躍する。
ファリス王国の有力貴族の娘と結婚。
王族としてガルーナ国内の商業の活性化に尽力する。
亜人種に対する人間族の迫害がガルーナ国外で増える。
いくつかの法律を変えて、国外からも亜人種商人を招く。
亜人種の保護が政治的なテーマになっていく。
亜人種から慕われ始める。
ガルーナ王の座に就任。
東方勢力との戦争を行う。
東方亜人種勢力と結託、海上に商業的なルートを持ち始める。
『亜人種びいきの魔王』と呼ばれ始める。
東方勢力の拡大に警戒心を抱き、同盟の強化を画策。
ストラウス家の長女とファリス貴族との縁談をケインに持ち掛ける。
ファリスとの同盟強化に成功。
ケイン・ストラウスを各国に派遣、国内にも外国からの要人を招き、外交を積極化。
東方勢力、内紛の果てに統合に成功、バルモア連邦樹立。勢力が急拡大していく。
バルモア連邦とのあいだに経済摩擦が深まる。※ガルーナと結束している亜人種商人の存在がバルモア連邦の商業的ライバルになっていた。
ガルーナの東部の亜人種商業勢力、バルモア連邦からの攻撃を受け始める。
バルモア連邦、大陸沿岸の一部に侵出。多くの亜人種の村や集落を焼き払い占拠。
亜人種の難民をガルーナは受け入れる。
ベリウス王、ファリス王ユアンダートにも亜人種難民の受け入れを提案、受け入れられるも……ファリス王国国内、亜人種難民の受け入れに拒絶反応を示す。※仕事を奪われる、治安が悪化する、そもそも亜人種が嫌いである、外国人が嫌いであるなどの理由から。
バルモア連邦との小競り合いが増え、互いの勢力の軍隊や町を攻撃し合う。
バルモア連邦、ガルーナ軍から受けた被害に怒りを抱く。国内勢力が団結し、本格的な大陸侵出、ガルーナ打倒を目指す。
圧倒的な物量の前にガルーナ王国軍崩壊。
ファリス王国軍に貴族や国民の受け入れを要請。
ファリス王国軍、義勇兵を送る。
ベリウス王、残った家臣と共にバルモア連邦軍との最後の決戦に挑もうとするも、ファリス王国の義勇兵に裏切られ暗殺。名誉の戦死はならなかった。
ベリウス王の家族、ファリス王国内で暗殺される。ベリウス王の血筋は完全に断たれる。
敗戦後のガルーナ王国、ファリス王国とバルモア連邦で分け合うように支配されるも、領土の分配でもめ続ける。ガルーナ王国、住民の大半を虐殺される。両国の植民地にされ、両国から移民が入植。亜人種の難民もときおり流れ着き、住みついている。※住民はほとんど一新された。
将来の夢:ガルーナを次世代に託す。より発展したガルーナを目指す。北海貿易を成り立たせる。周辺諸国との安定的な平和の構築。
・見た目
厳つい顔面をした長身の人物。筋肉質である。威厳に満ちていて、態度は尊大。
・性格
北方の野蛮な国であるガルーナを発展させたいと考える知性の持ち主。自分の思い通りに国内を変えたいと考えていた。
実力主義者であり、人種差別の意識が皆無。有能であれば、ガルーナの得になるのであれば、種族も国籍も問わない。
見た目の厳つさに反して賢さは十分にある。
ただし、自分が決めたことは必ず成し遂げようとするガンコさがあります。
・武器
剣術は達人並み、武芸百般。ガルーナは王であっても最前線で戦う戦士です。
軍略、多くの戦争を勝ってきました。竜騎士団の強さと、亜人種から成る義勇兵たちとの連携で攻撃的な戦術を得意としています。
・家族
自らの血筋にまつわる者は大半がファリスとバルモア連邦により暗殺。
ストラウス家はガルーナ貴族の一員であるため、ソルジェは縁戚になります。
ストラウス家長女、マーリア・アンジューを帝国が処刑しなかった理由は、アンジュー家がファリスに長らく仕えた古い貴族であり政治力が強かったことと、マーリア・アンジューの息子をバルモア連邦と取り合い状態になっているガルーナの掌握に使えるとユアンダートが考えたこと、ファリス内で亜人種の血を引く貴族を処刑する流れが起きていた一方で、人間族の貴族まで手にかければ求心力が瓦解するとユアンダートが警戒した結果です。
ベリウス王の世界観
ベリウスにとって世界は挑むべき課題です。亜人種との共存も、周辺諸国との摩擦も、国内の発展も、魔王ベリウスにとっては命がけで成し遂げるべき課題でした。
多くに成功し、多くに挫折してもいます。
多くの課題と戦い続け、その一生を捧げました。
裏切られて暗殺される瞬間は運命に失望もしましたが、希望を捨てることはありませんでした。
人はどんな絶望的な状況でもあきらめるような動物ではない、ベリウスはそれを確信しています。
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