登場人物紹介その15 アーレス

第一章、序章部分から出ています!!


名前:アーレス

年齢:三世紀生きている。250~300才。

性別:男

種族:竜 ※グレートドラゴン。『耐久卵の仔』。


使命:グレートドラゴンとして弱い竜をせん滅し自らの血で新たな王朝を建てる!

職業:竜、ストラウス家の竜。

趣味:鳥たちと遊ぶ。鳥たちと会話する。ソルジェを育てる。昔話をする。


好きなこと:女。昼寝。ガルーナの空を鳥と並んで飛ぶ。『竜騎士姫』。

嫌いなこと:帝国、バルモア連邦、敗北、悪人、卑劣さ、裏切り。



略歴

三世紀前のガルーナ王国に生まれる。


『耐久卵の仔』であったため、疎まれる。※他の竜と戦って殺すことが使命であるため。竜騎士団を壊滅に追い込むリスクもあったからです。


『竜騎士姫』と出会う。


『竜騎士姫』の竜となり、戦場で活躍する。


『ゼルアガ/侵略神』の一体と戦う。※『ゼルアガ/侵略神』は異世界からこの物語の世界にやってくる神々です。事象や物理法則さえも歪めてしまう権能という力を持っており、ゼルアガから干渉されなければ、ヒトはゼルアガを認識することさえできません。


『竜騎士姫』、ゼルアガの権能により『この世界から存在ごと消える』。※生きていたこと自体が無くなりかけています。存在そのものを消し去るという能力をもったゼルアガだったからです。『竜騎士姫』の名前は伝わっていません。それも消されています。


アーレス、ゼルアガを倒して名を示す。


『竜騎士姫』の血を引くストラウス一族の竜として長い戦いの日々を過ごす。


姫と同じ色の髪をしたソルジェに興味を抱き、教育に力を注ぐ。


バルモア連邦との戦いで戦死。


角はソルジェの竜太刀となり、魔力の一部はソルジェの左目の『魔眼』となり、遺言はソルジェの人生の目的となる。




生前の夢:ソルジェを最高の竜騎士に育てる。セシルを女竜騎士にしてみたい。




・見た目

年老いた竜です。ゼファーと同じく、漆黒の体に金色の瞳を持っています。その全身には戦いで負った古傷だらけです。

尊大な態度を取り、竜らしく自分以外のことを見下しているところがあります。



・性格

老いた皮肉屋。知性は高く、常に冷静です。

大切にしているのは騎士道。ストラウスの剣鬼たちと共に敵の群れに突っ込んでいき、全力で戦い抜くことを何より楽しんでいました。


ストラウス家の子供を育てることも多くあり、子供も嫌いではありませんが、うるさかったり走り回ったりする部分までは好きではありません。


強さを尊び、戦いで死ぬことを誇りとしてはいます。


ガルーナが滅びたことそのものは『しょうがないこと』ともあきらめがついていましたが、ファリス帝国の裏切りは許せません。裏切りでアーレスが神聖視し命を捧げる『戦い』を穢したことが許せません。


そして、ストラウス家の女と子供を死なせることになったファリス帝国への怒りと恨みは計り知れないものがあります。


アーレスが三世紀に渡って守り続けてきた大切なものの全てが、同盟関係にあるファリス帝国に裏切られたことで失われたのです。


戦場で事実上死亡したソルジェに、自分の魔力を注ぎ込み蘇生させました。そのとき竜の魔力がソルジェの左目に宿り、『魔眼』となっています。


『裏切り者のファリスを滅ぼせ!』がソルジェへの遺言でり、ソルジェのそれからの日々における最大のテーマになります。




・武器

爪、牙、しっぽ。老獪な技巧を宿した打撃により、敵を打ち砕いて回ります。


炎。『火球』、『ブレス』などを使いこなし、敵の群れを焼き払います。魔術と呪術にも長けていて、およそ人が扱える全てのものを使えました。


飛行能力、老獪な知識。熟練の飛び方により、最小限の力で最大限の飛行能力を生み出せます。羽ばたきよりも翼を大きく広げて、風に乗るようにして飛ぶことを好みます。


死んでも竜太刀に宿って戦い続ける執念深さ。死んだ今でも竜太刀の一部に宿り、ソルジェと共に戦い続けています。竜太刀の鋭さや硬度など、アーレスの感情により、竜太刀の形質は強化されることがあります。


第一章時点の竜太刀は、アーレスの魔力が強すぎて扱いにくさがあるため、『氷の魔石』を素材に使うことで無理やり性能を低くしている状態です。



・家族

『竜騎士姫』の血を引くストラウス一族。

自分の子孫たちで構成されていたガルーナ竜騎士団。

孫、ゼファー。



アーレスの世界観

昔のアーレスには世界は呪われたものに見えていました。

『竜騎士姫』と組むことで、世界に多くの守るべきものが生まれ、世界は変わっていきました。

『竜騎士姫』が消えたあと、アーレスにとって世界は『見守り続けるべき』ものです。寿命の限り見守り続けることを望み、それ以外は自身のプライドのために動くことがあるかどうかくらいです。


年を取ってからは、世界は『次の世代に託すべきもの』だという認識も深まっていました。



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