鬼世界の田原総一朗、走馬灯の憂鬱
桃山台学
鬼世界の田原総一朗、走馬灯の憂鬱
田原総一朗は、どうも、鬼の世界に転生したらしい。
と、最近の若者がよく使っていた「転生」という概念に寄せて表現してみたものの、この鬼だらけの世界への移行は、「転生」というよりは、むしろ、死に向かってのステージを、あたかも双六のマス目を進むかのように、ひとつ進んだということなのかもしれない。いわば「三途の川」にあたるようなステージであって、生と死の境目にあるものなのかもしれぬ。人間としての「生」の段階があって、「死」の世界、黄泉の国のようなものがあるとして、その狭間に、いま総一朗のまわりにひろがっているこのような世界が、結節点のような形で存在しており、そこに、たどりついているのかもしれない。
ついさきほどまで、朝まで生テレビの収録をしていたのだ。もっとも、さきほどまで、というのは総一朗自身の意識感覚であって、実際のところはどうなっているかわからない。あれから、もうすでに何年も、あるいは何百年も経っているのかもしれない。ここに、この世界に、時間という観念があれば、の話ではあるのだが。
まあ、そもそも「番組が無事に終わって、眠るように死んじゃっているのがいい」と言っていたのは自分なのだ。その言葉通りになったということなのか。とすれば、やはり言霊の力はあなどれない。思ったことは、たいがいかなえられるのだ。
確か、収録がすんで、お疲れ様です、とディレクターから言葉がかかったのだった。それは覚えている。その後、さすがに疲れたので、ほんの少しだけ、と机に突っ伏した、ような気がする。そして、気がつけばここにいる。ここは、スタジオではもちろんないし、巧妙にできたテレビ局のセットでもないことは明らかだ。テレビセットの張りぼて感のようなものが全然ないことでそれは感じ取れる。そして、自分が夢の中にいるのではないことは、わかる。これだけは確かにわかる。なぜかというと、夢であるならば、どこかに夢の手触りのようなものを感じていたのだが、それがないからだ。あきらかに異世界に来ている。おそらく、生身の人間としては往生しているのだろう。年齢からして、そう考えざるを得ない。
大勢いる鬼たちは、人間とどうも近いようだ。会話をしている。鬼語なのかどうかわからないが、その内容はなぜか総一朗にはわかる。自分もそれがしゃべれるような気持がする。思い切って、親切そうに見える鬼をつかまえて聞いてみる。ここは、どこなのか、何のために、自分はここにいるのか。わかったら、教えてくれ。
幾人というか、幾匹というべきか、鬼たちから得た情報をもとにして推察を試みてみると、この場所というか、このステージは、そこに連れてこられた人間にとっては、本来であれば、紆余曲折もあった人生だった、としみじみと振り返ることを目的に作られた舞台であるようなのだ。飛行機に例えれば、生から死に乗り換えるための最後のトランジットのような場所。するとあれか、滞在するのは49日なのだろうか、と総一朗は仮説を立ててみたが、鬼たちにそれを当ててみても、首をかしげるばかりで、そもそも、ここでは一日という概念がないらしいのだ。
ひとり、聡明そうな鬼がいるのを見つける。話していて、他の鬼に比べて、抽象概念を把握する能力に長けているように感じられたので、疑問をぶつけてみた。
「もしかすると、あんたの走馬灯を作っている最中かもしれないな」
とその鬼は答える。
「あんたの場合、あまりに人生が波乱万丈だったから、普通の人であれば簡単に作れるところ、編集に時間がかかっている、ということは考えられる。あんたのここでの滞在というのは、その時間稼ぎのためではないかな」
礼を言うと、その鬼は後ろ手を挙げて去っていった。
走馬灯? まあいい、これまでの人生、どこであっても、とことん、好きなことを楽しんできた。面白いことを追求してきた。好奇心を持って、話を聴いてきた。ひとことでくくると、そんな人生だった。このステージは、野球にたとえるのならば、9回の裏が終わって、延長戦をしているようなものなのだろう。本物の「死」までは、案外わずかな期間しか残されていないのかもしれないが、とことん、いまできることをやってやろうじゃないか。
そういうわけで、田原総一朗は転生した鬼の世界で動き始める。座して死を待つ気にはなれない。人生の延長戦に入ったからといって、それまでの戦い方を、生き様を変えるようなことはしたくない。
それでこのところずっと、鬼たちの話を聞くのが習慣になっている。生きている間は、一日に4件から5件は人と会って話を聴いていたものだが、とにかくここでも、そんな感じで予定を入れている。鬼、も人と同じく、千差万別だ。話を聴いていて興味は尽きない。そんなふうにしていると、生前と同じく、まったく暇がない状態に陥っている。どうも、この世界でも、生前の行いというのは引きずるものらしい。以前と変わらない日常がここにあるような気がする。時、という概念がここでは希薄だ。それに、この世界、なんと曜日がないのだ。とはいえ、それほど不自由を感じることではない。なにせ、生きている間、休みは、一年に一度、1月2日だけでよかったのだから。働くのはまったく苦にならない。そもそも、面白いことをやっている、ほうが先に来て、働くとか、それに伴う対価、という概念があまりなかったのだ。鬼の世界で金銭的な対価が得られるとは思えないが、そんなことはどうでもいい。退屈よりはハードワークのほうが、ずっといい。
知れば知るほど、鬼の世界も、まことに興味深いことがわかってくる。鬼の世には、人間社会とはまた別の論理があり、プロトコルがあり、原理があるようで、興味はつきない。鬼たちの本音が知りたい、という思いは、人間世界で人間の本音を追求していたときといささかも変わらない。
話を聴くだけでなくて、だんだんと、得た成果を鬼の世に知らしめたい、という思いが湧いてきている。もちろん、鬼の世界には人の世にあったような、いわゆるメディアというものがなく、ユングのいうところの集合的無意識のような感じでもって、潜在意識のネットワークを用いて、鬼たちの間で情報が共有されるようなしくみになっているようなのだが。
やりたいことは、次から次へと出てくる。人間世界のことを鬼の世界にあてはめることもできるし、逆もまたありそうだ。とはいえ、鬼の世界の原理を人間世界にあてはめることは、輪廻でもしなければできないのだろうが。死のフライトに向けたトランジットかもしれないが、悪くない状態だ、と田原総一朗はひとりごちる。
他の人間もまた、いくばくかはこの鬼の世界に転生しているらしい。しかし、どうも彼等は、ずっとサラリーマンでもやっていたのか、鬼に何らかの仕事をやらされているようなのだ。それは苦役でしかないだろう。やはり、自分で考えて行動しなければ、本当の意味での幸せはないのだ。もしかすると生きているときは「地獄」という概念で把握していたかもしれないこの鬼の世界で、人間が幸せを求められるかどうかは別にして。そうだ。人のいう通りのことをやらされる仕事ほど、つまらないものはない。
鬼たちのうわさを聞いていて、ある青鬼に、話を聴いてみたいと思った。ツノが特徴的な、独創的な能力を持つ青鬼らしい。話を聴くために、その青鬼が住んでいると目される洞の前で、待ち伏せてみた。10日間ぐらいは待つつもりでいたが、3日目にその青鬼が現われたので、話を聞かせて貰いたいと言ったら、おまえは人間のくせに面白いやつだな、といわれた。それから、サシで話をした。とことん、腹を割って話した。だんだんと、その鬼に気に入られていくのがわかった。おとぎ話の、こぶとり爺さんが鬼の前で踊りを踊って気に入られたときの気持ちが少しわかったような気がする。そのうち、おい、おまえがここでやりたいことはなんだ、と鬼が聞いてきた。
自分が、この鬼の世界でさまざまな鬼から話を聴いてまとめた考えを、鬼の世界に向けて発信したいのだが、と相談をすると、存外なことに、じゃあ、やってみろ、という。オレが紹介してやろう、と。オレはなんとかしていまの閻魔大王をその座から引きずり下ろしたい。あいつが大王になってから鬼の世界がおかしくなっている。それに、おまえは何かしら役に立つような予感がする、と青鬼はツノを何度も撫でた。
そこから、道が開けていく。その過程で、田原総一朗は、何かデジャブを見ているような感覚にとらわれる。どこかで、こんなことを経験したことがあったような気がするが定かではない。どうも最近、人間世界でのことを、あのころの記憶を、忘れつつあるような気がする。いままでは、記憶に関しては絶対的な自信をもっていたのに。おそらく、この鬼の世界に移行してきて、何かが失われつつあるのだろう。この世界で進んでいるのは、そういうプロセスなのかもしれない。何かを手放しながら、別の何かを得ていくようなプロセス。生の記憶を失いながら、死の世界での何かを見えない形で得ているのかも、と総一朗は考える。
ところが、である。とんとん拍子に進むかと思われたのだが、やはり、というべきか、人間世界と同じ、というべきか、すべてが順風満帆には進まなかった。その、集合的無意識への最初の放送というか、最初の回を流したところで、赤鬼たちにつかまって、幽閉されてしまったのだ。総一朗はまたもやデジャブに襲われる。生きていた頃と類似するようなことがらが、ここでは位相を変えて起こるようになっているらしい。まあ、自分の走馬灯を作っている過程であるのならば、そういうことが起きることはしかたがないことかもしれぬ、と閉じ込められた牢屋のような場所で納得しようとする。生きている頃、眠った時に、夢が意識下の何かを整理していたのと同じく、人生の総決算にあたる作業を、何かしらここの舞台裏でやっている途中なのだろう。しばらくすると、どういう作用が働いたのか、総一朗は釈放された。
ここにきて、鬼の世界での教養というか、知識がずいぶんと蓄積されてきたように総一朗は感じている。転生してきてから、何日が経ったのか、何週間が経ったのか、何年が経ったのか。ここでは、そもそも、時間という概念がない。話を聴く鬼の数が増えるにつれ、ネットワークとでもいうべきものの広がりが出てきた。やはり鬼にも人間と同じく個性があり、力量があり、影響力がある。その影響力のある鬼の紹介がネットワークの形成にとって有益だというのは、人間社会とあまり変わらないようである。類は友を呼ぶ、というが、面白い人間のまわりには面白い人間が集まる。同じく、面白い鬼のまわりには、面白い鬼がいる。
誰の人生にも浮き沈みがある。振り返ってみると、田原総一朗の人生もまた、そうであった。家族には迷惑をかけた、と田原総一朗は反省している。いわば、仕事人間だった。でも、そういう時代だったのだ。昭和一桁生まれというのは皆そういうものだった。でもまあ、先だった二人の妻は、学生時代から好きだった彼女とのデートをどう思っているのか。そういう若干の罪の意識もあってか、もうそちらのほうの欲は湧かない。残っているのは、知識欲だけだ。好奇心、知りたいという気持ち、そういう本能のほうは、最後まで、あるいは死んだ今となっても、枯れないものらしい。
鬼の世界でも、食べ物や飲み物もあるようだ。ところが、ここにきている人間は、そういうものは必要がないらしい。食べなくとも、飲まなくとも、なんともない。もちろん酒もあるのだが、どうも鬼の酒を人間が飲んでしまうとまずいことがおこるらしい。生前は、酒もあまり飲まなかったし、グルメでもなかったから、仕事さえしていれば、食事が粗末なことや、酒が揃っていないことは苦にならない。そういう意味でも、この世界は自分に向いている。
「あんたはね、逆恨みも含めて、人間たちの恨みを買っただろう。そういう人間たちが投げつけた恨みが多いから、ここにいるんだ」
あるとき、あの青鬼がそっと教えてくれた。
「ただ、あんたがそれを、私利私欲でやっていたのなら、苦役をさせられるところだが、あんたが損得というモノサシで動いてないことはわかっている。だから、ここで、好きなことをしてられるんだ」
自分は不器用だった。でも、運に恵まれた。いや、因果関係はあるのだろう。鈍い歩みでも、根気をもって取り組んできたことだけは胸を張っていえる。全力で投げ、どの打席でもフルスイングをしてきた。あの人生は、その結果だったのだろう。それが、地獄かもしれぬこの鬼の世界でも評価されるかどうかは別として。
あの青鬼から声がかかった。
「あんた、そろそろ出番だぜ」
どういうことなのか。
「実はな、あんたがこの世界に来た意味は2つあるんだ。あんたにとって、この世界がどういう役割を果たすか、ということと、この世界にとってあんたがどんな使命を持っているか、という2つだ」
よくわからない。その使命を果たしたら本当の死を迎えられる、ということか。
ある赤鬼がやってきた。あまりいい感じがしない奴だ。
「おい、人間。おまえ、変なことをやるんじゃないぞ」
何のことかわからない、というと、閻魔大王様のことだ、という。
「おまえ、あの青鬼に、このままじゃお前は次の閻魔大王になれない、とか焚きつけたそうじゃないか。閻魔大王様はいまの方のままでよいのだ。これはな、おまえが死の世界に行くときによいランクに上がれるための札だ。持って来てやったから受け取るがいい。そのかわり、いらぬことをするなよ」
腹が立った。はたして、鬼に対してそういう態度に出てよいものか、下手をすればひねりつぶされるような気はしたが、ひねりつぶされようが、何をされようが、自分はおそらくもう命を生き切ったわけであり、恐いものはない。断固として、受け取らなかった。赤鬼は、驚いたようすであったが、「死の世界で永劫に後悔するがよい」と捨て台詞を残して去っていった。
そのうち、閻魔大王がやる会議のようなものに出ることになった。あの青鬼たちが画策したようだった。どうも、司会役をつとめろ、ということらしい。共同潜在意識を通して中継されているらしいその会議で進行をする中で、おかしい、と思うことがあった。閻魔大王にそれを質問したら、絶句してしまった。その様子が、この世界中に中継されたようだった。
閻魔大王が、交代したという噂が伝わってきた。青鬼がやってきて、よくやってくれた。あの質問は、あんたしかやれないものだ。あんたはこの世界でも唯一無二の存在だ。われわれの世界はこれでよくなる、いや、おれたちが良くしていく。鬼の世界での良いこと、というのが善悪でないことは推察がついたし、どのようなものが良く、どのようなものが悪いかはわからないが、少なくとも青鬼とその仲間たちにとって、自分はある役割というか、使命を果たしたのだろう、と総一朗は安堵する。
その日は宴会だった。飲めない総一朗も飲んで、酔って、肩を組んで鬼たちの歌につきあい、ダンスのようなものを踊った。90歳を越えて、と思うが、身体は軽いのだ。人間の肉身とは関係のない、概念だけのここは世界なのかもしれない。
さらには、審査員みたいなことをさせられることになった。人間の世の中にいた時は、本を出しても賞とは無縁だった。それを今、自分が審査する立場になっている。賞を与える立場になっている。しかし、鬼たちから寄せられた作品らしきものを読んではいるが、ひどいものばかりだ。全部の作品ではなく、いくばくか鬼が選別はしているのだろうが、それでも数はある。なんなんだ。転生だとか、異世界だとか、わけのわからんものばかりだ。文章は滅茶苦茶だし、考え方が甘すぎる。しかし、中には下手だが熱意だけは感じられる作品もある。かつて、というか生前の若い頃、自分も小説家を目指したことがあった。この中の、何人かはかつての自分なのだ。こいつらがこの仕事に向いてない、ことはわかる。しかし、それを指摘してやるべきなのか。向いていないことに労力を注いでいることになるのだから、「君、それは努力じゃなくて、徒労だよ」と言ってやるべきなのか。あるいは、賞を与えることで、報いてやるべきなのか。
そうこうしているうちに、なんだか、舞台が整ってきたようだった。そういう雰囲気が鬼たちから伝わってきた。そうか、この世界から次のステージに進む段階に来たのだ。とうとうそういうタイミングがやってきたのだ。
ある場所に呼ばれる。そこはまわりが全部観客席になっているような舞台である。スポットライトが当たっている。新しい閻魔大王となったあの青鬼を始め、さまざまな鬼、地獄の亡者たちが円卓についている。そして、司会者の席は、どうも自分のためにあるらしい。
つまらないことは、やりたくない。おもしろいことだけを、やりたい。そういう流儀でもって、人間の世では生きてきた。この鬼の世界でもまたそれを貫いた。だから、後悔はない。
観客席を見回すと、人間の世界で縁があった人々がどうも全員そろっているようだ。ものすごい数だ。こんなにも多くの人々と、自分は縁を結んできたのだ。そして、観客席の外をみると立ち見というか、これまた大勢の人々がいる。見覚えはない。しかし、自分のほうをみて関心を示している。ああ、そうか、メディアを通じて自分を知った人々が集まって来てくれているのだ。テレビを通じて、何らかの影響を彼らは自分から受けたのだろう。おそらく、何万、下手をすると何十万という数である。中には名前だけを知っているような人もいるかもしれない。
観客席のようなところには、亡くなっている先輩たちや同胞もいるから、ここはやはり異世界なのだろう。あるいは、幻影であって、これはすべて夢かもしれない。先だった二人の妻がいるし、あの女性もいる。三人が並んで座っている。いっしょにかりんとうのような菓子を分け合っている。そして、ここに至って、どうやっても固有名詞を思い出せないのだが、人間世界では知らない人のいない、あの人も、この人もいる。これほど大勢の、さまざまな人々と、自分は関わって生きてきたのだ。
舞台が、ゆっくりと、回り始める。もしかしてこれは、この世界全体が、自分の走馬灯であったのか。そして、舞台では、自分の今後の魂の行方が議論されるようだ。すでに、議論が伯仲するような雰囲気が漂いはじめている。司会者席につき、これまでやってきたように、進行をしていく。議論を進めていく。楽しいじゃないか。これが、自分の天職なのだ。いや、いまは地獄職とでもいうべきなのか。議論が次第に白熱してゆく。だんだんと恍惚感さえ生じてくる。ああ、これがやはり自分の使命だったのだ。ふと見上げると、空は青くなく、ほんのりとベージュ色をしている。
このまま、延々と議論をつづけるのだろうか。望むところではある。それが、今世で身につけた技量の中で、自分のもっとも得意なところなのだから、地獄の審判か何か知らないが、こうなったらとことん、走馬灯の回転はいよいよ速くなっていく。朝まで、やってやろうじゃないか、と田原総一朗は覚悟を決める。回転は、いよいよ速くなる。
まあ、はたして地獄に朝がくるのかどうか、定かではないのだが。
了
参考・引用文献:
『90歳まで働く』田原総一朗著
株式会社クロスメディア・パブリッシング発行
鬼世界の田原総一朗、走馬灯の憂鬱 桃山台学 @momoyamadai-manabu
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