第23話
「やぁーッ!!!元気にしているかい?」
元気よく生徒会長が僕の元へとやってくる。
「鈍感な君のことだ!予定外、想定外の好意の数々に疲れてしまっているのではないかい?ん?」
生徒会長が随分とウザったい態度とテンションで僕へと話しかけてくる。
「それだけじゃない……父親を殺され、母親を自分の手で殺した君の思い……悲しみ、怒り。それらは君の中でくすぶっているんじゃないか?」
まるで僕を怒らせたいかのような生徒会長のその言葉。
「はぁー」
僕はこの後に続く生徒会長の言葉をなんとなく想像出来てしまい、ため息をついた。
「そんな思いをこのッ!!!私の熟れた体で発散しないかい!?道具のように!ゴミのように!……どんな使い方をしてもらっても構わない!いや!むしろひどい扱いをしてほしい!はぁ……はぁ……はぁ……」
息を荒らげ、発情しきった表情を向けてくる。
既に自分の服を魔法で燃やし、全裸状態となって、僕の方へと迫ってくる。
「そんな気分じゃないんだけど……」
それに対して僕は素直な心の内を吐露する。
……今、誰かを抱きたい気分ではない。
「そんな気分を私で発散するんだよ!」
生徒会長が生意気にも僕に対して強気に出てきて、そのまま押し倒してくる。
「舐めんな」
「はぁん!!!」
僕はそんな生徒会長を逆に押し倒し、おっぱいを蹴り飛ばす。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「ふん。良いよ。どうせ。暇だしね。乗ってあげるよ」
自分の服へと手をかけ、サクッと脱ぎ、生徒会長の方へと体を倒す。
生徒会長の熱い体温が僕の素肌へと伝わってくる。
「ふふふ」
それに対して生徒会長は嬉しそうな笑い声を漏らし、僕の首へと両腕を伸ばして抱きついてくる。
「頼むから居なくならないでくれよ……?私のご主人さま」
そして、耳元でそう囁いた。
「ちっ」
僕は舌打ちを一つついた後、自らの複雑な感情をぶつけるかのように生徒会長の体を激しく貪った。
「あぁーん!」
真っ昼間の一室で、生徒会長の喘ぎ声が響き渡った。
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